家族葬エピソード177:「たくさんのお花で華やかなお見送り」

故人様は定年まで校長として勤めあげた、80代の男性でした。
ご家族は、喪主の奥様と、今回、コロナの影響で帰ることが出来なかったご長男様とご長女様。
お式は、ご親族様のみご参列で、一般の方にはお参りしていただき、ご散会していただく形になりました。

祭壇と式場には沢山のお花で華やかなお見送りとなりました。
故人様は、生前に、本山より、生前法名をいただいておりました。
奥様が「主人が研修へ行き、生前法名をいただいて来たようなんですよ。色々と熱心だった人だったので。」と教えてくださいました。

お式も滞りなく終わり、最後に義弟様からのご挨拶がありました。
奥様に代わり、皆様へ感謝の意を伝え、その後、故人様に向け、弔吟を贈られました。
故人を偲び、追悼の詞でした。
再度、皆様に挨拶をされてから、故人様とのお別れとなりました。
沢山のお花をお柩に手向け...奥様は「お父さん!お父さん!私はお父さんだから...ずっと一緒に居れたんよ。お父さん!」
何度も声を掛けながら、お顔をさわったりしている奥様。
小さな背中を震わせている後ろ姿。

通常であれば、ご長男様やご長女様家族も一緒にお別れするはずが、帰って来たくても帰れない。
普通の事も今、出来ない。
奥様はどんなに心細い想いだろうかと、その光景を見ていて感じとれました。

火葬後に、会館にて、還骨のお経が上がりました。
まだまだ暑い、夏の日でしたが、奥様は温かいお茶を飲まれて、「ありがとう」と
優しく微笑んでくれたお顔がとても印象的で忘れられません。

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家族葬エピソード176:「心のこもったお手紙と折鶴」

故人様は100歳の女性でした。

喪主様と御兄妹は「大往生だったね」ととても穏やかな表情をされていて、私達スタッフにも笑顔で思い出話をしてくださっていました。

しばらくしてお孫様家族が到着されました。
3人のお孫様と4人のひ孫様が揃い、式場も賑やかになり皆様も嬉しそうにお相手をされていました。

そんな中1人のお孫様が『柩の中に納めたい』と、お手紙を書き始めました。するともう1人のお孫様が折り紙で鶴を折り始めました。一生懸命折っているのですが中々進まず、隣の方が手紙を書き終えても、鶴が折れませんでした。
「一緒に折って良いですか?」とお声をかけると、嬉しそうに頷いてくださいました。
おばあ様の思い出話をしながら折鶴を折っていると、お手紙を書き終えた方も加わり一緒に数羽作ることができました。
「せっかくなので、お別れまでの間飾っていてもいいですか?」と尋ねると、お二人とも「いいんですか?」と喜ばれていました。
ただ、もう1人のお孫様は到着した時からどこか硬い表情で1人でポツンと席に座っていました。
誰とも会話する事もなく。
気になってはいたものの、お話しできないまま葬儀がはじまりました。

お式も進み閉式を迎えるとき、急遽1人の女性が「おばあちゃんにお別れの言葉を言っていいですか?」と立ち上がりました。
それは、あの硬い表情のお孫様でした。
「いいですよ。どうぞ」と担当者がご案内すると、頭を下げ柩のそばにむかいました。
足元が少しふらついてしまい、私達スタッフが駆け寄ろうとしましたが、2人のお孫様が付き添ってくださいました。
2人に支えられながら震える声で話し始めました。
「おばあちゃん。私はずっと元気なおばあちゃんと疑わずにいました。少しふらつくと言っていたのに。入院しなければいけないくらい身体は弱っていたのに。その時、私が病院に連れて行ってたら今でもおばあちゃんと一緒にいれたのに。ごめんね」と。

(ずっと硬い表情だったのは後悔の念にかられていたからなんだ)とお孫様の気持ちを思うととても切なく胸が締め付けられました。

お別れの時も涙が止まらずにいたお孫様に親族の皆様が「あんたのせいじゃないよ。大往生なんやけん」ととても優しくそして明るく慰めていて、お孫様も少しだけ表情が和らいでいました。

良かった...
そんな様子を見ていた私達もホッとした気持ちになりました。
ずっと辛かった思いがこの日少しだけ和らいだようでした。

最後にお孫様達の心のこもったお手紙と折鶴、そしてお別れの言葉を添え出棺となりました。

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家族葬エピソード175:「大切なお別れに立ち会う貴重な経験に感謝」

喪主様親族様、皆様甥っ子姪っ子様達だけのご葬儀でした。
実子様はいらっしゃらないと言う事でしたが、皆様、故人様ととても交流が深かったようでした。
カラオケが大好きで衣装を着てステージに立って歌うことがなによりの楽しみだったこと、ビール、お餅、うなぎと食べたり飲んだりすることも大好きだったと色々なお話しをさせていただきました。

その中のお一人の姪っ子様が、2年前にお母様を亡くされうちでご葬儀をあげて頂いたかたでした。
「母の時にこちらでお世話になって、とてもよかった。あの時はありがとう」と私のことも覚えて頂いてました。
「叔母が悪くなってぜひまたお願いしたいと思って連絡したのよ!今回もよろしくね」とお言葉をいただきました。
少人数でのご親族とご友人での儀式となりました。

最後のお別れの際には「祭壇のお花で柩がいっぱいになるかしら?」と心配をされてましたが、いざお花入れになると溢れんばかりのお花でうめつくされました。
皆様も大変ご満足いただけたようでした。

故人様は、とても小さな可愛らしいお顔をの方でまわりに手向けられたお花のせいもあってか、幸せそうなにこやかなお顔に見受けられました。
「あっちに行ったら皆とあえるよ!」と口々にお声をかけられていて、悲しみより、いたわりや優しさを混じるお別れとなりました。

誰かが、亡くなり、誰かが、見送る、当たり前の大切さを大事にしていきたいと思い、ひとつひとつの大切なお別れに私達は立ち会うことができる貴重な経験をさせていただけている事に感謝したいと思っています。

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家族葬エピソード174:「コロナ対応に配慮して、しっかりとお別れ」

故人様は50代とお若く、これからまだまだ人生という道のりを歩んでいきたかったことと思います。
とても優しく、ご親族様やご友人の方々にも慕われたお人柄であったとおうかがいいたしました。

故人様のご兄姉をはじめご親族様は、故人様の生前のお写真や学生時代の卒業アルバム、とてもお好きだったというお酒におつまみ、お菓子に果物とたくさんご用意されておりました。

式場内にメモリアルコーナーの場所を用意させていただき、皆様方に思い思いに飾っていただきました。
故人様が喜んでくれるようにと、また、お参りに来られる方々に故人を偲んでもらおうと、和気あいあいと皆様が率先して飾られ出来上がっていく様子を見て、故人様の好きなもので囲んできちんと見送ってあげたいという想いが伝わってまいりました。

お好きだったお酒は1種類のみ。
「これしか呑まんってくらいコレだけ!」
「○○ちゃんといえばコレやわ!」
とおっしゃりながら所狭しとたくさん置かれ、皆様から笑みが溢れておりました。
そして、生前お好きだったと伺っていた曲を準備させていただき、式場内に流させていただきましたら大変喜んでくださいました。

お通夜では開式までのお時間、多くのご友人や会社関係の方がお参りに来られ、故人様に手を合わせるお姿がありました。
そして、メモリアルコーナーをご覧になっては故人様との思い出話に花が咲いており、中には故人様のお好きだったお酒をお供えされるお姿もありました。
故人様の代名詞とも言えるそのお酒...皆様が日常の生活の中で、これからそのお酒を目にされる度に故人様を思い出すきっかけになるんだろうなと思い、微笑ましい気持ちでした。

ご遺族様は、生前お世話になった方にお参りしてほしいとのご希望でしたが、コロナの影響に配慮し、お式はご遺族・ご親族様のみで、一般の方々にはお参りいただいてお式にはご参列いただかずご散会していただくという形をとられました。
その中でも、たくさんの方がお参りに来てくださったことで、故人様の慕われたお人柄を改めて感じることができたようで喜ばれておりました。
故人様にとっても、お参りに来てくださった方々にとっても、最後にお別れをすることができ、とても良かったのではと思いました。
私共スタッフも、換気や消毒・密にならないように等、皆様が安心してお参りしていただけるようお手伝いさせていただきました。

ご葬儀当日の朝、故人様のお側に行くとお柩の側にまたたくさんのお酒がお供えされておりました。
故人様と過ごす最後の夜に、皆様でそのお酒を故人様と酌み交わすように呑まれたのだろうな...と『最後やけん、いっぱい呑みよ』という想いが伝わってくるようでした。
そして、お手紙が書かれた折り鶴等もお一人ずつ想いを込めて折られたようで、カゴいっぱいに用意されており、皆様の優しい想いにたくさん触れ心があたたかくなりました。
故人様もきっと喜ばれたことと思います。

最後のお別れでは、お好きだった曲が式場内に流れる中、皆様の手でお花を手向けていただき、お手紙や折り鶴等もお柩の中へ入れられました。
ご兄姉をはじめご親族の皆様が、故人様の名前を呼んだり「いっぱい呑みよ、最後やけん」「美味しいなぁ」「足りんかもしれんけど」「良かったねぇ」とお声掛けされながら、末期の水の代わりにお好きだったお酒をお一人ずつ故人様のお口元へ含ませられました。

お兄様は目に大粒の涙を浮かべながら「呑みすぎたな...」と声を震わせ、故人様のお口元からこぼれたお酒をハンカチで優しく拭ってあげるお姿がとても切なく印象的でした。

「良かったな」「ありがとな」最後のお声掛けをされ、早過ぎる別れに皆様寂しそうな表情で、故人様をしばらくの間見つめ別れを惜しまれました。

故人様への想いがたくさん込められた、とても心あたたまるお別れでございました。

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家族葬エピソード173:「仏様となって私たちの傍に」

「病院にお見舞いに行った時はあんなに苦しそうやったのに今はゆっくり寝てるみたい」
故人様の妹様は納棺師の方に綺麗にお化粧されお柩の中で眠る故人様の顔を何度もご覧になられそっと涙を零されておりました。

「うちの父もここで送られせてもらってとても良くしてもらったから叔母もお世話になります」と事前のご相談に来られていた甥御様。
高齢の故人様のご主人にかわり喪主を務められました。

お式の前ご主人やお母様を気遣いながら打ち合わせなどしっかりと対応されていた喪主様は「叔父や叔母には子供がいないので小さい頃から自分を可愛がってくれたんです。だから最後まで面倒見るんですよ」とお線香を絶やさないように故人様の近くで静かに寄り添われているご主人を見つめられておりました。

お通夜の最後お寺様よりご法話がありその中で「故人様は仏様となって私たちの傍に寄り添ってくれていますよ」とお話されると喪主様のお母様と故人様のご主人は手で顔を覆われ深く頷かれておりました。

お別れのお花入れでは故人様がお好きだったメロンパンを妹様がお柩に入れられ「あんなに食べるのが大好きやったけん、向こうでたくさん食べてね」と涙ながらに声をかけると喪主様の長男様も手紙をそっと胸元に置かれると小さく「おばちゃん、ありがとう」と呟かれていました。
あとから喪主様よりその手紙には「たくさん優しくしてくれたのに素直になれなくてごめんなさい」と綴られていたようで喪主様は「自分たちが仕事の時は叔母に子供を面倒見てもらってたからあの子にとってもおばあちゃんと一緒でよく反抗してました」と懐かしむようにお話してくださいました。

ご出棺の時に故人様のご主人より喪主様に「今回は本当に世話になった。まだ俺が残ってるけど迷惑かけんようにするな」と声をかけられると喪主様は「迷惑なんて思ってない。おばちゃんもちゃんと送るって決めたのは俺やけん、おじちゃんは気にせんで今まで通り元気に過ごしてくれればいい」と優しく背中をさすっていたのがとても印象に残っております。

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家族葬エピソード172:「私のこと忘れんでよ」

「お父さんからは叱られた事もなかったし、嫌なことを言われた事もなかったんよ」
ゆっくり、ゆっくり式場に入ってこられ祭壇のお写真をご覧になりながらお話ししてくださいました。

今回お手伝いさせて頂きました、お式の故人様は学校の先生をされておられた80代の男性でございました。

最初にお話ししてくださった奥様が喪主様をつとめられました。
甘い和菓子。特にあんこを使った物がお好きだったとの事であんドーナツとみたらし団子をお供えさせて頂きました。
最初にお話しされてから、ポツリ、ポツリとしかお話しされない奥様。
ずっとお写真を見ておられとても憔悴されているご様子でご心配でございました。

ご親族様が故人様との想い出を懐かしそうに話されておられる間も、その輪に加わらずじっと祭壇のお写真を見つめられたままでございました。

故人様は先生をされておられたからか、式場には次々にお花やお供えが運ばれて、溢れんばかりになっており故人様のお付き合いの広さと、お人柄が偲ばれました。

粛々とお式は終わり、最後のお花いれとなりました。
お柩の中には、皆様に色鮮やかなお花をたくさんいれて頂き皆様より最後のお声がけをお願い致しました。

「お父さん!お父さんとずっと一緒に居れて幸せやった。私のこと忘れんでよ」

ぽろぽろと涙をこぼされ、故人様のお顔に近付き愛おしそうになでながら叫ぶように言われたお言葉が最後のお別れのお声がけになりました。
まるで、最後のお別れの言葉を言われるために力をためていたかのような愛情のこもった、力強いお言葉でした。
長年連れ添われたご夫婦の愛情の深さを感じたお式でございました。

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家族葬エピソード171:「祝詞をあげてもらってよかった」

お母様の具合いが悪く事前のお話に見えた時に、このコロナ禍の時にどうやってお見送りをすればいいのかと大変悩まれていた息子様でした。

通常であれば外国や東京にいる親族を呼んで皆で見送りをしたいと、思ってましたが断念し、夫婦二人で見送りを決められました。
儀式をあげるかどうするかと、とても悩まれてましたが、喪主様が、うちは神社なんだが東京の為こっちで神社さんとの付き合いがない。
ただ、祝詞だけでもあげてもらったほうが、、とかなり悩まれ枕なおしの祝詞だけてもあげてもらおうということになりました。

ご夫婦お二人だけと言われてましたが、お孫様がいてもたってもいられなかったようで、東京より戻ってこられました。
喪主様もはじめは戻って来なくても良かったのに、とおっしゃってましたが内心はとても嬉しそうにお見受けしました。

神官さんがみえて、厳かな中での御参りが始まりました。
仏教での葬儀が、多い中久しぶりに祝詞を拝聴させていただきました。
日本人は、もともとは神道であったということもあるのか心は静まり、とても神聖て穏やかな気持ちになる事に、改めて気づかされました。
お参りをされていた方々も、じっと目を閉じひっそりと体全身で聞かれているようでした。

儀式、お花入れが終わり、喪主様が、「やはり迷ったけど祝詞をあげてもらってよかった。落ち着いたら東京て皆集まりお別れの会をしようと思ってる。色々わがまま聞いてくれてありがとう」とお言葉をいただきました。

弊社ではコロナ対策の為、換気、消毒、マスク着用、密をさける等、当然のことながらさまざまな取り組みをしています。
今回の喪家様のように、ご理解いただきその中でもご満足していただけるよう、私達も努力を怠らないようにしていきます。

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家族葬エピソード170:「少し賑やかだったが父らしい葬儀」

式場をはじめ、ロビーの方まで沢山の花に囲まれた故人様。
2年前に奥様を亡くされて、同じ式場で、今回はご主人様のお式となりました。

主なお見送りされる方々は、喪主である、長男様、長女様。あとはご親族様方でした。
通夜葬儀共に、開式前にお参りの方にはお焼香ののち、ご散会していただくようにしておりましたが、故人様のご友人や会社関係の方々はご参列されました。

2年前の奥様の時にも、お手伝いさせていただき、ご家族様の事を覚えていました。
今回は、小さなお孫様が増えていました。
控え室から故人様を式場へと移動させてもらう際にお孫さんが「じいじは? じいじはどこに行くの?」と泣きそうな、小さな声で言っていました。
「じいじはお部屋の向こうに行くよ~」と言うと、ご親族の方に連れられて一緒に式場へと来て、お顔が見えるようにすると安心したような顔をされていました。
小さいながらにも、色々と感じることがあるのだと思いました。

お式の開式前にみえた、故人様のご友人がお参りに来られ、お焼香されてから柩の中の
故人様を見つめて、暫く傍に居ました。
後ろから見ていた私は、何か語りかけているように感じました。
その後、喪主様の所へ行き、「眼鏡はかけてないけど...かけている方がしっくりくるわ。」
と話していました。
確かに祭壇のお写真は眼鏡をかけた故人様でした。
すぐに喪主様方に伺い、最後のお別れの時まで眼鏡をかけていただいくことをご提案させてもらいました。

控え室にある、眼鏡を持って来てもらい、そのようにさせていただきました。
甘いものがお好きだった故人様に、ご親族の方より、もみじ饅頭などお供えされました。

お参りの方々で、ロビーまで座っていただくほど増えました。
喪主のご長男様も、最後にしっかりと皆様にご挨拶されておりました。

火葬後に式場に皆様、戻って来られた際に、ご長女様より「とても良いお見送りが出来ました。少し賑やかだったかもしれないけれど父らしくて良かったと思います。とても良いお式でした。ありがとうございました」
とお言葉をいただきました。

最後の最後に、このように言って頂き、私も
とてもありがたい思いでいっぱいになりました。
また改めて私も感謝の想いを感じられました。

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家族葬エピソード169:「親族だけで送ってほしい」

故人様はしっかり者の長女で家のことやご兄弟のことを良く面倒見ていたと弟様よりお聞き致しました。

納棺師の方の手に寄って綺麗になられた故人様のお顔をご覧になった弟様は「姉ちゃん、昼寝してるみたいや。今すぐにでも起きそう」と目に涙を浮かべ呟いておられました。
祭壇もピンクのお花が多くとても可愛らしくなっており「絵に描いたような祭壇やねお花屋さんも凄い」とご親族の方々がお話されておりました。

ご遺影写真はお孫様と一緒に写ったお写真よりお作りしましたが「おばちゃんがまだ生きてて、そこでついさっきカメラマンの人に撮って貰ったみたいに綺麗やね」とご親族の方が弟様に声をかけられると弟様も「ホントやな、会って話ができるんじゃないかと思ってしまう」と肩を落とされたお姿が印象的でした。

弟様はずっとお柩の近くにいらっしゃって静かにお顔をご覧になられておりスタッフが声をかけると「この人はな、長女やったから家のために苦労したんや。俺も妹も迷惑ばっかりかけてちっとも恩返し出来んかった。」とご遺影写真を見つめる表情は後悔と悲しみが滲んでおられたようでした。

ご親族の方も「3日前にお見舞いに行ったんです。返事はなかったけどゆっくりと私の事目で追ってくれたんですよ。」と故人様とのお別れを惜しまれておられました。

「親族だけでゆっくり送って欲しい」生前にそう言っていた故人様の意向で家族葬を決められたご親族様、小さいお子様もお参りに来られ暖かなお式となりました。

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家族葬エピソード168:「お母さんの子供でよかったと思っているよ」

故人のお母様は、とても朗らかでよくお話しをされるとても明るい方でした。
お話しを聞く限りとても辛く悲しことが沢山あったかたとは思えないお人柄でした。

故人様は、娘様で視力を失くし病気ばかりの生活だったそうです。
お母様は看病に勤しみ、リハビリを一緒に頑張ってきたのよ、とおっしゃっていました。
ただ視力は失くしたものの、聴覚、記憶力は素晴しくイントロクイズが得意だった事、うなぎが大好物で固形物が食べれなくなってからもミキサーにかけて食べていた事、氷川きよしの歌が大好きでCDは必ず購入していた事等色々お話しを聞かせていただきました。

私達にできる事は?と考え、大好きだったうな重を準備しお供えさせていただき、氷川のCDを用意しずっとながさせていただくことにしました。
そして目が不自由だったけど、折り紙をいつも折っていたとおっしゃり千代紙をご用意していました。
鶴を折りたいから教えて!と言うことで一緒に折らせていただきました。「見えないのに、ホントに器用に折ってたのよ」と自分で折った鶴を見て懐かしそうにお話しされてました。

お二人だけでの見送りで後のお一人は故人の妹様のご主人でした。
聞けば何年か前に他界されたとの事。お二人の娘様を先に亡くされる親の気持ちに胸が痛みました。
が、義理の息子様が一緒にお見送りしてくれてよかったですね!と言うとニコッと微笑んで「最高の子供です!」と嬉しそうに答えてくれました。

終始和やかに儀式を終え最後のお別れになりました。
お花をいれていた先ほどまでのにこやかに冗談を言っていたお母様が、故人様のお顔に触れ「今度産まれて来るときは光を持って産まれてくるんだよ」と何度も何度も頬を撫で「お母さんの子供に産まれてきてくれてありがとう」と涙をポロポロ流しながら伝えてました。

私も目頭が熱くなり、その時息子様が「お母さんの子供でよかったと言ってるよ」とポツリと言い、思わず私もウンウンとうなずいていました。
これまで、どれだけ辛い想いをしてきたのか私にはとうてい想像できませんが、とても明るく前向きに生きているお母様に感動を覚え一緒にお見送りさせていたことに感謝するばかりです。

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