家族葬エピソード355:「今までと同じよう遊びに来てください」

お仕事を退職された後、仕事仲間とボランティアにいそしみ、第2の人生を謳歌していた故人様。
書道を愛し、詩吟は7段。
趣味仲間も沢山いらっしゃったと言うことでした。

奥様は
「もう、みんなには知らせないようにしようと思ってる。家族だけで見送る予定です」
とおっしゃられていました。
が、通夜葬儀と何人ものご友人がお参りにみえました。
「集まりに来ないから、、」と心配して、色々聞いてみえたそうす。
皆様、お参りをされ柩の中の故人様の顔をじっと見つめます。
「あんまり、痩せてないな」
「でも、足が悪かったけど、大丈夫かえ」
と口々にまるで生前の故人様にお話されるように、声をかけられていました。
流れる涙を手で拭い、
「わしも、もうすぐそっちに行くからまっちょけ」
と、柩に手を添えお話されているお姿は、悲しみと悔しさをにじませていました。
お仲間の友情に、私も心が熱くなりました。
奥様も皆様の温かいお言葉に涙し感謝されていました。

「父は具合いが悪くても、なかなか病院に行かず、やっと行ってくれたと思ったら、ステージ4。
一度も家に帰ることができず、たった3ヶ月で息を引き取りました」
喪主をつとめられた息子様が涙ながらにしたご挨拶でした。
奥様もただただ涙し、お孫様達も下を向き涙されている姿。
この前会ったときは元気やったのに、、、と突然の別れに戸惑われていました。

「もっと早く病院に連れていけばよかったと、後悔ばかりが頭をよぎっています」
のお言葉には、悔しい想いが伝わってきました。
しかし、最後は
「これからは母一人で家にいることになります。今までと同じよう遊びに来てください」
と、途切れ途切れではありますが皆様にお気持ちを伝えていました。

あたたかなご家族とお仲間達、沢山の想いを故人様にたむけ、ご出棺となりました。


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家族葬エピソード354:「あの人も後悔してるんやな」

お仕事一筋でお子様の学校行事などには1度も参加されなかった故人様。

「お父さんが来てくれている友達が羨ましかったなぁ。
でも休みには色んなところに連れて行ってくれたし、学校の話はよく聞いてくれたんですよ」
と話してくださったのは長女様でした。

銀行員として定年まで頑張ってこられた故人様は部下の方にとても面倒見がよく、慕われていたそうで喪主様は
「よく家に部下の人を連れてきてはお酒を飲んでました。皆いい人たちで主人が退職してからも色々付き合ってくれました」
と故人様の人柄についてお話をされておりました。

退職後も様々な職業につき、70際までお仕事をされていた故人様の晩年は趣味のゴルフと海釣りでした。
「準備や手入れは全部私がしてたんですよ。釣った魚を捌くのも私であの人はいつも美味しいって笑ってました」
と喪主様が明るく話されると長女様から
「お父さんは本当にお母さんが居らんとダメやったね。
お母さんが風邪で寝込むとオロオロしてた」
とご夫婦の愛情の深さを感じるエピソードを教えてくださいました。

お孫様が生まれてからは良きおじいちゃんとして釣りに一緒に出かけたり、プールや旅行にもたくさん行かれたそうで、長女様が
「私たちが小さい頃には出来なかったことを孫にしてあげてたんだと思います」
とお話され喪主様は
「皆が帰ったあとよく私に
『もっと子供たちの小さい頃を見ておけば良かったな、仕事ばかりやった』
ってお酒を飲みながら話してた。あの人も後悔してるんやな」
としみじみ話されておりました。

喪主様とお子様そしてお孫様がたくさんの折り紙で鶴や花を折られお孫様からはお手紙をお棺にお供えされました。
冴え渡る冬の空気の中ご出棺となりました。


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家族葬エピソード353:「じいちゃん、ミカン大きく育ったよ!」

もともとご主人の心臓が良くないと心配され、ご夫婦で何度も来館し、式場や控室を見ていただきプランを説明し
「うん、安心しました」
と優しくにこやかなお顔で納得していただいたご主人のご葬儀となりました。

長女様は、早くにお兄様を亡くされており、お母様は脳梗塞で寝たきりになっていて、
「自分一人で全てやらなければいけない!」
と気をはられていました。

「生前どんな話しをしてたのか?」
と聞かれ故人様のご希望されていた内容をお伝えしました。
「本人の希望通りに、、」
と言う事ですすめさせていただく事となりました。

お孫様達も集まり、納棺師によって、ヒゲを剃り髪を綺麗に整えられたお顔は、まるで眠っているかのようで、長女様お孫様は
「じいちゃん、じいちゃん」
と泣きながらお声をかけられているお姿に胸がしめつけられるようでした。

お孫様が
「じいちゃんが庭で育ててるミカンの木があって、いつも自慢していた。
大きくなってるので見せたかった」
とおっしゃってましたので、
「持って来てお供えしてあげて、最後お柩に入れてあげたらどうですか?」
とお伝えすると
「えっ、そんなことしてもいいんですか?」
と少し明るくおっしゃいました。

長女様と故人様の事を話す時間があり
「優しく笑っているお顔がとても印象的でした」
とお伝えすると
「そうなんです。ホントに優しくて、夫婦仲もとてもよかった、、お母さんは施設にいて最後お別れもできなくて、、」
と目頭を抑え残念そうにお話されました。

最後のお別れは1番に庭で育てたミカンを、
「じいちゃん、ミカン大きく育ったよ!」
とお孫様が声をかけられながら柩におさめられました。
お花も一輪ずつ丁寧にたむけられ、皆様のすすり泣く音に私もお元気だったお姿を思い出し、長女様に了解をもらい小菊をたむけさせていただきました。

大事な方を失った悲しみが胸をうつ、生前のお姿に記憶のある方のご葬儀となり、いつかは、別れがくる、という現実を痛感した日となりました。


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家族葬エピソード352:「おはようって言ったら起きそう...」

何事にも辛抱強く、お仕事やお掃除をすることがご趣味とも言えるほど頑張りやさんでいらっしゃったという故人様。
90代の女性でした。

自営業をされていらっしゃるご長男様のお仕事を80才まで手伝い、子供想いのお母様でいらっしゃいました。
晩年は、薄れゆく記憶との闘いの中で最後まで決して記憶から消えることがなかったのがご家族の存在でした。
お亡くなりになる直前まで
「『明日も手伝いに行く』と言って聞かなかったほど働き者でした」
と、ご長男様はしみじみとお話ししてくださいました。

数週間前にご自宅で転倒され骨折された故人様は、リハビリのため入院し、ご自宅へ早く帰ろうと懸命にリハビリに励んでいたそうです。
容態が急変し、そのまま眠るように息をひきとられたとのこと。
予期せぬ急なことでまだ信じられないような複雑な表情をされていらっしゃいました。
それはお参りに来てくださった施設の方々やご親族様も同様で、
「おはようって言ったら起きそう...」
と、信じられないといった表情で故人様との別れを惜しまれていらっしゃいました。

「残念ながら自宅に帰ることは叶いませんでしたけど、精一杯がんばって生き抜いたと思います」
とご長男様。
悔やむお気持ちを溢されながらも、それ以上に、故人様に対する感謝と労いのお気持ちが込み上げていらっしゃるようでした。

故人様は生前甘い食べ物が大好きでいらっしゃったと伺い、私共より心ばかりの気持ちとしてどら焼きやお饅頭などをお供えさせていただきました。
ご遺族様は笑みをこぼし
「心遣いありがとうございます。母も喜びます!」
と大変喜んでくださり、
「お母さん良かったね~!」
と故人様へお声を掛けられながら祭壇のお花とともに手向けられ、しばしの間手を合わせ、最後のお別れの時をお過ごしいただきました。

次第に込み上げる想いと涙に目を真っ赤にし、これまで支えてくださった故人様の愛情に感謝し、ご出棺となりました。


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家族葬エピソード351:「最後は腕の中で看取ることが出来ました」

「両親は本当に美男美女で、友達からいつも羨ましがれていたんですよ」
と嬉しそうに話されていた喪主様。

ご相談もご夫婦で来られており、その時もお母様への思いを強く話されていたので式場でもお母様の思い出話が付きませんでした。
ご主人が先立たれてからは喪主様の住む別府へ越され趣味のことや新しいことを学んでいたりハツラツと過ごされていたそうです。

介護が必要となり施設に入所されたあとは毎日のように面会に行かれ手や顔のマッサージをしてたくさんお話をされていたとお伺い致しました。
「声をかけるとね、声は出ないけど嬉しそうに目を細めるんですよ。それの顔が大好きでした」
とお話される喪主様の目には涙が滲んでおられました。

コロナ禍で面会が出来なくなると施設の方が空いている1部屋を貸して下さり一緒に施設で過ごされたそうで
「施設の方には本当にお世話になりました。私が深夜にお母さんの所に行っても何も言わず2人っきりで過ごさせてもらったし最後は腕の中で看取ることが出来ました」
と感謝の思いを教えてくださいました。

美人で有名だった故人様はお柩の中で穏やかに休まれているようでございました。
お別れのお花入れではお好きだったレーズンパンや、甘いお菓子を沢山入れられお顔に優しく触れると
「毎日顔をマッサージしてたけどもう出来んのやな。お母さん、ありがとう」
と大粒の涙を流しながら最後のお別れとなりました。

ご出棺の際には
「私はお母さんのためにたくさん頑張ってきたから何の悔いもありません!
これからもお母さんがそばにいてくれると思って頑張ります」
と晴れやかなご表情で私たちに挨拶をされておりました。
その姿に故人様の優しい面影を感じました。

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家族葬エピソード350:「『質素でも楽しく生きよう』と教えてくれました」

ご家族との時間を犠牲にしてまでも仕事一筋に歩んでこられたという故人様は70代の男性でした。

働き者で部下の面倒見も良く、頼もしい上司だった現役時代。
仕事に誇りを抱き、自分への厳しさは周りからの信頼を築き、慕われる存在でいらっしゃいました。
時にご趣味であった麻雀やゴルフを楽しみ、プロさながらの腕前だったとか。自分らしさを貫き、自分らしく生きたご生涯だったとお伺い致しました。

側で支えてこられた奥様には目に見えないご苦労もたくさんおありだったことと思いますが、愛おしむ眼差しで故人様を見つめお話ししてくださる奥様の表情は、想いの深さが窺えるあたたかな表情でした。

子守りやお子様の運動会など一度も参加されなかったほど家庭を顧みない日もあったという故人様。
それでもご家族にはとにかく優しく接してくれたとおっしゃいます。

ご家族と過ごせる限られた時間の中で旅行に連れていってくれたり、晩年はお孫様を連れて海釣りを楽しまれるなどご家族と過ごせる時間を大切にしてくださったそうです。

お柩の中にはシャツが納められており、
「お気に入りだったのですか?」
とお伺いすると、奥様はそのシャツがご長男様から故人様へ贈られたものであると教えてくださいました。
初めて知ることとなったご長男様は驚きを隠せず、
「柄までは覚えてなかったけど、いつかプレゼントしたシャツなんです。まさか気に入ってくれているとは...」
と、喜びに満たされた表情を浮かべ故人様をあたたかく見つめられていらっしゃいました。

「子供の頃から父に『正々堂々と生きろ』と言われていました」
と溢されたご長男様の目には涙が浮かび、
「『質素でも楽しく生きよう』と教えてくれました」
と、故人様からいただいた言葉一つ一つを噛みしめるようにお話ししてくださり、今もその教えを大切に胸に抱き、故人様を尊敬されているご様子を窺い知ることができました。

祭壇の色とりどりのお花とともに、故人様のお好きだったお酒やお刺身、ご家族様やお孫様が用意されたたくさんのお手紙や折り鶴を手向け、心残りがないようにおひとりおひとりお声がけされながら涙と笑顔を交え、ご家族様の温もりに包まれてご出棺となりました。

「本当に良かった!備庵さんにして良かったと思って!ありがとうございました」
と声を掛けてくださった奥様のお言葉と表情になにより嬉しく感じ、愛する心で優しく見送られたご家族様の想いに心あたたまったお別れでございました。


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家族葬エピソード349:「もっと来れる人も呼びたかったけれど」

以前同じ式場にて、ご親族の方をお見送りし今回は90代後半のお母様のお見送りとなりました。

華やかなお花に包まれた故人様。

喪主を務められた、ニ女の娘様は、沢山のお花に大変喜ばれておりました。
「今回は、ごく身内だけのお式になるかと思います」
と仰っておりましたが、開式前にはお母様が入所されていた施設の方が次々とお参りに来られました。

十数年、施設でお世話になっていたらしく、皆様お柩の中の故人様を囲み、喪主の娘様と一緒にお話されたり、涙されたり。

「やっぱり来てくれるのは嬉しいものですね。
長年お世話になっていたので。
つい、私ももらい泣きしてしまいます...」
と喪主様は話されておりました。

甘い物がお好きだった故人様へ、どら焼きなどをお供えさせていただきました。

「どら焼きはとても好きだったので!母も喜びます。ありがとうございます」
と大変喜ばれておりました。

葬儀はご親族様4名でのお見送りでした。

お式も滞りなく終わり、最後に皆様でお花を沢山手向けていただきました。

ゆっくりとお声掛けしていただきながらのお別れとなりました。

「本当は...もっと来れる人も呼びたかったけれど... 寂しいな、コロナだから...」

最後にポツリとご親族の男性のお言葉。

時節柄、色々な場面での厳しい中、私もとても切ない気持ちを感じながら、お見送りさせていただきました。


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家族葬エピソード348:「天気が良くてよかった」

「わぁ。お花がたくさん、立派やねぇ」

式場に入られて、祭壇をご覧になった喪主様がおっしゃりました。
ご家族様のみでのお式を希望され、お別れは5名で行われました。

お棺に眠る故人様は、2、3年前にお撮りになった御遺影写真のお姿より、細っそりされていました。
時節柄、入院中は中々面会が出来なかったご家族様。

久しぶりのご対面に、
「こんなに痩せて」
とショックが隠せないご様子でした。

スポーツをしたり、陶芸をしたりと多趣味だった故人様。

喪主をお務めになられた奥様は、御遺影写真をご覧になり、
「良い写真になりました」
と喜ばれていました。

お式後のお花入れの前には、故人様がお好きだったサッカーチームのユニフォームをお棺にお納めしていただきました。

お花入れでは、大きなピンクのカーネーションをお顔の周りに置かれ、
「華やかになったね」
と喪主様が故人様の頬を撫でられました。

そのご様子に、私も目頭が熱くなりました。

ゆっくりとお別れをしていただき、ご出棺の際に外に出られて
「天気が良くてよかった」
穏やかな日差しを浴びて微笑みながら喪主様がおっしゃりました。

入院中の面会が出来なかったもどかしさを、少しでも和らげられるような、お別れになっていれば良いなと思い、ご出棺をお見送りさせていただきました。

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家族葬エピソード347:「モノクロのお写真」

お棺に眠る故人様は、代々継いで来られた家宝のお着物をお召しになられていました。

芯が強く、優しかった故人様。
専業主婦として家庭を支えてこられました。

楽しみは、旦那様である喪主様との旅行。
国内、海外問わず色々な場所を訪れたそうです。

式場内に設置させていただいた、思い出コーナーには、御遺影写真に選ばれた、お孫様とご一緒のお写真。
そのお写真を囲むように、故人様が歩んで来られた時代を感じる事ができるモノクロのお写真が飾られました。

お参りに来られたご親族様方が
「こんな写真まだあったんやねぇ」
と口々にされ、感慨深けにご覧になっていました。

お式までの間、お孫様が何度も故人様のお顔を見にいかれるお姿に、故人様がお孫様をとても大切にされていた事が伺い知れました。
お孫様のお姿に、お別れの寂しさを感じ私も胸が苦しく感じました。

お式後のお別れのお花入れでは、たくさんのお花と共に、お供えさせていただいた唐揚げやリンゴ、お菓子等をご一緒に、ご家族様の手でお棺へとお納めしていただきました。

「たくさん食べてね」
「綺麗、お花畑にいるみたいやね」
等のお言葉がご家族様からこぼれました。

最後に、たくさんのお写真をお棺へとお納められ
「ありがとうな」
喪主様がおっしゃり、お棺のふたが静かに閉じられました。

ご家族様の、思い出が深く心に刻まれたお式となりました。


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家族葬エピソード346:「お父さんの気持ちが一番やから」

式場の入り口に設置された、思い出コーナーには、記念日の度に撮影されたたくさんの家族写真、手作りのニットのセーター、お孫様が作られた折り紙等が展示されていました。
お花がお好きだった故人様。
特にコスモスがお好きだったと伺い、コスモスのお写真をご一緒にお飾りさせていただきました。

ご家族様が御遺影写真にお選びになられたお写真は、金婚式の時のものでした。
飾らせていただいたお写真はどれも、ご夫婦様、ご家族様の仲の良さが伝わってきました。

故人様の旦那様は、入院中の為、御葬儀の朝、最後のお別れへと式場に来られました。

「体調が悪かったら、来られないかもしれません」
通夜式の後に喪主様がおっしゃていた言葉に私達も、来られたら出来る限りのお手伝いをさせていただこう、と思いました。

最後のお別れに、旦那様が来られました。

ストレッチャーから、起き上がる事が出来ない為、お棺の位置を下げ、手を伸ばしていただき、故人様へと触れていただきました。

お顔を見ていただく為に、鏡をつかったり、ストレッチャーの位置を動かして最後のお別れをしていただきました。

「後で痛みが出るかもしれんね。でも、お父さんの気持ちが一番やから」

喪主様のお言葉に

「ありがとう」

小さくかすれたお声で、旦那様がお礼をおっしゃりました。
その目には、涙が浮かんでいました。

無理をしてでも最後のお別れに来られたお姿に私も胸が締め付けらる思いとなりました。

御葬儀の後、お別れのお花入れの際、お供えさせていただいていた、お刺身やビールをご一緒にお棺へと納めていただきました。

お花入れの最後に、
「来れなかったけど、気持ちは持って行ってね」
とお式に来れなかったご親族様からのご供花を、喪主様が故人様の胸元へと置かれました。

あたたかな日差しが差し込む中、ご夫婦様、ご家族様、ご親族様の仲の良さ、深い愛情を感じられるお式となりました。


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