家族葬エピソード207:「澄み渡る青空のように晴れやかに」

とても素敵なお着物をお召しになられたお姿の故人様のご遺影写真。
「イギリスでコンサートした時のなんですよ。ピアノを前に友人と撮った1枚なんです」「ピアノの伴奏とかをやってたんですよ~」とニッコリお話ししてくださいました。

県外においてオペラ公演のピアニストとしてだけでなく、多くの団体でのコンサート等でピアノの伴奏者としても精力的に活動・ご活躍されていたようで、病に倒れられてからはご実家のある大分へお戻りになり、闘病生活を送られていたとのことでした。

コロナの影響に配慮してご参列はお断りし、ご家族だけでお見送りされることに決められたご遺族様。
故人様が眠るお柩のまわりには花祭壇の他に、数えきれない程の色鮮やかなご供花が届けられ、その全てが音楽関係の団体や個人から送られたものでした。

あたたかいメッセージが添えられたご供花にご弔電も届き、故人様の慕われたお人柄が窺え、「故人様のお人柄ですね」と声をかけると、ご遺族様は届けられたたくさんのご供花をぐるりと見回し、故人様を想いお花を送ってくださった多くの方々のお気持ちがとても嬉しく感じられたようで、大変喜ばれておりました。

お柩の中には、お手紙やお写真・コンサート衣裳等が納められました。

お式の間ずっと手を合わせられていたご遺族様。
お式も滞りなく進み、ご出棺前の最後のお別れの時間では故人様へお声掛けされながら故人様のエピソードをたくさん、たくさん私共スタッフにお話ししてくださいました。
そんなご遺族様の想いに触れ、たくさん届けられたご供花を送ってくださった方々の想いにも心動かされていた私共スタッフは、誰かが何かを言うわけでもなく『皆様の気持ちが込められたお花、全部入れてあげよう!』と気持ちを一つにして、皆様の想いを故人様へ届けたい一心で無我夢中になったかのように全てのお花を余すことなく切り花にさせていただき、故人様へ手向けていただきました。
そして、最後には私共スタッフも一緒にお花入れをさせていただきました。

全てのお花を手向け、お柩から溢れんばかりのお花に囲まれた故人様を見て「こんなに全部の花を入れてもらえるなんて、こんないい葬儀社さんないわ~」「やっぱり女性は花が嬉しいよねぇ」と大変感動され、故人様に「良かったねぇ」とお声をかけられました。

ご参列できなかったお母様に、故人様の最期のお姿をお見せしないおつもりだったそうですが、「やっぱり見せようかな!」と最期のお姿を写真に収められました。

故人様がお亡くなりになる数日前のご様子とともに「お医者さんが驚くほど我慢強い人だったのよ!」と教えてくださり、私共スタッフも「頑張られたんですね」「お疲れさまでした」「皆様の想いを持っていってくださいね」とお声掛けさせていただきました。
ご遺族様はそんな私共スタッフのお声掛けに微笑みながら頷いてくださっておりました。

お柩の蓋を閉じる際も、ご遺族様だけでなく私共スタッフも一緒に手を添えさせてくださり、ご遺族様と想いを共有させていただきました。

「良くしてくださって本当にありがとうございました」と、ありがたいお言葉を掛けてくださいました。
「ご一緒にお別れに立ち会わさせてもらって、こちらこそありがとうございました」とお伝えすると、「とんでもない!良かったです!」と満足そうにおっしゃってくださり、良いお別れができたようでホッと致しました。

ご遺族様は澄み渡る青空のように晴れやかな表情をされ、ご出棺となりました。

限られた時間の中でご遺族様に寄り添い心を通わせ、想いを届けるお手伝いができ、あたたかい気持ちで手を合わせお見送りさせていただきました。

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家族葬エピソード206:「人の命の儚さ、そして尊さ」心に響く

70代の男性の故人様でした。
不慮の事故により、ドクターヘリで病院に運ばれて、処置はされたものの、数日後には残念ながら帰らぬ人となってしまいました。

式場には沢山のお写真が飾られていました。
奥様と2人仲良く写っている物。
赤ちゃんのお孫様を嬉しそうに抱っこしている物。
釣りが好きだったようで魚のお写真。
他にも沢山ありました。

喪主を務められたのは奥様でした。
ご長男とご長女様御家族、他、親族のみでのお別れとなりました。

遺影写真には、飾られていた、お孫様を抱っこされている優しい笑顔の故人様のお写真でした。
そのお孫様も、もう高校生でした!
赤ちゃんだと思っていた私達スタッフは、びっくりしました。
もう1人、小学生のお孫様もいらっしゃいました。

今回、不慮の事故により、このようなお別れになり、喪主の奥様は大変後悔されているようでした。
「なぜ。私が一緒に行っていれば...このような事はなかったのかもしれないのに。
あの日に限って、いつもと違う行動を主人がしてしまって... 早く家に帰ろうかと思っていたのかもしれません...」
私は黙ってうなずいてお話を聞かせていただきました。

いつも一緒だったのが、その日に限っていつもと違う行動をされての今回のお別れとなり...
奥様はひとつひとつ思い出しながら...うっすらと目には涙を浮かべ、話されておりました。
2人のお孫様をとても可愛がり、たまにしか会えないので、日々の成長をとても楽しみにされていたと、また目に涙を浮かべて話されておりました。

故人が好きだった釣り。...釣りの道具もお孫様に譲るけれど、高校生になり、部活動などで忙しく、結局は一緒に行けなかったと、ご長女様が寂しげに仰っておりました。
時折、祭壇前で御家族様でお写真を撮られていました。  
ご長女様御家族は、開式前直前まで、お柩の傍に寄り添い...
私達スタッフは、ゆっくりと見守っていました。 
開式も迫っているお時間でしたが、私達は
「ご納得されるまでお待ちしよう」そう決めました。

儀式の最後。
通常はされないご法話をお寺様がされました。
それは、人の命の儚さ、そして尊さ。
喪家様方もうなずいて聞かれていました。
私の心にも響いたお言葉でした。

最後は皆様納得のいくまでゆっくりとお別れをしていただき...
秋を感じる晴れた空、心地良い風の吹く中の
ご出棺となりました。

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家族葬エピソード205:「心配かけないように俺、頑張るわ」

「カステラが、大好きで病院の売店にでていたら全て買い占めてたんです」と、にこやかにお話をされる娘様。
県外に住まわれているのですが、お母様の容態が悪くなられてからはずっと病室で、寝泊まりをされていて最後まで熱心に看病をされていたとお聞きしました。

お別れはご親族の4名様。
そこで故人様の色々な思い出話がはじまりました。
病院のパジャマを嫌がって絶対にきない!と言われいくら説得してもダメで、ご自分の好きな花柄の派手な服を着ていた事。
いつも笑顔を絶やさず、とても明るい方だったという事、でしたが娘様は小さな声で「すごっい大ざっぱだったんですよ」」とニコッと笑っておっしゃってしました。
庭仕事が好きでお元気な頃はまめに草むしりをされていて、いつもキレイにしていた事、など皆様も笑顔でお話をされていました。

ご遺影のお写真は病院内で何枚か撮ったものでした。
お聞きしていた通りのお洋服姿で娘様とお二人で写っているお写真は、満面の笑みでピースサイン。
とてもお元気そうに見えましたが、よく見たら空気を送るチューブをされていました。
「ホントはきつかったと思うけど、私達の前ではいつも笑顔で弱音は聞いたことがないんです」と、それまで笑顔だった表情はくもり、涙をためてお話してくれました。

するとそれまでにこやかだったお姉様達も、「順番が違うわな、なんで、1番若いのに先に逝くん、ダメやろ」と悔しそうにどうにもならない現実を受け止めるのがきつそうでした。

儀式の最中にお寺様が 「生きてるうちに親孝行をするのは大変難しい事です。色々な物を買ってあげても親は喜ぶが、1番の孝行は親に心配をかけない事です。親はいくつになっても子供の事が1番心配なんですよ」とお話をされていました。
息子様娘様もうなずいて涙をぬぐっていました。

その後、とても無口でほとんどお話をされてなかった息子様が皆様に「今まで心配ばかりかけてきたけど、これからは心配かけないでいいように俺、頑張るわ」と力強くお話しされていました。
温かなお気持ちのこもったお別れをされ、ご出棺となりました。

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家族葬エピソード204:「最後の最後まで、お母様のお顔に触れ」

上品に微笑んでいる故人様がとても印象的な遺影写真。 
故人は80代のお母様でした。
祭壇も、女性らしく、色づかいも可愛らしいものでした。
ほか、沢山のご供花もあがり、とても華やかな雰囲気になりました。

2人の息子様に4人のお孫様。
そして可愛らしいひ孫様がお1人、いらっしゃいました。
可愛らしいひ孫様の振る舞いで、皆様和やかな空気になりました。

菩提寺のお寺様がおみえになり、故人様が好きだった、薔薇の花束を持って来られました。
故人の好きな花を知っている、お寺様の心遣いを感じられました。
お式の中でも、戒名の説明もありました。
書道の条幅に大きく書かれており、故人のお名前をいただいてつけた事。
戒名の意味についても、とても分かりやすく説明してくださり、親切な計らいだと思いました。

お別れの際も、沢山のお花を皆様に手向けていただきました。
喪主のご長男様は、とても辛く悲しんでおりました。
出張などで、あまり一緒に過ごす事は出来なかったようです。
最後の最後まで、お母様のお顔に触れ... ゆっくりとお別れをされていました。
対照的に二男様は、少し距離を置き、じっと立たれたままでした。
二男様も仕事で県外に住んでおり、お母様との時間が持てなかった様でした。
自分の心の内での、深い悲しみが見ていて感じ取られました。
幾つになっても、母親に対する想いというのは特別なものだと思いました。

火葬終了後に、スタッフとご自宅まで行かせていただきました。
後祭壇にお供えや花を飾り、微笑んでるお母様の写真。
それを静かに見ていたお二人がいらっしゃいました。
その姿を見て、私達スタッフはご自宅を後にさせていただきました。

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家族葬エピソード203:「お顔に触れ『忘れんからな。待っといてくれよ』」

まだ若くこれからご主人や娘様達、可愛らしいお孫様達と思い出をたくさん作っていくはずだった故人様。

病気がわかった時「一生懸命頑張るから」と御家族に話されたそうです。その言葉通り御家族に支えられ一生懸命病気と闘ってこられましたが残された時間があまりないとお医者様から伝えられた時、ご主人と娘様たちはご自宅で家族みんなで最期まで一緒に過ごされること選ばれたとの事。

ご病気で痩せられた故人様を納棺師の方がお元気だった頃のように綺麗にされたのをご主人様はとても喜ばれておりお参りに来られたご親戚やご友人に「顔見てあげてよ!綺麗になってるから」と声をかけられておりました。
故人様のご友人は怖くてお顔を見れないと泣いておられましたがお柩のお顔をご覧になれると「いつもの顔だ...」と安堵されしっかりとお別れが出来ました。

会館には故人様への思いを綴って頂けるように折り紙やお手紙のセットを用意しており、今回もお孫様がたくさん折り紙で折り鶴や紙飛行機を折られ、娘様もお手紙にたくさんの思いを綴られおりました。
故人様が良く行かれていた温泉があると伺ったスタッフがその温泉の写真をご用意し式場内に飾られて頂きましたら、娘様が「あー良く言ってた所やね。覚えてる?ばあばと一緒に行ったところだよ」とお孫様とお話され故人様との思い出に目を細められておりました。
ご親戚の方が「これも一緒に飾って欲しいんですけど大丈夫ですか?」と大きめのパッチワークを持参され「これはうちの子が生まれた時にあの人がおくるみに作ってくれたんですよ」と故人様との思い出を話してくださいました。飾られたパッチワークを見て「これは形見として大事にするね。」と故人様にお話されておりました。

娘様のご友人が来られると今まで気丈に振舞っておられた娘様は泣き崩れるようにご友人に抱きつかれ「お母さん頑張ったんよ。来てくれてありがとう」とお話されご友人は優しく娘様の背中をさすっていたのはとても印象に残っております。

お式が終わりご主人様のご挨拶ではしっかりと話されておりましたが「これから夫婦で孫とたくさん遊びに行くと思っておりました...」と涙で詰まると式場内から啜り泣く声が聞こえてきて故人様の早すぎる別れに胸が苦しくなる思いでした。

お別れのお花入れの際たくさんの折り鶴、お手紙をお声をかけながら入れられご主人様が色とりどりのお花包まれた故人様のお顔に触れ「忘れんからな。待っといてくれよ」と声をかけられ秋めいた風が優しく吹く中、ご出棺となりました。

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家族葬エピソード202:「おばあちゃん喜んでくれるかなぁ~」

私が式場に入ると、祭壇にはたくさんのお菓子が飾られていました。
そして、おくるみ姿で眠る故人様の横にはお母様が付き添われていました。

ご家族様のご希望により、通夜のお式はされず、ご葬儀のみされるという事でした。
ご納棺は、葬儀式の直前まで行わず、故人様との最後の時間をゆっくりと過ごしていただきました。
ご納棺までの間、お母様、お父様に何度も抱かれていた故人様。
故人様はご家族様を目に映す事無く、ご家族様も故人様のお声を聞く事無く、お別れの時を迎える事となりました。

葬儀式の前、ご納棺式ではご家族様皆様でお柩へと故人様をお納めしていただきました。
ご葬儀の式が開式し、お寺様の読経が始まるとご家族様からすすり泣く声が聞こえました。
私も御焼香の御案内をさせていただく間、ご家族様の悲しみを思い胸が詰まり気持ちが苦しくなりました。
「おばあちゃんは猫が好きだったんやけど病院ではねぇ...だからぬいぐるみを凄く可愛がって本当の猫を可愛がるように大切に、大切にしてていつの間にかこんなに集まったんよ。」
ロビーや式場には所狭しと大事にされていた猫のぬいぐるみが置かれており皆様が折られた猫の折り紙も飾られておりました。

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は80代の女性の方でございました。
喪主様は、ご長男様がつとめられました。

「おばあちゃんってこんなに綺麗やったんやな~
お化粧してるおばあちゃん随分みてないけん違う人みたいや」
綺麗にお化粧され、藤色の仏衣を着られた故人様を皆様で囲まれながらお話しされておられました。
お一人、お一人が話足りない程故人様との想い出がおありのようでしたのでお手紙を書かれてみては?とご提案させて頂きました。

皆様が、次々と折り紙にお手紙やメッセージ、想い出、感謝の気持ちを書かれ折って頂き折り鶴、ハート、犬、猫に変わっていきました。
「手紙を書いてあげるのとかはじめてや」
「おばあちゃん喜んでくれるかなぁ~」
お孫様がお写真をじっとご覧になりながらぽつりとつぶやいておられました。

お柩一杯に皆様で故人様のお好きだった猫のぬいぐるみ、お一人お一人の想いを書かれた折り紙、祭壇のお花を入れて頂きました。
「おばあちゃん、お気に入りのぬいぐるみと一緒で寂しくないね」
「こんだけあったら手紙読むのも忙しいわな」
「おつかれさま。ありがとう」
皆様、それぞれお声がけしていただき、順番にお顔を触られお別れしていただきました。
「ありがとう。」
喪主様が小さく呟かれたお言葉が最後のお声がけのお言葉となりました。
とても爽やかな秋風の吹くなかご出棺となりました。
皆様に好かれていた故人様。
久しぶりに私の祖母を思い出したお式でございました。

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家族葬エピソード201:「大小様々な鶴に皆様の思いを込めて」

故人様は80代の男性でした。

「寡黙な人でしたが、お酒が入るととても饒舌になる人でした。
焼酎が好きで酒のアテには落花生。
ひとつひとつ皮を剥いて食べるのがなによりも好きでした。」
お別れのご挨拶で娘さんは仰いました。

お通夜の夜、改めてお父様との思い出を振り返るけれど、その思いはなかなか言葉にならず折鶴の中にお手紙を添える事になりました。大小様々な鶴に皆様の思い思いをこめました。
皆様の寡黙なところは故人様譲りのようですね。

朝、お部屋にご挨拶に伺うと、ご家族揃ってリラックスされている様子でした。
「ゆっくり出来ましたか」とお声をかけると、「はい!休めました。本日もよろしくお願いします」と笑顔で言っていただきホッといたしました。

葬儀が始まりお焼香が終わるまで緊張した表情のご家族さまでしたが、お式が進むにつれあちこちのお席からすすり泣く声が聞こえてきました。
お別れのご挨拶の時には涙で声をつまらせながらお父様の紹介をされていました。

お別れの時。
柩の中では既にお花を身に纏った故人様。
皆さまそれぞれに思いを込めた折鶴を手に取り、一人一人故人さまに優しく語りかけながら手向けていきました。

物静かなご家族でしたが、皆様の内に秘めた優しさが滲み出ている様なお式でした。

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家族葬エピソード200:「『頑張るから』のお言葉が胸に響いたお式」

ご自宅でのご納棺を済まされて式場へと到着された故人様。
お柩の中には、大切にお育てになったカボスと日向夏、お好きだった焼き芋がご一緒に納められていました。

御遺影のお写真には、ご近所の神社を連想させる紫色の藤の花が背景にされていました。
喪主をお務めになられたのは、お孫様でした。

式場内に設けさせていただきました思い出コーナーには、施設で行われたスイカ割りに満面の笑みを浮かべる故人様。
喪主様の御結婚式での嬉しそうなご表情の故人様のお写真が飾られました。

ご弔問に来られた方々が、お写真やお供えをご覧になり、故人様との思い出をお話しされているお姿を拝見し、「思い出コーナーをご用意させていただけて良かった」と感じました。

通夜葬儀共に、御親族様、お参りに来られた殆どの方がメッセージを書いた折り紙を折られ故人様を偲ばれていました。
ご葬儀の最後、喪主様からのご挨拶の中で、「おばあちゃん、私、頑張るから」とお言葉が有り、故人様と喪主様の深い絆を感じられました。

お別れのお花入れの際には、皆様に折っていただいた折り紙、故人様がお好きだった紫色のお花を中心にお柩へとお入れしていただきました。
ご出棺時には、お見送りの方々へご挨拶をされ最後までしっかりと喪主をお務めになられたお孫様。
お別れに対する悲しみの中、喪主様の「頑張るから」のお言葉が胸に響いたお式となりました。

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家族葬エピソード199:「ホントは忘れた頃に来たかったんよ」

「お父さん、ありがとう」と何度も何度もご主人の顔を見て涙を流しながら感謝を伝える奥様、娘様達も泣き崩れそうになり、どんなに大切な方だったのか、そのお別れがどれだけの悲しみなのかと、見ている私達にも胸を打つものがありました。

長女様が相談に見えたのは一ヶ月半前。
1度お電話での問い合わせの後、お父様が入院されたとのことで前もって式場、控室の見学にみえられ色々ご希望を聞かせていただきました。
「忘れた頃に来ますね!」と笑顔でおっしゃられていましたが、病と闘ってこられたお父様、力尽きお亡くなりになりました。

生前は教師だったそうで、家には教え子達が沢山遊びにくる人気の先生だったそうです。
ご家族では、旅行を楽しみ色々な経験をさせてもらったのよ!と長女様がお話されていました。
とてもステキなお父様だったことが伝わってきました。

お孫様もすごいおじいちゃんっ子だったようで、何枚もの折り紙にメッセージを書き鶴を折っていました。
一人で式場に残り、祭壇や遺影写真を見つめ記憶に残したい気持ちだったのでしょう、写真を沢山撮りながら涙をぬぐっていました。

故人様の、ごくごく身近な方達での通夜、葬儀となりました。
みえていた方全員が故人様と深いかかわりをもち、まだ早かったんじゃないのか、今までよく頑張ったね、ありがとうとさまざまなお言葉を伝えていました。
長女様が最後にご挨拶をされる時は、お父様のことを思い出し、言葉が詰まる場面もありましたが皆様にもそのお気持ちが十分伝わるものとなりました。

出棺後にお花を取りに見えたときは、皆様少し落ち着かれていたようでした。
奥様が「ここに決めててよかったわ、ホントによかった。ホントは忘れた頃に来たかったんよ、ちょっと早いよね。でも、いい葬儀ができた、ありがとう」とお言葉をいただき、奥様、娘様達が少しでも早くお元気になれるようにと、願うばかりでした。

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家族葬エピソード198:「ずっと一緒に過ごしたくて通夜の夜をあかした」

故人様は70代の男性でした。
市外で一人暮らしをいていましたが、どうしても自分のもとで葬儀をしたいという長男様のご希望で大分市内でお式をすることになりました。

葬儀の日の朝、まだまだゆっくり過ごしていただきたく、時間をずらしてご挨拶にうかがいました。
準備を済ませてすぐに式場から離れるつもりでいましたが、ちょうど故人様の側にいらした長男様とお話しさせていただくことになりました。

奥様が亡くなってからずっとお一人で家を守り暮らしてきたそうです。
長男家族がどんなに心配をしても「『大丈夫。大丈夫』と言うばかりで自分たちに世話をさせてくれなかったんですよ」と仰っていました。
そんなお父様でしたが1ヶ月くらい前に急に電話をかけてきたそうです。『遊びに来ないか?』と。
胸騒ぎを感じながら週末に家族で里帰りしました。
特に変わった様子もありませんでしたが、(この時父は体の異変を感じていたのではないか?)ご長男様は後になってそう思ったそうです。
それからしばらくして体調を崩し、あっという間に帰らぬ人となりました。

「最後まで濃密な時間を共に過ごしたわけではなかったので本当の意味で最後になってしまうこの日はずっと一緒に過ごしたくて通夜の夜をあかした」と涙を堪えながらお話をしてくださいました。

その頃にはご親族様もお集まりになっていて、目頭を押さえ喪主様のお話を聞いていました。

お別れの時間もゆっくりとっていただき喪主様もご満足いただいたようでした。
出発のとき、霊柩車に乗り込む前に「ありがとう」と微笑んで言ってくださり、とても嬉しく思いました。

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