家族葬エピソード376:「こんな可愛い飾りつけもしてくれるんですね」

ご納棺式の前に式場へ来られたご家族様。

故人様を前に、
「眠っているみたいやね」
「今にも目を開けそうなのに」
とお言葉をこぼされておりました。

お棺へとお体が納められると、ご家族様よりすすり泣く声が漏れ聞こえてきました。

畑仕事に精を出し、出来た野菜を収穫しては、多くの方へと配られていた個人様。
お人柄を伺い、私共で思い出コーナーには、メッセージカードと、お野菜のキャンドルや飾り付けを、させていただきました。

思い出コーナーをご覧になられたご家族様より、
「こんな可愛い飾りつけもしてくれるんですね」
と嬉しそうにお言葉をいただき、私も喜んでいただけて良かった。と嬉しく思いました。

通夜式を終え、葬儀式の朝、故人様の娘様が姉妹揃ってお柩の中の故人様を見つめられていました。

最後のお別れを惜しまれているそのご様子に、私も胸が締め付けられる思いとなりました。
お別れのお花入れの際、皆様でたくさんのお花をお柩へと納めていただきました。
最後に故人様のひ孫様が折り紙に書かれたお手紙をそっと、胸元に置かれました。

ご出棺前にはご家族様の手で、お柩をお車へとお乗せいただきました。

式場の入り口に咲く、沈丁花の香りにつつまれる中、ご家族様と共に静かにご出棺となりました。

家族葬エピソード375:「やっぱり読経はあげていただきたい」

「主人は...よく卓球をしていました。
スポーツがとても好きだったので。
あーもう!色々とあったけれども、こんなになってしまってから...」
と最後に奥様から出たお言葉。

故人様は80代のご主人でした。

ご家族5名でのゆっくりとされたお別れの時。
皆様でお声掛けされながら、お花を手向けていただきました。

最初は、ご家族様だけでのお別れをご希望されておりましたが、
「やっぱり読経はあげていただきたい」
との事になりまして、通夜の儀は行わず、葬儀のみの1日葬となりました。

お寺様よりお経もあがり、ご家族様は
「これで良かった」
と満足されておりました。

お別れも全て終わり...お柩を閉じる前に、故人様の思い出話が始まりました。
こういうお時間も大切だと私も傍におり、感じました。

「遠方の親族は来れなかったから...写真に残しておこうか。」
とご長男様がお花に包まれたお父様を撮られておりました。

皆様の納得のいくまで、お時間を取り、そののちご閉棺となりました。

霊柩車にご乗車された奥様より
「こんなにしていただき、主人も喜んでいる事と思います。
色々とありがとうございました」
とお言葉をいただきました。


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奥様から頂いた、温かいお言葉を胸にお見送りさせていただきました。


家族葬エピソード374:「その分、自分の家族を大切にしてきたのかも...」

遺族控室にてお布団に眠る故人様を前に、奥様はじめご遺族様方がお話しをされていらっしゃいました。
お悲しみの中で振り返られる故人様との思い出は尽きることなくぬくもりに満ちており、故人様のお人柄と同時にみなさまの想いや優しさも窺えました。

ご納棺を終え、式場へと移動させていただいた故人様に付き添うように傍に寄り添っていらっしゃった奥様。
「傍におらんごとなると寂しいなぁ...」
と呟かれ、ご遺影写真を見つめながらご夫婦の思い出をお話ししてくださいました。
時折、笑みを溢されながら目を輝かせお話ししてくださる奥様の表情に深い愛情を感じ、また、故人様がどれほど惜しみない愛情を注がれていたのかを知りました。

そんな奥様の傍に寄り添われていた故人様の妹様。
「小学生の時、母親を亡くして寂しい思いをしてきました。
その分、自分の家族を大切にしてきたのかも...」
と涙を浮かべていらっしゃいました。

故人様が大切にしてこられた家族の和。
注いでこられた愛情は、遺された皆様にしっかり伝わっていました。

お別れのお言葉を述べられたお孫様。
ご参列の皆様へご挨拶されたご長女様。
それぞれのお言葉の中には、故人様への言い尽くせぬ感謝と受け継がれた愛情という絆に溢れ、胸を打たれました。

お別れの時。
涙と笑いを交え、お声掛けされながら色とりどりのお花とともにお好きだった物や思い出の品々を手向けられ、想いが込められた折り鶴やお手紙も添えられました。

おひとりおひとり故人様のお顔に触れ、名残の尽きないお別れの中、
『自慢のお父さんでした。ありがとう』
と綴られたお手紙をそっと故人様の胸元へ添えられた奥様。
「お父さん!一番好きやったけん!」
とお柩にすがり付き涙される奥様のお姿に胸が痛み、目に込み上げてくるものがありました。

ご出棺の際、
「お父さんに花を持たせてくれてありがとう。お世話になりました」
どんな時も故人様を一番に想う奥様のお言葉が深く心に残りました。

ご家族を心から愛し、愛された故人様。
とても幸せな旅立ちになったことと思います。


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家族葬エピソード373:「お互いにないものを補い合う良い夫婦」

社交的で明るく、お庭で美味しい野菜を作ったり、ご趣味の書道ではプロ顔負けの腕前だったという故人様。

柔らかく微笑むご遺影写真は金婚式でのお写真。
ご主人と二人肩を並べ、素敵なお着物をお召しのお母様でした。
十数年前、金婚式のお祝いや表彰をいただいたことはご家族様にとっても大きな喜びとなったそうです。

「しっかり者でキビキビ動く母と、穏やかで聞き上手な父。
私たちから見る二人はお互いにないものを補い合う良い夫婦でした」とご長男様。
故人様は大の綺麗好きで、家の整理整頓やお庭の手入れもこまめにされていたそうで、
「片付けが苦手だった私はよく『掃除せぇ』って叱られてました」
と、懐かしさに目を細め
「あれこれ小言を言う母を口うるさく感じることもあったけど...」
と、今となっては笑みの溢れる思い出の一つ。
故人様の行動やお言葉に、ご家族のことを想う愛情が窺えました。

今のご時世もあり、お式はお身内の方々のみで執り行う予定でしたが、地域の方々も「一目お別れをしたい」とお参りに来てくださいました。
きっと故人様のお人柄でしょう...故人様のお顔をご覧になっては優しく声を掛けられ、慕われていた様子を感じ、普段知り得なかった出来事を知って、喪主を務められたご長男様も驚きと喜びに満たされ、目に涙を浮かべながらご対応されていらっしゃいました。
私共も皆様の表情を拝見しながら思いもより一層深く感じるとともに、心残りなく安心してお別れしていただけるよう陰ながらサポートさせていただきました。

お別れという悲しい場ではありますが、だからこそ涙や笑いを交え思い出話を語り合い、共に偲ぶことの大切さをあらためて感じさせられました。

お別れの時。
祭壇の色とりどりのお花とともに、お好きだった甘い物や愛読書を手向けられ
「よくがんばったな」
「ここまで育ててくれてありがとう」
涙を浮かべながらおひとりおひとり労いと感謝のお言葉で溢れました。

多くの想いを胸に、ご遺族・ご親族様、多くの方が故人様の旅立ちを見守られました。


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家族葬エピソード372:「ばあちゃん、私はいい孫やったかな?」

大正生まれの故人様。
保健師や助産師、看護師など自分のことよりも人のためにご生涯を捧げてこられた女性でした。

故人様にとってかけがえのない一人娘様、そしてそのご家族様。
遺族控室では娘様ご家族が和やかに過ごされ、用意させていただいた折り紙にそれぞれの想いを綴り、折り鶴やヒコウキなど思い思いにたくさん折られているお姿がありました。
そして、故人様へ持たせてあげたい物などもたくさん用意されており、ご納棺の儀ではみなさまの手でお柩の中へ納めていただき、お柩の蓋の上には色とりどりの折り紙が綺麗に飾られ、色を添えました。

お式が始まる前、おひとりのお孫様がどこか暗いような真剣な表情でご遺影写真を見つめお過ごしでした。
声をかけると、こちらを心配させないように振る舞うお姿にそれ以上は踏み込めず、ただ見守っておりました。

お式が始まり、お孫様からのお別れのお言葉となりました。
お式の前の表情とは変わらず、緊張とは違う何かを感じていました。
「ばあちゃん、私はいい孫やったかな?」
涙声で発せられた第一声に、胸が締め付けられました。

故人様とは一番ケンカをよくしていたというお孫様。
生きている間は当たり前だった日常...故人様の死を目の当たりにして後悔の想いでいっぱいでした。
多くの後悔と寂しさに崩れそうになりながらも、今まで言えなかった謝罪と感謝の想いを素直に精一杯伝えられるお姿に、目に込み上げてくるものがありました。

ご遺影写真をまっすぐに見つめ一礼されたお孫様の表情は、一点の曇りもなく柔らかい表情に変わっていました。

お別れの時。
色とりどりのお花とともに皆様の想いをたくさん手向け、思い出話をしながらたくさん笑い、たくさん涙し、労いと感謝を伝えられるご家族様のお姿。
大好きなご家族に囲まれ、お柩の中で眠る故人様の表情は幸せの表れのようにも見えました。

心残りがないように多くの想いを注ぐことができた時、心に残るお別れになると、ご家族様を見ていて感じられたお別れでございました。

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家族葬エピソード371:「サヨナラは言わん、また会うけん」

ご納棺の際に真剣な眼差しで故人様を見つめられていた長男様と長女様。
喪主を務められた長男様は明るい方で私たちスタッフにも冗談を言われたり、親戚の方の近況を聞かれたりと常に動かれ気丈に振舞っておられましたが時折、故人様のお顔を覗かれては言葉もなく見つめられているお背中からは寂しさを感じました。

ドライブがお好きだった故人様はお休みになると喪主様達を連れて色んなところに出かけられたそうで
「今みたいに遊ぶところもあんまり無かったけど湖にいって石投げたり、鬼ごっこしたりするのが楽しかった」
と長女様がお話になられていました。
毎年必ず家族で行っていた旅行もいい思い出と教えてくださいました。

ゴルフが趣味であった故人様の愛用されていたゴルフクラブとグローブ、ティーを式場内に飾らせていただくと喪主様より
「俺があんまりゴルフに興味を持たなかったから一緒に行ったことはないけど1回ぐらい行けばよかったなー」
と笑顔を見せながらお話されておりました。

お式当日の朝
も「昨日は懐かしい話で盛り上がったから少し飲みすぎた」
と笑ってお話されておりましたがご親族がお集まりになられていくと
「今のうちにみんなで笑っとかんと多分みんな出棺の時に泣いてると思う」
とこぼされておりました。

県外から故人様のお姉さんが来られると笑顔がなくなり涙を堪えているようなご表情になられました。
お姉さんがお棺に近づき
「あんた、先に行かんでもいいやないの」
と声をかけられると喪主様と長女様は堪えきれず涙を零されておりました。

お式が終わり謝辞では涙混じりに
「みんなが集まってくれたからちゃんと見送ることができます」
とご挨拶されておりました。

最後のお別れではお好きだったお酒をご親族皆様で少しずつ口につけられ
「父ちゃん、最後の方は酒飲めんかったから辛かったやろ?沢山飲みよ」
とお声かけられお柩のお蓋をかける前にお顔に近づき
「父ちゃん、迷惑ばっかりかけてごめんな。心配ばっかりやったやろ?
本当にごめん。お疲れ様でした。
サヨナラは言わん、また会うけん」
と涙で言葉をつまらせながら声をかけられる姿を見て私も目頭が熱くなる思いでした。


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家族葬エピソード370:「どうぞ、皆様のお心に届きますように」

「本日は皆様お集まり頂きありがとうございました。
姉は...限られた命ではございましたが、最期の20日間は、自宅で、3姉妹水入らずで共に過ごす事が出来ました。
本当に幸せでございました。
そして...凛として気高い人生を全うした姉を誇りに思います。
最期に姉がお一人お一人、お手を取って伝えたかった事をお伝えいたします。
最後の言葉が出なくとも、必死にくちびるを動かし、一言一言、「ありがとう」と申しておりました。
どうぞ、皆様のお心に届きますように」

喪主を務めた、妹様のお礼のご挨拶でございました。
故人様は69歳のお姉様でした。

生涯、独身を貫き...ご両親と共に過ごされた家を必死に守って来られ...ご自身に、もしもの時は、して欲しい事。
それを明確に遺されておりました。

その生き方に妹様方お2人は、強く心打たれたものがあったように見受けられました。

それを確実に実現していく姉妹。

「お花、胡蝶蘭、ユリが好きだったので祭壇に飾って欲しい」
「先立たれたご両親のお位牌も自分自身と一緒に入れて欲しい」

ひとつひとつの遺言を実現していく2人の妹様でした。
ご両親のお位牌は、お寺様にご相談していただき、ご準備していただきました。

お葬儀の開式前までにお柩に納めて欲しいとのお寺様からの希望で、妹様の手により、開式前のお時間に、故人様の両側の肩辺りに納めていただきました。

ひとつ叶えて行く度に
「はい!言われてた通りちゃんとしたよ!」

そんなお声掛けが聞かれました。

お柩の故人様は、ご自身が成人式に着けたお着物をお召しでした。
色鮮やかで綺麗なお着物でございました。

看護師の姪御様がお着替えをされ、お化粧までしてくださっていました。
最後のお別れの際も沢山のお花を手向けていただきました。

皆様に温かくお見送りされたお式でございました。


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家族葬エピソード369:「姉はいつも凛としていてかっこよくて素敵な女性でした」

「姉はいつも凛としていてかっこよくて素敵な女性でした」
お式の終わり挨拶で涙ながら二女様が語った故人様の人柄。

三姉妹の長女として家を守り、妹たちのお世話をしてきた故人様は家族と動物を愛し手先が器用で自分の洋服などをご自身で作られていたそうです。

病気が分かり懸命に闘病を続けてこられた故人様はご自身が亡くなったあと、棺に入れて欲しい物や処分して欲しいものなど全部ご用意されていて三女様が
「何もかも自分で用意してくれて本当にすごい人なんです」
とお話されておりました。

お母様が亡くなられた時にお棺に入れようと探していたお母様の巡られた四国八十八ヶ所巡礼の掛け軸はお式のあと故人様が見つけられ
「私が死んだ時に一緒に持っていくから棺に入れるようにお願いね」
と言われていたそうでお柩の上に飾らせて頂きました。

生涯伴侶を持たずおひとりでしっかり生活をされていた故人様は、あまり他人に体を触られるのがお好きでは無かったのでお着替えは三女様と幼なじみのご友人でされていました。

「この着物は姉の成人式の振袖で母が仕立てくれたんですよ。
私たち三人姉妹みんな着たんですよ」
と華やかな振袖に包まれた故人様を見つめられながら教えてくださいました。

「母と向こうで会った時この振袖着てればすぐに分かるね」
と妹様たちがお柩の近くでお話になられている姿を見て家族の絆を強く感じました。

私も三姉妹の末っ子なので三女様と三姉妹あるあるで少しお話をさせて頂きましたが共通するのが姉の偉大さと感じました。

お別れのお花入れでは家には欠かさず飾れれていた胡蝶蘭をお顔の周りにお供えされ
「姉さん、今までありがとう。お疲れ様」
と妹様おふたりでお声をかけられご出棺となりました。

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家族葬エピソード368:「人にはできない仕事で支えてくれてありがとう」

農作業に家事や子育てと、ご家族を支えてこられたお母様でいらっしゃった故人様。

ご遺族様は遺族控室にはおらず、式場にて故人様と共にお過ごしでした。
皆様とても仲が良く和やかな雰囲気で、故人様と過ごす最後の時間をとても大切にされていらっしゃるように感じました。

私共にもたくさんのお話しをしてくださったご遺族様。
身内の一人のように接してくださり、共に笑い、共に偲ぶ大切な時間を過ごさせてもらいました。
仕事としてだけでなく、人として寄り添うことの大切さを改めて教えていただいたように思います。

ご葬儀に携わるお仕事に興味を持たれ、
「この仕事にどうして就いたんですか?」
と尋ねられ、私自身の想いをお話しさせていただくと
「人にはできない仕事で支えてくれてありがとう」
と、なによりも心励まされるお言葉をいただきました。

お孫様が手作りの抹茶ケーキを
「一緒に食べませんか?」
と私共スタッフに差し入れしてくださいました。
心温まる優しさに触れつつ、
「良かったら、おばあ様にお供えされませんか?」
と提案させていただくと、
「いいんですか?」
とパッと表情が明るくなり、お供えさせていただくととても喜んでくださいました。

周りにいらっしゃった皆様も
「こりゃいい!」
と、あれ買ってこようか、これ持ってこうか、と、時間が経つにつれ故人様がお好きだったというお饅頭などお供え物が増えていきました。
そのお供え物を目にする度に心温まりました。

お別れの時。
お花がお好きだった故人様へ、たくさんの色鮮やかなお花とともにたくさんのお供え物を手向けられながら、ご長寿を称え、『ありがとう』の想いをお花に託していきました。
お孫様やひ孫様は「可愛いね」と言いながら綺麗に飾るように手向けられ、感謝の想いは尽きることなく皆様のぬくもりに包まれました。

「お花畑の中にいるみたい!」
と、感動の声が挙がる中
これからも穏やかな時を送ってほしいと願われてご出棺となりました。

皆様の愛に包まれた、あたたかなお別れでございました。


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家族葬エピソード367:「小さい頃遊んでくれた忘れていた思い出が蘇ってきました」

ご主人がお亡くなりになり、奥様は小さな肩を震わせながずっと涙されていました。
喪主となるご長男をはじめ4人の子供様達は、お母様を囲み肩に手を置きながら慰められていました。

皆様少しずつ集まってみえ、気がつくとお孫様たちがロビーで折り紙をされ、手紙を書いていました。
「じいちゃんに、色々言うことがあった、、、」
と中学生のお孫様は、ずっと手紙に集中され時折涙を拭っている姿を拝見しました。

納棺が終わった後、喪主様が
「髪と顔を整えてもらって、仏衣をきた父の顔はとても穏やかになっていて、小さい頃遊んでくれた忘れていた思い出が蘇ってきました」
と目に涙をためてお話をしてくれました。
病でどんどんやつれていってた顔と違い、お元気な頃を思い出されたそうです。

「小さな頃は、仕事から帰ってきてキャッチボールをよくしてくれた。
仕事も大変だったろうに、ホントに子煩悩で私達4人といつも遊んでくれた。
自分が1番言われたことは、結婚するならお母さんのような人を選びなさい!
ということでした。
いつもいつも言われてました。
父からすると、そんな大好きなお母さんから見送られて幸せなことだとおもいます」
と、しっかりした口調でたまに、お母様に微笑みかけてお話してくださいました。

最後のお別れの時には、ずっとお手紙を書いていたお孫様が
「俺が1番にじいちゃんに読んでもらう!」
と言って、最初にお顔をの近くに納められました。

そして、皆様でお花、好物、折り紙とたむけていただきました。

奥様は最後まで
「お父さん、ありがとう、ありがとう」
と、泣き続けそれを見ていた皆様も、涙され
「親父、お疲れ様!」
と最後まで気を張ってきた喪主様の、涙混じりのお言葉で、ご閉棺とされていただきました。


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