家族葬エピソード426:「のんびりしてて良いからね」

「向こうに母さんも父さんも居るからね、気をつけて行くんだよ」
涙ながらに言葉をかけられていたのは故人様のお姉様でした。
今回お手伝いさせて頂きましたのは80代男性でご家族のご希望で儀式的なことはされずご親族おふたりでゆっくりとお別れをされました。

喪主を務められたお姉様は目が不自由でありましたので、スタッフがそっと喪主様の手を故人様のお手元まで誘導すると震える手でしっかりと故人様の手を握り
「寂しいなぁ、あんたが先に逝くなんて...」
と涙を流しながされておりました。

お花入れではゆっくりとお花を手渡しし一緒にお柩の中へとお供えいたしました。
お顔に触れられると
「私もいつか行くから待っててね。まだ行きそうにないからのんびりしてて良いからね」
と優しく声をかけられておりました。

お好きだった甘いお菓子もお棺に入れられスタッフと共にお柩にお蓋をかけられお別れとなりました。

お柩を霊柩車にお乗せしてお柩の横に喪主様が乗り込まれました。
私がそっと手を取りお隣にあるお柩に触れていただくとまた涙を流され
「姉ちゃんが最後まで一緒に行くからね」
とお声をかけられる姿に私も目頭が熱くなる思いでした。

色んな形でのお別れがありそのお別れに一つ一つ残されたご家族の想いがあり、その想いに寄り添って暖かいお別れができるようにこれからも努力していこうと思いました。


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家族葬エピソード425:「人には丁寧に接しなさない」

今回お手伝いさせていただいたのは90代の女性で温和な方だったとお伺いいたしました。
手先が器用で手芸や大正琴などを楽しまれていたそうで皆の休日になるとご家族でキャンプやバーベキューなど楽しまれていたそうです。

4人姉弟の母として強く家庭を支えられきた故人様はいつもお子様たちに
「人には丁寧に接しなさない」
とお伝えされていたそうで皆様私どもスタッフにとても丁寧お話してくださいましたしてくださいました。

ロビーに飾らせいていただいた写真やアルバムには各地へと出かけられた思い出ばかりで、ご姉弟が揃われるとアルバムをめくりながら
「うわー!この時のお前痩せてる」
「姉ちゃんこの服よく着よったよな」
「お母さんのこの服よく覚えてる!」
と思い出話に花が咲いておりました。

控え室でもお互いの小さい頃のお話で盛り上がられておりとても仲の良いご家族であったと感じました。

ご病気がわかり余命を告げられていた故人様に色んなことをしてあげたいと考えていた喪主様達でしたが、告げられていた余命より1ヶ月早く急変しお別れとなりました。

亡くなられる2日前にお誕生日を迎えられた故人様。
この時節柄面会もあまり出来ないなかご姉弟全員で面会することが出来たそう
「もう、意識があまり無かったけど母を姉弟で囲みたくさん声をかけたので悔いはないです」
と喪主を務められた長男様がお話になられました。

ご親族からたくさんのご供花が届きお花でいっぱいになった式場をご覧になられ
「母は花が好きだったのでありがたいです」
と喜ばれておりました。

お花入れではお顔周りからお足元まで花でいっぱいになった故人様に長女様が「お母さん綺麗よ」と声をかけられご出棺となりました。


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家族葬エピソード424:「いつもかぶっていた帽子」

昨年、義母様のご葬儀を執り行ったときの喪主様が、突然お亡くなりになり今回ご葬儀となりました。

お名前を聞いてすぐには思い出せなかったのですが、お布団にご安置されているお顔を拝見し、とても驚きました。
お線香をあげさせていただき、奥様と娘様にご挨拶をすると、奥様の目が真っ赤で突然のお別れに悲しまれている様子を感じ、故人様のことにおふれすることができませんでした。

通夜が終わり、皆様少し落ち着かれた様子でした。
娘様とお話する時間があり
「お父さん、おばあちゃんの時、お元気でしたよね?」
とお尋ねすると
「覚えててくれたんですか?そうなんです、お支払いに来たときも元気だったでしょ!
前の日まで元気に話してたのに、急に倒れて、、まさか、こんな事になるとは、、」
と、突然の別れに心を痛め、悲しまれているお姿に心が痛みました。

ロビーで、目が合うとにこやかな顔でお話してくれた故人様。
「家族葬やけど、こんなりっぱな祭壇で、よかったわ!お母さん、喜んでるわ!」
とおっしゃっていただいた笑顔が思い出されます。

甘いものが大好きで、お酒は一切口にせず、バスの運転手として家族を支えてきた人生。

最後のお別れには、いつもかぶっていた帽子をかぶり、集まられた皆さま方からの、
早すぎる、、、
向こうに行ったら皆に会えるよ、、、
と涙しながらのお声を聞き、私も目頭が熱くなりました。
お花を手向けてお別れをしていただき、娘様にお断りをいれ私も、お花を一輪手向けさせていただきました。

いつ、誰と別れがくるかわからない事はよくわかっているつもりですが、今回のご葬儀はその事を改めて感じる別れとなりました。


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家族葬エピソード423:「寂しいけど頑張ります」

「人に好かれるような人やった。
冗談も言って歌も上手くて顔は怖かったけど優しい人」
とご親族や隣保班の方たちは口を揃えて故人様の人柄についてお話してくださいました。

ロビーに飾られた写真の中には、まるで演歌歌手のようにステージに立たれるお姿や、お孫様を膝の上に乗せられ端午の節句をお祝いするお姿など思い出がたくさん詰まっておりました。
お参りにこられた方は皆さんお写真を見つめられ故人様の思い出を話されて少し涙を浮かべられるご様子もあり、本当に愛されるお人だったことが感じとれました。

家庭では不器用ながらも優しいお父様で、家族のために色んなところに旅行に連れて行ってくれたそうで、
お孫様が生まれた時は涙を流すほど喜ばれ、お孫様達がスポーツを始められると送り迎えや応援など1番のサポーターとして見守られていたとお伺いいたしました。

そのお孫様も大きくなられ成人したお姿をご覧になられ喜ばれいた時から少しずつ体を壊され入院されると病気との戦いが始まったそうです。
回復に向かっていたと思われましたが急変し、突然のお別れとなりました。

お参りにこられたご親族の皆様はとても驚かれていた様子で
「お見舞いに電話をした時は元気そうでもうすぐ退院って言っていたのに...」
とショックを隠せないようでした。

最後のお別れではたくさんのお花とお好きだった果物やお酒をお棺にお供えされ、故人様の奥様が
「ありがとう、寂しいけど頑張ります」
とお声をかけられ涙雨が降り注ぐ中ご出棺となりました。


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家族葬エピソード422:「明るく送ってやらんとね」

故人様は90代後半の女性でした。

ご長男にあたる喪主様は、
「もう、大往生やけんな」
と明るい表情でおっしゃいました。
長女様も明るく集まったご親族様と控室で談笑されていました。

「明るいご家族だなぁ」それが最初の印象でした。

ご近所さまや会社の方々にもお付き合いが多い喪主様と長女様は次々にみえる参列の方にご挨拶されていました。
そしてお参りの方が帰られたあと、私達スタッフに
「コロナやけんな。お参りだけでいいよ!て言ってるんや」
とサラリと仰るこの御姉弟。

今回はお別れの言葉でお孫様、謝辞で喪主様にマイクの高さを合わせていただいたのですが、微調整もなく...
「あ!良い良い!これくらいで良いよ」
と見事なくらい皆様同じ返答。

最後に、お帰りになる皆様にお弁当を配っていただきましたが、渡す人を間違えてしまった長女様。
「あ!良い良い!私達の後で買おう!」
と豪快に即決。

この竹を割ったような性格のご家族だから皆様から慕われているんだろうな、としみじみ感じました。

お式の最後、小柄だったお母様のエピソードを司会者がナレーションしましたが、その時はじめて涙された皆様でした。

お花入れの時、
切花でいっぱいになった故人様をご覧になりながら
「キレイやなー」
「こんなにいっぱいの花にかこまれていいなー」
と明るくお話しされている皆様でした。
が...たまたま隣に立っていた私に喪主様が
「明るく送ってやらんとね」
と他の親族の方に聞こえないようにそっと仰いました。

その時私は、喪主様が遺族代表としてご親族の方にお気をつかっていらっしゃる事を知りました。

一瞬だけ悲しい表情をみせた喪主様でしたが、すぐに明るく振る舞い霊柩車に乗り込みました。

少しだけ本当の気持ちをみせてくださった喪主様。
「少しでも安心感をもっていただけたかな」と改めて振り返ったお式でした。

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家族葬エピソード421:「不思議な偶然」

故人様は80代の女性でした。

私達スタッフが式場に着いた物音を察したのか2階から1人の男性が降りて来られました。
それは故人様のご長男さまでした。

ご挨拶を交わした後も式場内の喪主席に座りお母様の遺影写真をご覧になっていました。
まだまだ開式までは時間があり、お一人のご様子だったので
「ゆっくりしていただいてて良いですよ」
とお声をかけましたが
「はい」
と微笑まれその場から離れることはありませんでした。

その後もお式の準備の為にそばを通るたび喪主様にお声をかけてくださり色々なことを伺うことができました。
「おたくから頂いたお花、偶然にも母が大好きだった花だったんですよ!自分で育てるくらい好きで!」
「母が亡くなった時ケアマネさんに連絡したら1番最初にお世話してくれた方で、もう何年も会ってなかったのに母が会わせてくれたのかなぁ」
と不思議な偶然をしみじみと語っておられました。

それからは堰を切ったかのようにお母様の生い立ちや性格、好物や近年の状況などをお話してくださいました。
その時、「あぁ、お母様との思い出を誰かと分かち合いたかったんだな...」と感じ、しばらくその場で一緒にお話をさせていただきました。
私は頷くだけでしたが、優しい表情でおはなしされる喪主様をみてとても嬉しくおもいました。

しばらくして奥様と娘様、ご親族が到着しました。
喪主様は明るい表情になり皆様で控室に向かい時間までゆっくり過ごされました。

開式前になり、皆様少し緊張気味にお席に座っていらっしゃいました。
お焼香にすすむのがどなたも心配な様で、全員でリハーサルを行うほどでした。
「大丈夫ですよ」とお伝えしましたが「ハイ!」というお返事はやや緊張している様でした。
いよいよ本番です。焼香にご案内する私もいつになく緊張しています。
まずは喪主様。滞りなくお席に戻って来られました。
次に奥様。大丈夫です!ちゃんとできてます。私と目をあわされ、安心したご様子で着席されました。
つづくご親族様、お子様もホッとした様子で着席されました。
どなたもお席に戻られる際、私の方を見てくださり安心した表情をしてくださったのが印象的でした。

出棺の時、急に雨が降り出し慌ててお車にご案内しました。
言葉をあまり交わす事が出来ませんでしたが、車の中から何度も頭をさげてくださる皆様に胸が熱くなりました。

そこにいるだけで安心するスタッフ。そんなスタッフになれればとしみじみ思いました。


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家族葬エピソード420:「人のためを想い尽くす人」

今回お手伝いさせて頂きましたのは70代女性で息子様おふたりと二男様の奥様の3人でのお別れでした。

危篤と連絡があって2日ずっと付き添っておられた長男様はお疲れのご様子でした。

ご遺影写真のお打ち合わせをさせていただいた時に、息子様おふたりと写真とお着替えをするお洋服を決められ、
背景を選ばれる際紫陽花の淡い背景を選ばれ
「母は庭に紫陽花を植えていて梅雨の時期になると咲くのを楽しみにしていました。
今年は見れなかったので背景はこれが良いです」
と決められました。

5月中旬となり少し早い梅雨に入った大分でしたがまだ紫陽花は咲いておりませんでした。
思い出コーナーを作らせていただいた時に私の拙い折り紙ではありましたが紫陽花を作り飾らせて頂きました。
ご家族の3名様はとても喜んでくださり私も嬉しく胸が熱くなる思いでした。

ご家族の思い出のお写真を沢山飾られ
「これはいつの写真であそこに行った時の」
「この時の俺の服母ちゃん派手過ぎって嫌がってた」
と思い出話をされておりました。

亡くなられる前に迎えた母の日に病院でプレゼントされたカーネーションの飾りもお写真と一緒に飾られて
「この時はまだ意識があったから声は出らんかったけど目を細めて喜んでくれました」
と奥様が目に涙を浮かべお話してくださいました。

お別れのお花入れではお花がお好きだった故人様にたくさんのお花をお供えされて最後おひとりずつお顔に触れられ
「ありがとう、お疲れ様」
とお言葉をかけられておりました。

お柩の蓋をかける際二男様が
「母は本当に強い女性でいつも明るくて人のためを想い尽くす人でした。
俺たちは母から女性の強さを学びました」
とお話をされご出棺となりました。


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家族葬エピソード419:「皆さん来てくれてるよ」

長年、製鉄所にお勤めされておられた故人様。
真面目で仕事熱心。
責任感が強く皆様にに慕われ、とても頼りにされておられたとお参りに駆けつけた元同僚の方がお話しされておられました。

「もう少し早く病気が分かっちょったら、こんなに早く別れんでも良かったんやろうに...」
お参りに駆け付けて来られた元同僚の方々皆様が残念そうに言われておられました。

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は80代の男性の方でございました。
長年連れ添われた奥様が喪主様をつとめられました。

お元気な時は休みの日にご友人と船で出掛け色々な魚を釣って誰がたくさん釣れるかと楽しんでおられたそうです。

病気が見つかり、長い闘病生活となって色々な事を我慢しなくてはいけなくなり特に食べる事はずいぶん我慢をされておられたそうです。
そんな故人様をずっと見ておられたご長女様が和菓子をたくさん持って来られておりました。
「ずっと、『食べたいなぁ、食べたいなぁ~。』って言っていたので父に食べて貰いたくて...」
たくさんの和菓子とサプライズでご準備させて頂いたお好きだったお刺身をお供えさせて頂きました。

故人様はご近所の方にも大変慕われておられたそうで皆様がお見送りに来てくださり、ご親族様と一緒にお花入れをしていただき最後までお見送りしてくださいました。
「お疲れ様でした」
「お世話になりました」
皆様よりお声掛けを頂き、最後に
「お父さん...本当に長い間お疲れ様...ありがとう。皆さん来てくれてるよ」
奥様の言われたお声掛けでご閉棺致しました。

ご親族様、ご近所の皆様、同僚の方でお車にお乗せし皆様にお見送り頂いてご出棺となりました。

たくさんの方に慕われた故人様のお人柄に心温まるお式でございました。


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家族葬エピソード418:「塩キャラメルとクッキー」

「あ~本当にいい感じの写真になってる」
祭壇のお写真の出来上がりを見られ嬉しそうな笑顔での第一声でございました。

少しはにかんだ笑顔で爽やかなダンガリーシャツを着た故人様のお写真。
新緑の季節にピッタリの若草色の背景がとても暖かに感じるお写真でした。

「最後の記念写真なので、ずっと記憶に残っている父らしい写真でと私が選んだんです。
頑固で難しい顔してるでしょ?父の事を思い出すとよくダンガリーシャツを着て過ごしていたなぁって...庭でのガーデニングを楽しみにしていたから優しい色の緑の背景にしたんですよ」
とてもご満足そうで私共まで嬉しくなるような笑顔でお話ししてくださいました。

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は90代の男性の方でございました。
喪主様は一緒に住んで、ずっと寄り添ってこられたご長女様がつとめられました。

「これを父に食べて貰いたいんですけど置いてもいいですか?」
お盆から落ちそうな位にたくさんの塩キャラメルとクッキーを持ってこられておりました。
長い間入退院を繰り返して闘病生活をされた故人様の心の支え『入院のお供』だと教えて頂きました。

「お父さんと言えばこれなんです。
目がなくて無くなると『買ってきてくれ。』って言ってました」

お柩の前にお供えさせて頂きお二人でお顔を見られながら場所が違うだけでまるで親子三人で自宅で過ごされている時のように
「お父さん、たくさん持ってきたよ~」
と、ずっとお話しされておられました。

何名かのお参りのご親族様が来られましたが皆様お参りされた後帰られました。

こんな時期だからとお見送りはご長女様と二女様のお二人だけでと決めておられたとのこと。
お二人で全てのお花をお柩に入れて頂き、サプライズでご準備させて頂いたお刺身と焼酎もお顔の近くへ入れて頂きました。
「お父さん...もう病院に行かなくてもいいよ...
好きだった焼酎も我慢しなくていいよ...
何も我慢しなくていい...もう好きなことが出来るよ」
ご長女様の掛けられたお言葉でご閉棺となりました。
お車にお乗せする際は私共もお手伝いさせて頂き一緒にお乗せ致しました。

「色々とありがとうございました」
最後にホッとされたような笑顔でお車に乗られご出棺となりました。

新緑の若葉がキラキラと光る暖かい日差しのお見送りとなりました。


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家族葬エピソード417:「安心しました。安心できました」

事前にみえられたのは、娘様。
父が入院をしていて体重がどんどん落ちていっている。
もう、30キロ台になってしまって、、と、憔悴しきってました。何もわからないので、色々ききたい、教えてほしいと言う事でした。

費用はなるべく抑えたいということで、色々なプランの説明やどのようなお見送りがご希望かとお話をさせていただきました。

それから2ヶ月後、今度はお母様とお二人でいらっしゃいました。いよいよ良くない、、と言う事でした。
葬儀費用といえば、150万200万かかると聞いているので、夜も眠れず、ご主人の事を考えたいのに、お金の事が心配で仕方ないというお母様に説明をして欲しいと言う事でした。
お亡くなりになりなられてからの流れと、なるべく費用は抑えなおかつきちんとお見送りができるお話をさせていただきました。
すると、お母様が目頭を何度も抑えていたのです、説明が具体的過ぎたかと心配していると
「安心しました。安心できました」
とおっしゃり、娘様が
「言った通りやろ!安心できたな、今日からゆっくり眠れるな」
とお言葉をかけられました。
そして
「母は、父が心配だけど葬儀の事がすごく心配だったんです。これから、安心して父の看病ができます」
と言っていただきました。

それから、2週間後、お父様のご葬儀となりました。

葬儀が全て終わり、お二人から、思った以上によいお別れができた事、前もって話を聞きに行ってよかったとお言葉をいただきました。
お母様の、ホントに安心して過ごせたと涙を流されながらのお言葉に言葉が詰まりました。
お二人の笑顔が見れて、きちんとお別れができたと感じ、心から安心しました。


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