家族葬エピソード436:「お金を残すより、思い出を残そう」

『○○がいたら、それでいい』
奥様のことが大好きで、とても大切にしていらっしゃったという故人様。

歳を重ねた時に良い思い出を語り合う豊かな心でいたい、という想いを常日頃から胸に刻み、
『お金を残すより、思い出を残そう』
と、自ら計画を立て子供様やお孫様も連れて全国各地いろいろな所に連れて行ってくれたそうです。

ちょっぴり頑固で寂しがり屋な一面もございましたが、とても優しいお人柄で、奥様と常に寄り添いながらご家族との時間を大切にしてこられました。

「なんで私を置いて行ったの...」
ご結婚されて五十数年、共に歩んでこられた奥様が故人様へ問いかけ何度も涙を拭われるお姿に胸が痛みました。

ご遺影写真をまっすぐに見つめ、幸せだった日々を噛み締めるように多くの思い出をお話ししてくださった奥様のお姿は、たくさんの幸せで溢れていました。

故人様と過ごす最後の時間をとても大切になさり、ご家族様で思い出話に花を咲かせ、笑い合い、涙し、励まし合い、たくさんの歳月を振り返られた二日間。
『お金を残すより、思い出を残そう』
その言葉どおり歩んでこられた故人様にとって、なにより心温まるひとときであったように思います。

お別れの時。
故人様のお顔に触れ
「こんなに冷たい...」と涙される奥様。
「○○したね」
「○○行ったね」
「○○にも行ったね...」
「楽しかったなぁ」
語り尽くせないたくさんの思い出を一つ一つ語りかけられながら、祭壇の色鮮やかなお花に想いを託し、手向けられました。
そして最後に、ご結婚された時のお写真をお柩の中へ。
「私のこと一番大事にしてくれたもんな、お父さん」
「向こうで待っちょって!綺麗になって行くけんな」
「ありがとう...お父さんありがとう...」
ご夫婦の深い愛情と絆を感じました。

どこか懐かしいような色褪せることのない思い出は、感謝と幸せに彩られた大切な宝物となったことと思います。
たくさんの幸せを胸に抱き旅立つ故人様を囲み、ご家族様のぬくもりに満ちたお別れとなりました。


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家族葬エピソード435:「お父さんの好きなスイカで!ここにいれとくよ!持っていって食べよな」

故人様は、とてもお元気で100歳のお誕生日を迎えた後、急に入院になり1週間で旅立たれました。
それまで、病気はあったものの、ディサービスにも行かれ健康寿命を謳歌されていたとお聞きしました。

今回の喪主様は、3ヶ月前に義理のお父様をお見送りされた方でした。

ご相談にお見えになったとき、ご夫妻の両親が健在で皆さま90歳を過ぎている。
いつ、何があってもおかしくないので、、と言う事でしたが、こんなに早くお二人を見送ることになるとは、と少しの驚きでした。

故人様は、果物が大好きだったと言う事で、スイカ、ブドウ、ミカンとご用意をさせていただきました。
90歳を過ぎている奥様も参列され、杖はついていましたが、とてもしっかりされたおばぁちゃまでした。
最後のお別れの時に、故人様の1番好きだったスイカを枕元に供えながら、
「お父さん、あんたの好きなスイカで!ここにいれとくよ!持っていって食べよな」
と肩を叩きながらお声をかけられていました。何十年と共に生きてきての最後のお別れ、、お気持ちを想像する事もできませんでした。

何日か後、喪主様ご夫妻が来館されました。
「自宅にもって帰る沢山の花とお供え物を用意してくれてとてもありがたかった」
「二人を見送ったが、とても満足のいく葬儀でした」
とおっしゃっていただきホッとしました。
「母ふたりも安心してお願いできるといっていました」
と聞きとても嬉しく思いました。

金額だけでなく、スタッフ皆さんが親切に接してくれてとても嬉しかった、とお聞きし、何よりも気持ちの励みになりました。

ご家族に方に喜んでいただけることが、とても嬉しくたゆまぬ努力を重ねていきたいと思います。


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家族葬エピソード434:「いつもこんな笑顔だった」

「いつもこんな笑顔だった」
ご家族様も自然と笑みが溢れるような、ご生前のお姿そのままに満面の笑みのご遺影写真。

ご家族想いで、子供様からひ孫様まで子供たちの笑顔と健やかな成長が一番の活力。
いつも愛情いっぱいに傍で見守ってくれた優しい、優しいお母様でいらっしゃいました。

思い出コーナーには、故人様へ宛てたメッセージボード、似顔絵やたくさんの想いが込められた色紙などの思い出の品が飾られ、どれを拝見しても故人様のお人柄が表れており、ご家族様の愛情で満ち溢れていました。
「ばあちゃんが大好きだよ」
「たくさん笑っていてほしい」
「顔を見れない日も心はいつもそばにいるよ」
「いつも優しく傍にいてくれてありがとう」など、
小さな体で大きな幸せを与えてくれた故人様の背中は、共に過ごされた思い出以上に皆様の心に思いやりと優しさを遺してくれました。

お柩の中にはお一人お一人が綴られた小さなメッセージカードにたくさんの折り鶴が納められ、お柩の上にもいろいろな形をした折り紙が彩りを添え、絶やすことのないお線香は山のように溢れており、尽きることのない感謝の想いを感じ、幾度となくあたたかい気持ちになったのを憶えています。

お別れの時。
母の日を迎え、母の日の贈り物としてバラやカーネーションのブーケを用意させていただき、娘様に手向けていただきました。
思い出の品や、たくさんの折り紙とともに祭壇の色鮮やかなお花をお柩から溢れんばかりに手向けられ、皆様のぬくもりに包まれた故人様の表情はとても穏やかな笑みを浮かべているように見えました。

故人様の頬をそっと撫で、娘様の目から静かに溢れる涙。
溢れ出る涙から多くの想いが伝わってまいりました。
そのお姿をまっすぐ見つめられるお孫様やひ孫様の目からポロポロと流れる大粒の涙が、故人様との別れのツラさを物語っており、目を奪われるほど印象的でした。

みんなで傍に寄り添い、
みんなで別れの時を大切に過ごし、
みんなで旅立ちに彩りを添え見守られた、あたたかい愛に溢れた時間でした。


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家族葬エピソード433:「最後に食べさせてあげたかったんです」

式場に入らせて頂いてまず目に入ったの胡蝶蘭でした。
胡蝶蘭がお好きだった故人様にご親族様がご準備されたとのこと祭壇がとても華やかになりました。

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は80代の女性の方でございました。
喪主様は、ご長男様がつとめられました。

とても明るい性格でお友達も多かったとお伺い致しました。
社交ダンスがご趣味でお仲間とレッスンに通われたり、水泳ではマスターズで日本代表になり世界大会にも出られご活躍されたとお伺い致しました。

「つい先日、逢いに行ったときは元気で食事も全部食べて楽しそうだったのに...『また来るわ。』って別れたのが最後になってしまって...」
長い闘病生活をお送られておいででしたがまだまだお元気だったため突然のお別れにご長女様はお柩の側を離れて難いご様子でお顔を見られては泣いて、
「お母さん...お母さん...。」
と、ポツリ、ポツリと話しかけられておられました。
そのご様子に倒れてしまわれるのではないかと私共も大変心配いたしました。

最初にお話しをさせて頂いた時お好きだった物をお伺いしたところ、うなぎ、刺身、やせうまだと言われておられましたのでお供えでうなぎの蒲焼、やせうまをご準備させて頂きました。
「最後に食べさせてあげたかったんです。ありがとうございます」
と、ご長女様が大変喜ばれ笑顔になって頂きました。

お別れの時、皆様で祭壇の花をすべてお柩の中へ、お顔の回りにお好きだった胡蝶蘭をお一人、お一人にお声を掛けながら手向けて頂きました。
お供えはご長女様に納めて頂きました。
「お母さん...好きやったやろ?食べてな...もっと一杯食べさせてあげたかった...」
ポロポロと涙をこぼされながらお別れをされました。
「ゆっくり休んでください。」
喪主様の労いのお言葉でお閉棺となりました。

爽やかな初夏の日差しの中ご出棺となりました。


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家族葬エピソード432:「『お父さん!買い物いくでっ』ち言ったら起きてきそうやろ」

「菓子パンはずっと好きでいっつも食べてたんですよ。
でも...最後の入院で『食べたい』と言っていたのがこの芋けんぴだったんですよ」
最初にお話しを伺った時に教えていただいた菓子パンと芋けんぴをサプライズでお供えさせて頂いた時に言われたお言葉です。

今回お手伝いさせて頂きました故人様は長い闘病生活をされておられた60代の男性の方でございました。
喪主様は、その闘病生活をずっと支えておられた奥様がつとめられました。

ご家族をとても大切にされるお優しい方。
真面目で仕事熱心。
長年バスの運転手をされご利用者様にもとても愛された方だったそうでございます。
バス会社を定年退職されてからは子供達を乗せるスクールバスの運転手として働かれておられ、子供達の成長をご自分のお孫様のように嬉しそうに見守っておられたとお伺いいたしました。

思い出コーナーには長年お勤めされ愛車として乗られていたバスの写真、愛用の帽子を飾らせていただきました。
思い出コーナーにご親族様が集まられ故人様が現役で運転手をされておられた時のお話や、愛用の帽子を被って一緒に出掛けた時のお話しを楽しそうにお話しされて皆様、お一人お一人が故人様と過ごされた時間を思い出しておられました。
奥様は皆様のお話に目頭を抑えながら、時に笑いながら嬉しそうに聞いておられました。

お式が終わり皆様で、長く闘病生活された故人様へ労いのお言葉をかけていただきながらお柩にお花を入れていただきました。
「はい、菓子パンで!甘いの好きやったけんな。はい、芋けんぴ!食べたい、食べたい言いよったやろ」
奥様の手で納めていただきました。ご愛用の帽子を手渡したところ
「被せてもいいですか?...買い物行くよーっち言うとこの帽子をスッと被って一緒に行ってくれよったんよ」
奥様の手で被せていただきました。

「あーいつものお父さんや~
『お父さん!買い物いくでっ。』
ち言ったら起きてきそうやろ?」
ポロポロと涙をこぼされながら最後にお顔を触られご閉棺となりました。

故人様のお隣に座られた奥様。道々でどんなお話をするのでしょうか。ご夫婦の深い愛情を感じたお式でございました。


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家族葬エピソード431:「いっしょに出掛けるのが嬉しかったなぁ」

とても優しそうな暖かい笑顔。
お写真は『いいお父さん』でいらしたんだなという雰囲気が伝わって来るようなお写真に大変喜んでいただきました。

メッセージカードをご姉妹でじっと見られながら、
「優しくて、仕事一筋。
一生懸命家族を支えてくれました。
私たちが小さいときは休日によくジブリ映画を観に連れて行ってくれて...それが凄く楽しみで姉妹で前の日からはしゃいでました。
いっしょに出掛けるのが嬉しかったなぁ」

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様はまだお若い60代の男性の方でございました。
喪主様は奥様がつとめられました。

思い出コーナーにはたくさんのお写真を持って来ていただきました。
七五三の着物を着たお写真。
入学式、卒業式、遊園地で一緒に乗り物に乗られ笑顔のお写真。
家族の記念写真。
その時々の一瞬を記念に撮されたお写真を折り紙で綺麗に飾り付けして頂きました。

長い闘病生活で食べられなかったポテトチップス、柿の種、チョコレート、お好きだったビールをお供えさせて頂き喜んでいただきました。

お式は近いご親族様のみで粛々と執り行われました。
最後に喪主様である奥様よりお礼のご挨拶がございました。
「もう良くならない病気だとお医者様からお話しがあり、
『これからの事を話したいから病名を言っておきたい』
と言われたんですが本人は
『聞きたくない』
の一点張りで私や娘の話は聞きませんでした。
お父さんが聞きたくない、知らないことを皆さんに言うことが出来ませんでした。
申し訳ありませんでした。
病名を知っていた私と娘3人で隠してお父さんが楽しく過ごせるよういつも笑顔でやって来ました。
これから親子3人で力を合わせてやって行きます」

言葉を詰まらせながらのお話しでは、故人様のご兄弟様にも言えなかったとのことでございました。
奥様のお話しに、その強いお気持ちに私共も胸が締め付けられる思いでございました。

お別れの時、大好きだったビールを花のつぼみで皆様に飲ませて頂きました。
お柩にお花を手向けて頂き、お供えさせて頂いたポテトチップス、柿の種、チョコレート、ビールも納めさせて頂きました。
「もう、ゆっくりしてください」
「お父さん、ありがとう」
最後のお声掛けを頂いてご閉棺させて頂きました。

雨上がりの爽やかな風の吹くご出棺となりました。
『ありがとうございました』
とお車に乗られた奥様の笑顔に大事な方を守る強さを感じたお式でございました。


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家族葬エピソード430:「お父さん、お母さんがいなくなっちゃった」

おひとりで生活されていた故人様を心配されていたおふたりの娘様は、毎日電話をかけられ様子を伺っていたそうです。

いつもの様に電話をかけられましたが故人様が出られず、心配になった二女様が家へ訪れたところ倒れられている故人様を見つけられたとお伺いいたしました。

突然の別れに戸惑われる娘様おふたりでしたがご納棺が終わり、お着替えも済まされるとロビーにご用意しておりました写真を飾るボードにお母様との思い出のお写真を2人で相談されながら飾られておりました。

その中に長女様の結婚式のお写真もあり
「お葬式の場に結婚式の写真はダメですか?」
とご相談されましたが私が
「お母様との大切な思い出ですのでぜひ飾ってください」
と伝えると
「良かった。どの写真もお母さんが笑顔で写ってるから飾りたかった」
と安心されたご様子でした。

娘様たちと写る故人様はどの写真も溌剌とした笑顔でご家族の愛情が感じられるものばかりでした。

折り紙やお手紙の用意があることを伝えると
「たくさん書きます。お母さんに伝えたいことがいっぱいあるんです」
と話されている長女様の目には涙が浮かんでおりました。

葬儀の日に施設に入られている故人様のご主人が施設の人に付き添われお参りに来られました。
ご主人のお姿を見ると娘様たちは駆け寄られて
「お父さん、お母さんがいなくなっちゃった」
と涙を流されてご主人も車椅子のから手を伸ばし娘様たちの背中を撫でられておりました。
親子3人で抱き締め合い涙を流される姿に私も胸が熱くなる思いでした。

お別れのお花入れではお孫様も一緒にたくさんのお花を入れられいる最中に長女様が故人様のお顔をじっと見つめられ
「お母さん...お母さん...」
と呟かれているのが印象に残っております。

最後にお供えされたお手紙には「大好きなお母さんへ」と綴られておりました。

夏のような強い日差しのなかご出棺となりました。


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家族葬エピソード429:「2人でよくここですごしたんよ」

故人様は80代の男性でした。

少し疲れた様子の奥様に変わり、娘様、特に長女様が殆どの手配を取り仕切っていました。
それはとても明るく。
(なんて朗らかな娘さんなんだろう)
と思いながら私達スタッフもお式の準備を進めていました。

しばらくし、スタッフ全員でスケジュールの話をしていた時、担当者から
「長女さま、もしかしたら明日来れないかもしれない」
と言われました。
体調が悪く入院される。と...。
「え!そんなに体調が悪いの?」
どこか信じらずそう思いましたが、明るく振る舞う皆様に対し私達も最後までしっかりとご対応しなければいけないとおもいました。

初めは考えていなかった様ですが、お孫様達のお別れの言葉を添えられる事になりました。
一緒にリハーサルをしたのですが、ワイワイと、まるで発表会のリハーサルのようです。
それからも故人様のために次々とご提案をいただき
「本当に仲の良いご家族だったんだなー」
とあたたかい気持ちになりました。

葬儀の日、参加が心配されていた長女様がおみえになりました。
「良かった...」
と思いお迎えすると
「先生にお願いして明日にしてもらったんです」
とにこやかに仰いました。

お別れの言葉の時、代表してお一人のお孫様がお話をはじめました。
「いつもいつも優しく迎え、声をかけてくれてありがとう。ずっと大好き。じいちゃんの孫で良かったよ」
と涙で声を詰まらせながら、やっとの思いで最後まで言う事ができました。
つとめて明るくされていた他のご親族の方々からも嗚咽が聞こえてきて胸が締め付けられました。

お別れの時、お柩の中に沢山のお花が手向けられました。
お柩を覗き込み、ひ孫様が「キレイー」と嬉しそうにしている姿を見て、ご親族の皆様も微笑ましく思っているようでした。
そして静かにお柩の蓋は閉じられ出棺いたしました。

火葬の後、ご自宅にお伺いしました。
ご家族様は吹っ切れたご様子で私達を招き入れてくださいました。
見晴らしの良い窓辺に私達を連れて行き、
「主人と2人でよくここですごしたんよ」
と奥様は少し懐かしげにおっしゃいました。

「みんな主人が大好きでね、いつも誰かかれか居る状態!」と。
その後もまるで私たちも家族の一員の様に接してくださり、故人様のお話を聞かせてくださいました。

お暇するときに、奥様のお体が気になり
「無理されず何か気がかりな事があったら連絡してください」
とお伝えすると
「はい!すぐする!」
とチャーミングに仰いました。

長女様にもお声をかけると
「明日、行ってきます!」
と明るく手をふってくださったのがとても印象的でした。

明日から入院される長女様の早い回復と奥様の心労が早く癒えますよう願います。

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家族葬エピソード428:「突然の別れ」

故人様は80代の男性でした。

遺影写真に写る故人様はとても若々しく、ハツラツとしていました。
実際にその時までとても元気に過ごされていました。

突然の夫の死を未だ実感できないまま式場に到着した奥様でした。

納棺が終わり、改めてご主人様と向き合った瞬間、奥様は側に立っていられず支えていたご家族の手を振り切り逃げる様に別の部屋へ去っていきました。

「気分が悪い...」
そう小さく呟き部屋の隅で泣いていたため、心痛を察した担当者が椅子を準備し落ち着かせる様に声をかけました。

「大丈夫...」
そう言いながら涙を誰にも見られないよう深呼吸をし堪えている様でした。

(このまま葬儀が終わるまで本当に大丈夫だろうか)
そう思ってしまうほど、憔悴していて、他のご家族の方々も静かに見守るしかないご様子でした。

それでも、開式の間際には少し落ち着きを取り戻し、周りの方と会話ができるようになっていました。
お焼香もなんとか喪主としてお参りする事ができホッとされたご様子でした。

お別れの時、再びお柩の蓋を開けたとき、やはり込み上げるものを抑える事ができず、柩にしがみつき故人様に何度もお声をかけていました。
しばらく離れる事が出来ず、担当者も私たちスタッフも奥様を見守る事しかできませんでした。
(ギリギリまでお別れしていただこう)
そう思いながら喪主様をみつめていました。

しばらくして長女様がお声をかけました。
やっとの思いで立ち上がり静かに閉まる蓋を見つめ手を合わされていました。

出棺時
霊柩車に乗り込んだ喪主様はお顔を上げることさえできず、一緒に乗り込んだ長女さまが深々と挨拶され出発いたしました。


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家族葬エピソード427:「ピンクの花々」

故人様は80代の女性でした。
祭壇にはピンクの花々が散りばめられていました。

故人様はピンクがお好きだった様です。
遺影写真のお洋服もピンク。
お柩もピンク。
実はお骨壷もピンクです。
遺影写真の喪主様は満足げに微笑んでいました。

そんな故人様のお柩のそばには喪主である長女様が付き添われていました。

近年施設で過ごされていた故人様。
手先が器用で数々の作品を残されていたため、施設からお借りして展示させていただきました。
お写真も沢山あり、黙々と作品作りに励む喪主様が写っていました。
そんな中に書をしたためるお姿が数枚ありました。
「お上手ですね」
とつぶやいた時、担当者から
「この写真は亡くなる前日」
と聞かされました。
「えっ!」
と振り返り担当者を見ると
「うん...」
と。

おとといのお姿でした。

(こんなにお元気そうなのに...)
人の命の儚さを思い知った瞬間でした。

と同時に、一度も振り返らず故人様の側を離れない喪主様を思い出しました。
ひと時も離れず付き添われるその後ろ姿はお母様の突然の死を悲しんでおられるお姿でした。
喪主様を見つめながら胸が締め付けられる様な気持ちでした。
(できるだけそっと見守りましょう)
スタッフ全員が言わずともそう察しました。

開式の時間が近づき施設の方がお参りにみえました。
外は小雨が降りはじめていました。
おみえになったその方を車の側までお迎えに行くと、泣き腫らした目で「参列してもいいですか?」と尋ねられました。
施設の方も突然の事に動転し憔悴しているようでした。
「大丈夫ですよ」とお伝えすると、フラつく方をもう1人の方が支える様にして会場にむかいました。

やっと振り返り施設の方とおはなしされる喪主様。
施設での様子を聞きながら微笑まれていました。
「出来るだけ好きなものに囲まれて送ってあげたいから」と仰っていました。
お別れの時、
ピンクの花々が手向けられたお柩を見ながら、深い深い愛情を感じたお式でした。

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