家族葬エピソード395:「笑っている様に見えるね」

花祭壇に飾られた御遺影写真は、満面の笑みをこちらに向けられていました。

故人様は、早くに旦那様を亡くされており、長い時間をお一人で過ごされていたそうです。

お見送りは、甥御様と姪御様でされました。

「100歳を超えてもボケたりしなくて、しっかりしてたんです」
ご家族様のお言葉に、お写真が重なり、故人様の元気なお姿が目に浮かびました。

体調を崩されてからも、6年もの間、リハビリに精を出されていた故人様。
ご友人を大切にされ、ご友人の為に色々と尽くされていたそうです。

お柩の前の机の上には、お供えとして故人様がお好きだった、和菓子をご用意させていただきました。

「おまんじゅう好きだったんです。ありがとうございます」
そのお言葉いただき、私も喜んでいただけて、良かった。と嬉しく思いました。

お式の前には、お見送りの皆様で御斎膳の代わりに折詰のお弁当を食べていただき、故人様との最後のお食事の場とされました。

お式が終わり、お別れのお花入れでは、たくさんのお花と、

お供えさせていただいた和菓子をお柩へと納めていただきました。

色とりどりのお花に囲まれた故人様。

「笑っている様に見えるね」
という姪御様のお言葉通り、穏やかなご表情をされていました。

「お疲れ様でした」
皆様が口々におっしゃり、穏やかな空気の中、お柩が閉じられました。

温かい春の日差しの中、ご親族様に付き添われての静かなご出棺となりました。

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家族葬エピソード394:「さよならしたくないんよ」

本日のお別れは、ゆっくりとお別れをしたいという、ご家族様のご希望によりご自宅でのお見送りとなりました。

ご出棺の朝、ご納棺からお別れに来られなかった方々の為、ご家族様が動画を撮られていらっしゃいました。

ご納棺がおわり、お柩の中へと故人様がよく着ていらしたお洋服をご家族様がお入れして下さいました。
ご用意させていただいたお花を、お洋服が隠れてしまわない様にと、一つ一つ丁寧にお納めしてくださいました。

喪主様が、お孫様へと
「さよなら言ってあげて。」
とおっしゃり、お孫様が
「おばあちゃん、さようなら。おじいちゃんもさよなら言って」
と喪主様へお声を返されました。

「・・・さよならしたくないんよ」
喪主様がそう呟かれ、皆様に背を向けるかたちで、窓の外をご覧になられました。

喪主様の瞳には涙が浮かんでいました。

夫婦として50年、辛い時も楽しい時も共に歩んで来られたお二人。
そのお別れの辛さを感じ、私も目頭が熱くなりました。

ご長男様の
「色々と迷惑をかけた事も有りました。お世話になりました」
そのお言葉で、お柩の蓋が閉じられました。

ご自宅の外では、ご近所の方々がお見送りに来てくださり、朗らかな春風がそよぐ中、ご出棺となりました。


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家族葬エピソード393:「娘のことが一番大好き」

ご家族想いで、人と人との絆を大切にしてこられた故人様。届けられた多くのご弔電は、慕われたお人柄が窺える内容のものばかりでした。

たくさんの家族写真が飾られた思い出コーナーの前でご家族様はお話しをされながら、用意させていただいた故人様へ想いを伝える折り紙や便箋を手に取り折り鶴にして飾られ、その折り鶴には「お父さんありがとう」「安らかに」等のお言葉が綴られていました。

お悲しみの中で振り返られる故人様との思い出。
思いを馳せるように遠くを見つめお話ししてくださる奥様の目や表情は、たくさんの幸せで溢れていました。
「今は主人の良い所ばかりが頭の中を駆け巡っています...。あたたかみのある人...本当いい人でした」
しみじみと笑みをこぼし、時に涙し、幸せだった日々を噛みしめていらっしゃいました。

そして、お隣にいらっしゃった娘様の肩に手を添え
「娘のことが一番大好き。娘と孫達の存在が、主人の生き甲斐だったのよ」
そう教えてくださると、娘様の目から大粒の涙が零れ、言葉が出ないほどのご様子に多くの想いが伝わってくるようで胸が締め付けられました。

ここ数年、入院生活を送られていた故人様。
なかなか面会が叶わず、毎日欠かさず電話でやり取りし励まされていたと伺い、闘病を支えてこられた時間はとてもつらく苦しい日々だったことが窺えました。
それでも、故人様にとっては明日への希望。
一日一日を大切に悔いなく過ごした日々は、家族の絆をより深くした、かけがえのない時間だったことと思います。
最期まで共に歩み、共に寄り添い、共に紡いだ時間は、ご家族様にとって一番の心の支えであるように感じました。

故人様に思いを馳せ、お偲びいただくナレーションの時間。
故人様そしてご家族様の想いを代弁するように、想いに寄り添うように...そして心がぬくもりに包まれるように願い、想いを込めてお伝え致しました。
ご家族様のすすり泣く声と、聞こえてくる言葉一つ一つを噛みしめるように頷いてくださっている奥様の後ろ姿を拝見し、私の目にも込み上げてくるものがありました。

お別れの時。
故人様を囲み多くの想いを胸に、祭壇の色とりどりのお花やたくさんのご供花、想いが込められたかごいっぱいの折り鶴を手向けられ、奥様も娘様もお孫様方も嗚咽を漏らし、ご親族様も皆涙を溢されながら労いと「ありがとう」のお言葉で溢れ、あたたかな想いに包まれた名残りの尽きないお別れとなりました。

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家族葬エピソード392:「これが私がしてやれる最期のプレゼントよ」

故人様はまだまだお若い60代の妹様。

喪主を務められたお姉様は憔悴したご様子が窺え、身体を休めてもらえるよう配慮しゆっくりお過ごしいただいておりましたが、寂しさからか私のもとへ寄り、多くの出来事や想いを吐き出すようにお話ししてくださいました。
妹様の身の回りのお世話をされていたそうで、難病を患っていらっしゃった妹様と時に意志疎通できないことも、きつく当たられたことも、心が折れそうになったことも多くあったそうです。
それでも、姉妹で交わした言葉やあたたかな思い出、時折見せてくれた笑顔に心励まされ、今日まで懸命に支え頑張ってこられました。
これまでの計り知れない苦悩や後悔、心身の心配を感じるとともに、とても深い愛情をお持ちでいらっしゃるのが解りました。

このお仕事に携わるようになって、多くの方の人生最期の節目に立ち会い、十人十色の人生・人間ドラマを知ることが少なくありません。
大切な人を失うことは人生において最も辛いことであり、想いを言葉にすることは難しいこともあります。
ですが、その言葉にすることこそ心のケアに繋がるとても大切なことだと日々感じています。
お姉様のお話しを伺いながら心に耳を傾け寄り添う中で、悲嘆の心が少しでも和らいでほしいと思いました。

「長生きするって言ったやない...!」
寂しさと悔しさを滲ませた表情で、お柩の中に眠る妹様へ声を掛けられたお姉様の後ろ姿は小さく見えました。
崩れ落ちそうな体をご親族様が支えられ、
「○○がおったけん、楽しかった...」
姉妹の思い出を噛みしめるように何度も妹様のお名前を呼ばれ、愛おしそうに頬に手を添え涙されるお姉様のお姿。
「これが私がしてやれる最期のプレゼントよ」
祭壇の色とりどりのお花に想いを託し、お好きだったものなどと一緒にたくさん手向けられ、安らかな旅立ちを願いご出棺となりました。

涙を流し見送ってくれる人がいる...
深い愛情を注いでくれる人がいる...
お姉様の姉妹愛に胸を打たれた時間でした。


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家族葬エピソード391:「顔も忘れんくらい見たけん大丈夫よ」

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は90代の男性の方でございました。
喪主様は長年連れ添われた奥様がつとめられました。
式場には奥様とご長女様がぽつんといらっしゃりとても疲れたご様子でございました。
お二人とも足がご不自由で、故人様の事を思い、考えてよく寝れてないと言われておりました。

とても優しかった故人様は、毎年長期のお休みになると奥様とご一緒に旅行へ行かれていたそうです。
「6月位になると、『今年の休みはどこに行くかなぁ?何食べたいんか?』っち聞いてくれて私の行きたいところに連れていってくれて、好きなもの食べさせてくれたんよ。
九州なんかは車で色んなとこ連れて行ってくれてねぇ~。
一番遠くは北海道。
二人で食べたカニが美味しかったんよ~」
とても嬉しそうにお話ししてくださいました。

ご長女様も
「大声を出されたり、叩かれたりしたことがとかないんです。
優しくてとっても穏やかでしたねぇ~母の方が激しかったので怒ってる母を止めてくれてました」

ご長女様とはよくお好きなカラオケに行かれ娘さんが歌番号を入れ世話を焼いてくれるのが嬉しい、一緒にカラオケに行くのが楽しいと言われておられたそうです。
お好きだった昔流行った演歌を心行くまで歌われておられたそうです。

今回のお見送りはお二人。
「こんな時期なんで、ご近所の人達も断ったんよ。私たちだけでって」

お二人でゆっくりお花を入れて頂き、昨晩折り紙にお二人で書かれたお手紙を鶴に折って頂き納めさせて頂きました。
サプライズでご準備させて頂いたお好きだったステーキも奥様に入れて頂きました。

「お母さんの事は、心配せんでいいけんな。私がおるけん。」
ご長女様が最後のお声掛けをされ、
「昨日も今日も、お父さんとたくさん話したけん、顔も忘れんくらい見たけん大丈夫よ」
奥様のお言葉を頂きご閉棺となりました。

出発したお車を見送りながら、今回のお式はスタッフ皆が家族の一員として見送った感覚になるような温かく寄り添えたお式でございました。

家族葬エピソード390:「久しぶりにゆっくり寝れました」

「病院に駆けつけてから、父が亡くなってこちらの式場につれて来てもらって、父は今はもう柩に入ってますが、目まぐるしくてずっと緊張していて寝れなかったんですが安心したんですかね...久しぶりにゆっくり寝れました」
ご納棺の終わったお柩の前で今回喪主様をつとめられたご長男様が緊張の糸が切れたようにお話ししてくださいました。

「自分は一人っ子で、今回亡くなった父と、母もずっと入院しています。
二人が入院してからずっと携帯電話を手放せなくて...電話が鳴るたびに『何かあったんじゃないか?』『悪い知らせなんじゃないか?』と胸が締め付けられる思いで鳴っている電話の画面を確認する毎日でした」
ホッとされたお気持ちと、肩を落とされ寂しさを感じておられるお姿に見受けられました。

故人様は町役場に定年まで勤められておられたそうで真面目で実直、口下手で物静かな方だったそうでございます。
ご趣味は書道。
お一人で静かに墨をすっては筆を走らせ文字をかかれておられたとのこと。
かなりの腕前だったようで晩年通われておられた施設でも良く書かれ皆様に教えていらっしゃったそうでございます。

お好きだったものは、『甘いもの』でお茶を飲みながら最中やお饅頭、羊羹を毎日召し上がるのを楽しみにされておられたそうです。
サプライズで和菓子をご準備させて頂きました。
お別れには町役場で一緒に働いておられた同僚の方、ご近所で仲良くされておられた方がお見えになりご親族様と一緒にお花を入れて頂きご出棺となりました。

「葬儀の事が全くわからなくて不安でしたが何も心配せず、父を送ることが出来ました。ありがとうございます」
と、笑って言われた喪主様の少しほっとされたご様子にスタッフ全員で合掌しお見送りいたしました。


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家族葬エピソード389:「派手なことはせんで、ひっそり送って欲しい」

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は70代の男性の方でございました。
喪主様はご長男様がつとめられました。

控えめな性格だった故人様は一緒に住んでおられた二男様に
「派手なことはせんで、ひっそり送って欲しい」
と、お話しされておられたそうでお迎えに伺ってお話をさせていただいた時は、儀式はせずにお別れだけの式を考えておられたようでございました。
ゆっくりお話しを伺ったところご親族様皆様に来ていただいて最後にお顔を見ていただきたいと喪主様のお気持ちがありお寺様に来ていただいて通夜、葬儀を執り行うことになりました。

お通夜の夜もご親族様、ご近所の方、会社関係の方がたくさんお参りに来てくださりご兄弟で嬉しそうにお父様の事をお話しされておられました。
式場に入り切れないほど多くのご供花を贈られ故人様のお人柄を感じられました。

故人様のお好きだった物は焼酎とお刺身だと一緒に住んでおられた二男様よりお伺い致しましたので、お供えは焼酎とお刺身をご準備させて頂きました。
お柩にはかご一杯に折られた折り紙、祭壇の花と贈られたご供花を切り花にして皆様に入れて頂きました。
お別れの時、お柩の回りに皆様お集まりになりお一人、お一人お顔を触られて最後の時間を過ごされました。
「じいじ~バイバイ」
「おやすみなさい」
「また遊んでね~」
ひ孫様のたどたどしいお別れの言葉でご閉棺となりました。

「皆で親父を送れて本当に良かった。ありがとうございました」
ご兄弟で晴れ晴れとしたお顔でご出棺となりました。
ご満足頂けたお別れのお手伝いが出来心温まるお式でございました。


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家族葬エピソード388:「父と過ごした色んな事をたくさん思い出して」

「足を骨折し手術しないと言う選択もありましたが、一も二もなく即決して手術をすることを決めた父でした。
他の大きな病気を抱えながらも『絶対に自分の足で歩いて家へ帰る。』と思っていたんだと思います」
お式の最後にご長女様が皆様へ言われたお礼の言葉でございます。

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は80代の男性の方でございました。

ご自分で自動車の修理工場を始められその腕を生かしワンボックスカーを改造してキャンピングカーを造られたそうでございます。
ご家族でそのご自慢のキャンピングカーに乗り良くキャンプに行かれておられたそうです。

お式の喪主様は故人様のお仕事を支え、ずっと寄り添ってこられた奥様がつとめられました。
お言葉も少なくとても憔悴されたご様子の喪主様をご長女様が常に隣におられ見守られていらっしゃいました。

「担当の方と色々なお話しをさせて頂いて、父と過ごした色んな事をたくさん思い出して母と『あんなことあった。』『よくこんなこと言ってたね。』と二人で思い出話をしました。
そして、こんな素敵なメッセージカードを作って頂いたことで改めて父の事を考えることが出来たし、母と今何をしてあげられるか考えることが出来ました。ありがとうございます。」
思い出コーナーに飾らせて頂いたメッセージカードを大変気に入って頂きお礼の言葉を頂きました。

お別れの時、祭壇の鮮やかなお花を全てお柩に入れて頂きとても華やかになりました。
皆様で折られた折り鶴やお手紙も皆様でお声をかけながら納め、故人様がお好きで食べたいと言われておられた羊羹をサプライズでご準備させて頂きお顔の近くへ納めて頂きました。
「父がしゃべれる時に『羊羹が食べたい』って言ってたんですけど、いつか持って行こう、行こうと思って伸ばし伸ばししてたら食べさせる事が出来なくて...
本当にありがとうございます。最後に食べさせてあげられて良かった」
喪主様、ご長女お二人で涙を流されながら喜んでいただきました。

お車に乗られる前に
「何から何まで本当にありがとうございました。」
喪主様、ご長女より笑顔でお礼の言葉を頂きました。

ご出棺したお車の後を散った桜の花びらがくるくると躍りながら私共と一緒にお見送りしているようでございました。


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家族葬エピソード387:「自分達の為に尽くしてくれた母のため」

ご両親と同居されている息子様が、居間で倒れているお母様を見つけられたそうです。
まず、お父様を呼び救急車に電話をし、救急隊員の方から、
「警察を呼びます」と、
「もう息をひきとってます」
と言われたそうです。

お二人は、何が何か分からず、ただ呆然と立ちすくむしかなかったと、ポツリポツリと息子様がお話されました。

「物静かで、文句一つ言わず食事、洗濯、掃除と自分達の面倒をよくみてくれた、どこか痛い、悪いとか聞いたこともなく、とても驚いています」
と涙されながらお話される息子様。
「父は、ショックのあまり、一睡もできず憔悴しきっています」
とご自分の事よりお父様の体調を心配される息子様でした。

「今のご時世の中で、失業もあり、毎日の生活で生きていくのが精一杯です。
でも、自分達の為に尽くしてくれた母のため、無理をしてでもきちんと見送ってあげたい」
という想いに、少しでもお役に立ちたいと思いました。

お寺様を呼び、葬儀の読経を唱えていただき、お別れを希望される方にはぜひ参列して欲しい、というご希望でした。
最後のお別れも皆様集まって、お花を手向けていただきご閉棺させていただきました。

お別れはご希望通りに出来ましたが、心配なのはお父様の声を一度も聞いてないと言う事です。
「お父様、大丈夫ですか?」
と尋ねると首を横にふり肩を落とされていました。

予期せぬ突然の別れに、ただただ戸惑い現実を受け入れることができないお気持ち、、、泣くこともできずにいるお父様を想う優しい息子様の気持ちに胸がしめつけられるお別れとなりました。


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家族葬エピソード386:「少し肩の荷が降りたと言うか」

定年まで教師として勤めあげた故人様。
晩年は奥様とご一緒に施設に入居されて共に過ごされていました。

式場の思い出コーナーには、施設で撮られた数々のお写真が飾られておりました。
ご夫婦仲良くご一緒に撮られたものや、娘様含めた家族写真。どれも優しいお顔が印象的なお写真ばかりでございました。

故人様は90代のお父様でした。喪主は一人娘の長女様でした。
ほぼご親族様でのお見送りとなりました。

奥様は体調の事もあり、お式の少し前のお時間に車椅子にてのご参列となりました。
通夜の儀の後は施設へと戻られました。

「久しぶりに外に出たので疲れたのかもしれません」
と長女様は仰っておりました。

翌日は、ご親族様が到着するまで長女様、お一人で過ごされておりました。

頂いている、ご弔電の打ち合わせをしていただき、その後に喪主の長女様から
「こんな事...お話していいのか... 私は冷たい娘だと思われるかもしれませんが、今、私は、実はほっとしているのです。
両親共に施設に入っていて。
何かあるといつも施設から電話があり、行っていました。
仕事中の施設からの着信には、いつも、「何かあったのか...」そんな心配をいつもいつもして...。少し肩の荷が降りたと言うか。
何かすみません、こんなお話をしてしまって」

申し訳なさそうに話していた長女様でした。

私は聞く事しか出来ませんでしたが、一人娘の喪主様。
兄妹でもいたら、相談する事も出来たでしょうが、一人悩んでいたのだと察しました。

葬送の儀も終わり、ご親族皆様でゆっくりとお別れをされてご出棺となりました。

心配でした、お母様の体調も何とか大丈夫そうでしたので一緒に火葬場へ行く事になりました。

喪主の娘様のお言葉が心に残り、とても切ないお見送りとなりました。

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