家族葬エピソード392:「これが私がしてやれる最期のプレゼントよ」

故人様はまだまだお若い60代の妹様。

喪主を務められたお姉様は憔悴したご様子が窺え、身体を休めてもらえるよう配慮しゆっくりお過ごしいただいておりましたが、寂しさからか私のもとへ寄り、多くの出来事や想いを吐き出すようにお話ししてくださいました。
妹様の身の回りのお世話をされていたそうで、難病を患っていらっしゃった妹様と時に意志疎通できないことも、きつく当たられたことも、心が折れそうになったことも多くあったそうです。
それでも、姉妹で交わした言葉やあたたかな思い出、時折見せてくれた笑顔に心励まされ、今日まで懸命に支え頑張ってこられました。
これまでの計り知れない苦悩や後悔、心身の心配を感じるとともに、とても深い愛情をお持ちでいらっしゃるのが解りました。

このお仕事に携わるようになって、多くの方の人生最期の節目に立ち会い、十人十色の人生・人間ドラマを知ることが少なくありません。
大切な人を失うことは人生において最も辛いことであり、想いを言葉にすることは難しいこともあります。
ですが、その言葉にすることこそ心のケアに繋がるとても大切なことだと日々感じています。
お姉様のお話しを伺いながら心に耳を傾け寄り添う中で、悲嘆の心が少しでも和らいでほしいと思いました。

「長生きするって言ったやない...!」
寂しさと悔しさを滲ませた表情で、お柩の中に眠る妹様へ声を掛けられたお姉様の後ろ姿は小さく見えました。
崩れ落ちそうな体をご親族様が支えられ、
「○○がおったけん、楽しかった...」
姉妹の思い出を噛みしめるように何度も妹様のお名前を呼ばれ、愛おしそうに頬に手を添え涙されるお姉様のお姿。
「これが私がしてやれる最期のプレゼントよ」
祭壇の色とりどりのお花に想いを託し、お好きだったものなどと一緒にたくさん手向けられ、安らかな旅立ちを願いご出棺となりました。

涙を流し見送ってくれる人がいる...
深い愛情を注いでくれる人がいる...
お姉様の姉妹愛に胸を打たれた時間でした。


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