家族葬エピソード19:「ピンク色の口紅」

本日お見送りをさせて頂いたのは80代の女性の方でした。

娘様お二人で亡くなる前の日に事前相談へお越しいただきました。
お二人とも遠方にお住まいで、お母様の危篤の知らせをうけ、大分へ。
何を、どう、準備したらいいのかとお困りのご様子でしたので、亡くなられたあと、火葬までの流れを説明させて頂き、その際に必要なものや、今のうちにご用意されていたほうが、慌てずにすむもののご説明をさせて頂きました。

次の日にお母様が亡くなったとのご連絡を頂き、病院へお迎えにあがりました。
牧の備庵へご安置させて頂き、お打ち合わせをさせて頂きました。
納棺師によるラストメイクのあと、ご家族様だけでゆっくりとお別れをして頂くのですが、お二人ともお母様のお顔に触れながらたくさんのお言葉をかけておられました。

その夜のお通夜は姉妹お二人だけで...

次の日のお葬儀にはお二人のご家族や、ご親族様にいらして頂き、八名様でゆっくりとお別れ、お見送りをして頂きました。

遠方からいらしたお孫様たちが、お棺にお花をいれながら、幼い頃可愛がってくれてありがとうと、涙を流されながらお声をかけておられました。

娘様たちが選んだピンク色の口紅が、故人様の柔らかな表情にとてもお似合いでした。

家族葬エピソード18:「いい顔をしてる きれいにしてもらったなぁ」

本日お見送りさせて頂いたのは80代の女性の方でした。

喪主をつとめられたのは甥ご様でした。
事前にご相談にきて頂いたときから、できるだけのことはしてあげたいとおっしゃっておられました。

故人様はとてもお花がお好きだったそうで、お写真の背景をお花から選ぶことに。

桜や胡蝶蘭、マーガレットやひまわりなどたくさんの背景の中から、とても迷われながら水仙のお花を選ばれました。
できあがったご遺影写真をお見せすると、とても気に入って頂け、

「花が好きやったけん良かった」

と喜んで頂けました。

お通夜は30名様のご親族様がお集まりになられ、故人様のお顔を見ながら、

「いい顔をしてる きれいにしてもらったなぁ」

とお声をかけておられました。

ご葬儀は喪主様のご希望により、ナレーション等はあまり入れずに、シンプルに執り行われました。
喪主様や集まられた皆様が、お棺の側に常におられ、故人様にたくさん話しかけながら、開式までのお時間をゆっくりと穏やかに過ごしておられました。

お別れの際には故人様のお好きだった食べ物をお棺の中へ。

「病院にいるときにあんまり食べさせてあげられなくてごめんなぁ」
「向こうでたくさん食べてなぁ」
と、お声をかけておられました。

「花が大好きだったから...」

とお顔のまわりから、お足元までたくさんのお花をいれておられました。

故人様を慕う方々でのとてもあたたなかお見送りでございました。

家族葬エピソード17:「もっとしてあげられることがたくさんあった」

本日お見送りさせて頂いたのは70代の男性の方でした。
判田台会館のメモリアルホールをご利用頂きました。

奥様が喪主をつとめられ、15名様のご親族様だけでのお見送りでございました。
メモリアルホールはお棺との距離がとても近く、皆様、常に故人様にたくさん話しかけておられました。

故人様との想い出を次々に語っておられ、故人様がとても優しく、楽しいお父様だったことが、私たちスタッフにも伝わってきました。

お別れの際には、お花をお棺にいれながら、

「お父さん鼻高いなぁ」
「向こうでたくさんお酒を飲んで、おいしいものを食べてね」

と、お声をかけておられました。

お孫様は

「おじいちゃんに似てて良かった」

と、涙ながらに故人様に話しかけておられました。

息子様が

「長く病気と戦っていたのでもう苦しまずに良くなると思うと少しは救われる」

とおっしゃったあとに

「でももっとしてあげられることがたくさんあった」

と涙ぐまれておられました。

長らく闘病された故人様とのお別れを、ゆっくりと偲ばれたお見送りでございました。

家族葬エピソード16:「突然のお別れ...」

本日お見送りさせて頂いたのは、60代の故人様でした。

突然の御逝去で、喪主をつとめられたお母様の悲しみはとても深く、涙がとまらないご様子でした。
故人様の息子様が喪主のおばあ様を支えながら、とてもしっかりと参列者の皆様へのご対応をされておられました。

70名様とたくさんの方がご参列されました。
皆様、突然のお別れにとても驚かれ、悲しんでおられました。
ご弔電もたくさん届き、故人様が課長を勤めておられた会社の皆様からのご弔電には、会社でのお姿や、お人柄が、詳しく書かれておられました。

お別れの際には、たくさんの方々が、お声をかけながら、お棺いっぱいにお花をいれておられました。

たくさんの方々に見送られた故人様のお旅立ちでございました。

家族葬エピソード15:「大切にするからね...」

本日お見送りをさせて頂いたのは
80代の男性でした。

喪主様は長男様でしたが、弟様と二人で相談しあい、お母様を支えながらのお葬儀でございました。

ひとつひとつ、担当スタッフと打ち合わせをし、確認をしながら、とても丁寧にお通夜お葬儀をとりしきられました。

20名様程のご親族様が集まり、皆様でお式の準備をされました。
弟様が喪主様をサポートしながら、喪主様は皆様を気遣う...とても仲の良い暖かなご家族さまでした。
お通夜、お葬儀の謝辞の際に、喪主様が、故人様の長かった闘病生活の話や、とてもお孫様を可愛がっておられたことなど、お話をされていて、スタッフの私も感動してしまいました。

お別れのときまで、故人様は眼鏡をかけておられましたが、
奥様が
「大切にするからね...」
とお声をかけながらはずされました。

とてもとても仲の良い皆様での暖かなお葬儀でございました。

家族葬エピソード14:「まだお若い故人様とのお別れ...」

本日お見送りさせて頂いたのは
60代の女性の方でした。

ご主人とご主人のお兄様の奥様のお二人で事前相談にお越し頂き、私がご対応させて頂きました。

まだお若い奥様のご容態がよくなく、ご主人は何からしたらいいのか...と...
まず、亡くなった場合の流れのご説明をさせて頂き、その時に必要な事柄や今のうちにご用意されておいた方が慌てずにすむ事のご説明をさせて頂きました。
お参りにどのくらいの方がくるか予想して頂き、人数にあったお部屋やプランの説明をさせて頂きました。

だいたいの費用を知りたいとご希望されましたので、お見積りもさせて頂きました。弊社のすべてのプランには白の骨壺がついておりますが、お花の模様が入った骨壺を、ご主人様が気に入られたので、骨壺、お棺、霊柩がグレードアップされるオプションプランをご提案させて頂きました。

弊社のこころの会にもご加入頂きました。

朝早くご相談にいらしたのですが、お昼過ぎに奥様が亡くなられたとのご一報を頂き、お迎えにあがらせて頂きました。
お打ち合わせは男性スタッフが担当したのですが、相談時のお見積りとほぼかわりない内容になりました。

ご納棺の際にはこころの会会員様特典の高級二重襟仏衣を、納棺師がお着せし、皆様の手でお棺にご納棺させて頂きました。
お通夜にはたくさんのご親族にお集まり頂き、ご挨拶は喪主様と故人様の息子様が...
お母様との早くのお別れをとても悲しんでおられ、みなさまに深い感謝をされておりました。

お葬儀にもたくさんのお参りの方がいらっしゃり、故人様との最後のお別れをされました。

とくにお孫様がとても悲しんでおられ、親族の方が「大丈夫 がんばろう」と、励ましておられました。
皆様からたくさんのお花が供えられており、お孫様から送られたスタンドのお花を中心にお棺に入れて頂きました。

故人様がかすみそうが好きだったそうで、かすみそうをたくさんいれて頂きました。
喪主様が最後まで故人様のお顔に触れながら、ご自身のお顔をくっつけながら、お別れの言葉をかけておられ、私も、もらい泣きをしそうになりました。

ゆっくりとお別れをして頂き、皆様の手でお棺のふたをかけて頂きました。

まだお若い故人様とのお別れ...
とても印象深いお葬儀でございました。

家族葬エピソード13:「あの綺麗な顔を覚えていてあげてね」

本日お見送りさせて頂いたのは80代の女性の方でした。

ご遺影写真は着物にきせかえをして作成させて頂きました。
とても美しく綺麗な故人様でした。

ご参列された皆様にも

「おばあちゃんはこのイメージがあるよね」

「やっぱり着物が似合うよね」

とのお言葉を頂き、とても喜んで頂けました。

お通夜にかけつけられたお孫様はお棺にしがみつきながら、「おばあちゃん!」と、悲しんでおられました。

お通夜の最後、喪主様のご挨拶では、

「もっと家に連れて帰れば良かった」

と...おっしゃっておられました。

お通夜の後には集まれたご親族様たちで、お食事をされながたくさん想い出話をして頂きました。

次の日のお葬儀では、お孫様とひ孫様から、故人様との想い出や感謝の言葉、お別れの言葉をお式のなかで頂きました。

皆様、涙ながらに語られておられました。

喪主様のご挨拶では、

「歳をとり、転倒し骨折してしまい、寝たきりになり、認知症になった母を見ながら自分の母が壊れていくような気がしておりました。棺の中の母がとても安らかな顔をしていて、ほっとした気持ちです」

と泣きながらおっしゃっておられました。
祭壇のお花を皆様の手でお棺へ...

ゆっくりお別れをして頂きました。

棺のふたをかける前に長女様が、

「お母さんは綺麗にしていたから、遺影写真の顔を覚えていてあげてね。あの綺麗な顔を覚えていてあげてね」

と、皆様にお声をかけておられました。
25名様のご親族様での暖かなお見送りでございました。

家族葬エピソード12:「むこうでたくさん歌をうたってね」

本日お見送りさせて頂いたのは90代の男性でした。
喪主様は妹様がお務めになり、9名様のごくごくお身内の方々での家族葬でした。
皆様にご遺影のお写真をお見せすると、

「いい写真やなぁ」

「いい顔してる」

と、とても喜んで頂けました。
お写真を見ながら、故人様との想い出話に花を咲かせておられました。
お葬儀には、故人様がいらした施設の方も参列をされ、施設でよく読んでおられたカラオケの歌詞本をたくさん持ってきて頂きました。
喪主様がお棺に一冊いれてあげたいとご希望されたので、たくさんふせんがついてるのがお気に入りだったのでは...とご提案させて頂きました。
祭壇のお花やお気に入りのカラオケの歌詞本を、皆様の手でお棺にいれて頂き、ゆっくりとお別れをして頂きました。

少人数の方々でのお別れでしたが、皆様とても悲しんでおられ、歌うのが好きだった故人様に

「むこうでたくさん歌をうたってね」

と、お声をかけておられました。

心のこもった、とても穏やかなお葬儀でございました。

家族葬エピソード11:「ずっとずっと家族の記憶に」

先日、お手伝いさせて頂いたご葬儀は
故人様は女性でした。
息子様が喪主様を務められ
私がお打ち合わせをさせて頂きました。
夜中にお亡くなりになられたため、
深夜のお迎えでしたが、
火葬収骨までの流れを
ゆっくり説明させて頂きました。
「深夜なのに丁寧に説明して頂いてありがとう、
よく理解ができた」と喜んで頂けました。
お通夜やお葬儀に宗教的なことはせず、
1日お付き添いをして
次の日に火葬場へとのご希望でした。
亡くなられた次の日は
息子様と奥様、お孫様の4名様で
お棺のそばで
ゆっくりお過ごし頂きました。
故人様がお好きだったとのことで、
ラジオを持ってきてずっと流していたそうです。
ご出棺の日にはお写真を撮られたり
お母様のお話をたくさんしておられました。
お棺には愛用されてたクッションや
フルーツ、祭壇のお花をたくさん入れられていました。
霊柩車に息子様が乗られて
お母様のお話をしながら火葬場へ。
お母様への感謝を最後まで
息子様がお話されていたのが印象的でした。
とても仲のいい御家族。
誰にも気兼ねなく過ごした時間。
ずっとずっと記憶に残るお手伝いができたのであれば嬉しいです。

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