家族葬エピソード37:『アジサイの花』

先日お見送りをさせて頂いたのは、70代の男性の方でした。
備庵堀田をご利用頂きました。

ご自宅でお亡くなりになったとご一報を頂きましたので、枕飾りなどご準備をさせて頂き、お打ち合わせを。

長女様、二女様はご自宅でのお葬儀と堀田でのお葬儀どちらにするか迷われておられたので、それぞれ流れをご説明し、堀田での儀式を選択していただきました。

長いお髭がチャームポイントのおしゃれな男性だったそうで、生前
「俺が死んだときはこれを着せてくれ」
とおっしゃっていたお気に入りのシャツとジャケットを身に付けておられました。

庭に咲いていたアジサイが咲くのをいつも楽しみに窓から見ていたそうで、持ってきて頂き式場へ飾らせて頂きました。

アジサイのそばには想い出の写真も...

故人様の奥様はお棺のそばにおられ、何度も
「お父さん...聞こえる?」
とお声をかけておられました。

ご納棺の際には故人様が愛用しておられたバンダナとネクタイ...
そしていつも誉めておられた娘様お二人の髪の毛が入った封筒をお棺の中へ。

二女様から
「父は頭にバンダナをいつも巻いていてトレードマークだった」
ことや長女様からは
「姉妹の髪の毛をいつもほめてくれていた」
と、お話を伺いながらゆっくりご納棺をさせて頂きました。

お通夜の後お寺様から、
「この今は悲しいご縁ですが故人様はこの今のご縁に感謝をしております。
自分の親族が集まり、悲しみを分かち合い励まし合っていることに感謝をされております。
しかし、泣き続けていてもいけません。
お父様がおらずともしっかり生きていけることをお見せしなければ」
とお話を頂きました。

長女様は深く頷き、二女様に
「お母さんのためにもしっかりせんとな」
と語りかけておられました。

奥様、娘様、ご兄弟の方々、皆様何度もお顔をご覧になり、涙を流されながらお別れを惜しんでおいででございました。

ご家族から深く愛された故人様...とても暖かな愛に溢れたお見送りでございました。

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家族葬エピソード36:『お若い喪主様』

本日お見送りをさせて頂いたのは70代の男性の方でした。
備庵船小路をご利用頂きました。

まだお若い息子様が事前に船小路へお越し頂いており、ご希望を伺いながらご相談をさせて頂いておりました。

夜中のご臨終でございましたが、すぐお迎えにあがり船小路へご安置の後、お打ち合わせをさせて頂きました。

喪主様のご希望でお寺様をご紹介させて頂き、お通夜お葬儀を執り行って頂きました。

お若い喪主様ははじめてのことで大変緊張されており、みなさまへのご挨拶や、接し方、式中の振舞いなど不安なご様子でしたので、こまめにお声をかけさせて頂きました。

また、祭壇のお花を大変喜んで頂いて、お別れの際には、たくさんのお花でお棺を華やかに飾っておられました。

ご親族様20名様でのお見送り...

2日間ゆっくりとお過ごし頂き無事にご出棺をして頂けました。

故人様にも喜んで頂けたのではないでしょうか...。

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家族葬エピソード35:『うん。ゆっくり寝かせてあげようね』

本日お見送りさせて頂いたのは、80代の女性の方でした。
備庵牧をご利用頂きました。

事前に息子様と娘様が、インターネットでいろいろ調べられており、弊社へもご相談にこられました。

相談時にお伺いしていた希望を踏まえながらお打ち合わせをさせて頂きました。

昔からとても明るく、常に前向きだったという故人様...
お子様やお孫様からの悩み相談には、いつも
「大丈夫!あんたならできる!ちゃんとコツコツやっていけば大丈夫やけん!」
と笑って励まされていたそうです。

お式にはたくさんのご親族様が参列され、小さなひ孫様が
「おっきいばぁばは起きないの?」
と...

お母様が
「うん。ゆっくり寝かせてあげようね」
と答えられておりました。

また、ご兄弟の方々も
「まだまだ...話したいことがたくさんあった。どんだけ歳をとっても兄弟がいなくなるのはさみしいなぁ」
と、故人様のお顔を見ながら涙を流されておいででした。

お別れの際には、ひ孫様たちからお手紙や似顔絵が送られ、生前ご家族様が折られた千羽鶴もお棺の中へ。

たくさんのお花も入れていただきお棺の中はとても華やかに。

喪主を務められたご長男様が
「本当は家に連れて帰って、家で看取ってやりたかった...すまんなぁ母さん」
と、故人様のおでこにおでこをくっつけながら、声をかけられていたのが、たいへん印象深いお見送りでございました。


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家族葬エピソード34:『あんたほど花が似合わん人もおらんね』

本日お見送りさせて頂いたのは、70代の男性の方でした。
備庵山津をご利用頂きました。

生前ご容態が思わしくないと医師から告げられたときに、奥様が備庵山津に相談にご来館されました。
そのときに、お伺いしておりました奥様のご希望を伺いながら、進めさせて頂きました。

職人気質の頑固な一面の一方、とても情に厚く周りの皆から慕われていた故人様...
明るい、賑やかなご親族様が多く、故人様のお顔やお写真を見ながら想い出のお話やお人柄について、涙をうかべながらも笑顔で語り合われておいででした。
喪主を務められた奥様は、参列された方々へとても気をつかわれており、お式以外のお時間は常に動いておられました。

スタッフがお声をかけると、
「覚悟はしていたけど、実際にいなくなるとどうしようもない気持ちになるの。
だから動いていた方が安心する」
と...。

ふとしたときには故人様に寄り添い、静かに涙を流されておりました。

また、故人様の弟様はお写真を見ながら
「兄弟の集まったときの写真で...兄さんが病気になる直前だった。
あの時一緒に飲めてよかった」
とふりかえっておいでてした。

お別れの際は奥様からのプレゼントで愛用されていたジャージと、お好きだったおタバコをお棺の中へ。
「これを着てよく二人で散歩したね」
と声をかけられておりました。

たくさんのお花でかこまれた故人様...
「あんたほど花が似合わん人もおらんね」
と奥様がおっしゃると、式場に笑い声があふれました。

長らく病と闘ってこられた故人様を、皆様で労われ、たくさんの感謝を伝えられたお見送りでございました。

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ファインのお葬式

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家族葬エピソード33:『友人からの相談』

先日お見送りをさせて頂いたのは、わたしの友人のお父様でした。

備庵船小路でのお式でした。

体調が悪くなったと友人から連絡をもらい、もしもの時はどんな風に見送ってあげたいか相談させて頂いておりました。
関西から大分にきてまもなく体調を崩されたとのこと。
別府に住まいを用意したけれども、あまり過ごすことのできていなかったご自宅に一度帰らせてあげたいとご希望されました。

相談を頂いた日の次の日に亡くなられたと一報が...

立地的に残念ながらお連れするのは難しいご自宅でしたので、病院からご自宅の前を通って備庵へお連れさせて頂きました。

ご自宅の前で減速し、同乗の友人にお父様へお声がけを促しました。
ご自宅へのご安置は叶いませんでしたが、とても喜んで頂けました。

家族葬で執り行わせて頂きましたが、関西の方からたくさんお花が届き、華やかな式場になりました。
ご友人の方々も参列され、暖かなお見送りでございました。

友人から「スタッフみんなから優しくしてもらえてとてもありがたかった」と、喜んでもらえ一安心でした。

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家族葬エピソード32:『芍薬の髪飾り』

本日お見送りさせて頂いたのは80代の女性の方でした。
備庵船小路をご利用頂きました。

入院されて一ヶ月...なかなか熱が下がらないからと心配になった娘様が、以前ご親族が備庵を利用したからとご相談に来てくださいました。
まだそのときはどんな風に見送りたいか定まっておらず、これからなされた方がいいことや、今のうちにご相談されて決めておかれた方がよいことなど、ゆっくりご説明させて頂きました。

ご依頼の際には娘様ご夫婦を中心にお打ち合わせを。
お花が大好きだったお母様と伺ったので、お花については特に丁寧にご提案させて頂きました。
式場に祭壇が飾られた時には、とても喜んで頂けました。

生前、医師からご準備を...と話されたけれどしばらくお元気だった故人様。
遠方のお孫様がお見舞いに来られた翌日に息を引き取られたそうです。
ご納棺の際に

「大好きで、可愛がっていた孫を待っていたんだと思います」

と...娘様が話してくださいました。

お口が少しあいておられたのですが、ラストメイクをさせて頂き、綺麗に閉じたと喜んで頂けました。

姪御様が手作りのパンと甘いカフェオレをお供えされ

「よく叔母からせがまれて作りました...
からだが弱り、あまり食べられなくなっても、小さくちぎって牛乳にひたすと食べられたんですよ。
叔母を想いながら最後に焼きました」
と...

遠方のお孫様も葬儀に駆けつけられ、お棺の中の故人様と対面され泣き崩れておいででした。

お別れの際には祭壇の芍薬が大きく綺麗に咲いており、娘様が
「母さんお花が好きやったから、芍薬を髪飾りみたいにしてあげよう」
と、お孫様とそっと飾られました。


姪御様のパンやお孫様からのお手紙...昔から得意でマフラーやセーターをたくさん作っていた毛糸と編み棒を、お棺の中へ...

「向こうでもパン食べながら編み物してゆっくり休んでね」
と声をかけながらのご閉棺でございました。

最後に娘様から
「母はゆっくり送りたいと考えていたので、備庵に頼んでよかったです」
とのお言葉が頂けました。

とてもかわいい方だったんだなと想像のできる、暖かなお見送りでございました。


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家族葬エピソード31:『地域を愛し、地域の方々に愛された人生』

本日お見送りさせて頂いたのは70代の男性の方でした。

備庵牧をご利用頂きました。

故人様は、長らく闘病されていたそうで、息子様はいくつかの葬儀社に相談にいかれており、備庵にも事前相談にきて頂きました。
ご相談時には精進おとしを必ずしたいことや、ご近所の方にも参列してほしい等のご希望をお聞きし、お応えできるようお話させて頂きました。
数日後には弊社のこころの会にも、ご入会頂きました。

その三日後にお父様が亡くなったとの連絡を頂き、大変驚きましたが、相談時にお聞きしたご希望に添ってお打ち合わせをさせて頂きました。

通夜式には70名近くの方々がご弔問され、喪主をつとめられた奥様は悲しみにくれておられましたが、奥様に代わり、ご長女様が気丈にご対応されておられました。

お通夜のご挨拶では、ご長男様が、生前の活発な故人様のエピソードをお話され、
「父は本当に地域を愛し、地域の方々に愛された人生だったと思います」
と、涙を流されておりました。

翌日のご葬儀では50年来のご友人が、弔辞を読まれ、
「君に誘われ、祭りの青年団に入って、毎年お神輿をかついだね。
お互い歳をとったけど、祭りの時はいつも若返って楽しんだ。
祭りや地域のことは任せて、ゆっくり休んでください」
と、想い出を語られておりました。

お孫様からも、
「お酒が苦手だった僕は、じいちゃんの『ビールもう一杯飲んでいけ』との誘いをいつも断っていました。
一緒に飲んでもっと話をすれば良かったなと思っています」
と、お別れのことばを頂きました。

お別れの際には皆様涙を流され、お柩に花をいれながら、

「おつかれ!」
「また、会おう」
「いっぱい酒を飲んでな」

と、お声をかけておられました。

ご家族と、地域の方々と、お祭りを愛されていた故人様...

お柩を霊柩車にお乗せする際は
「わっしょい!わっしょい!」と、
ご友人の声を合図に皆様で声をあわせお乗せいたしました。

とても愛のあふれた暖かなお葬儀でございました。

家族葬エピソード30:『喪主様からのご挨拶』

本日お見送りさせて頂いたのは90代の女性の方でした。

2年近く前に息子様がご高齢のお母様をご心配されて備庵船小路にご来館頂いておりました。
その時にお聞きしたご希望に添って、備庵堀田でお通夜・ご葬儀をお手伝いさせて頂きました。

喪主をつとめられたご長男様と、奥様、喪主様の娘様お二人とお二人のご家族様だけでの少人数でのお見送りでございました。

お葬儀の際、喪主様から、お一人お一人にご挨拶がございました。

まず、看護師をされているご長女様へ向けて、
「ありがとう」
と感謝をお伝えになり、喪主様ご自身が入院されていたときに、看護師さんの対応で元気になられたことや手厚い看護に感激され、その仕事の大変さを痛感されたお話と共に、娘様にもそんな看護師になっていってほしいとのご希望や、
「亡くなった方や身体が弱っている方に対して心のこもった手当てをしてください」
と、伝えられておりました。

また、ご長女様のご主人様へ
「休みをとってくれてありがとう、会社の皆様にも感謝します」
と伝えられました。

二女様にも
「ありがとう」
とお伝えになり、嫁ぎ先のご両親や幼いお孫様の子守りをしているご主人への感謝の気持ちを伝えられました。

続いて、喪主様の奥様へも
「いつも大変なときに、そばでずっと支えてくれてありがとう」
と涙を流されながら、感謝の気持ちを伝えておられました。

最後に我々スタッフにも
「心のこもった家族葬とお聞きしていましたが、こんなに手厚く暖かなサポートと、
心づかいをして頂き、とても温もりのあるお葬儀にしてくれてありがとう。
間近で見ていて大変なお仕事だと思います。
どうぞお身体を大切にされてください」
とのお言葉を頂きました。

私たちのことまで気にかけて頂いた喪主様に、スタッフ一同、感謝と共にこの仕事にたずさわっていてよかったと感じさせて頂きました。

とてもお優しい喪主様による暖かな、心に残るご葬儀でございました。

家族葬エピソード29:『ひ孫様の明るいお声』

本日お見送りさせて頂いたのは90代の女性の方でした。

備庵牧をご利用頂きました。

故人様は生前二年近くも入院されていたそうで、その間4才になるひ孫のお嬢様がとても支えだったそうで、お見舞いにきてくれる時が一番嬉しかったそうです。
そのひ孫様がご遺族ご親族様たちに明るくお声をかけておられ、皆様の悲しみが癒されているようでした。

お葬儀の後喪主を勤められたご長男様が、

「妻にしか話していなかったが、何日か前に母が亡くなる夢を見た。
もしかして正夢になるかもと思っていたらそうなってしまった...
でも死ぬと言うより旅立ちの日だと思うようになり、そう考えると心が落ち着いた」

と、皆様へお話されておりました。

お別れの際には祭壇のお花でお柩を飾って頂きました。

故人様のご主人様が、奥さまのお顔を何度も触りながら、
「こんなに冷たくなってしまって...かわいそうやのう...」
と呟いておられ、そのお姿にとても寂しさを感じました。

たくさんのお花で埋めつくされた故人様...
寒さの厳しい日でしたが、優しいご家族様に見送られ、とても暖かなお見送りでございました。