家族葬エピソード336:「もう一度、作ってくれたコンニャクが食べたい」

故人様は80代の女性でした。
お柩の周りには沢山の親族の方が集まり、故人様の思い出話をされていました。

「晩年は認知症を患い、何もわからなくなってなー」
ご主人様はそう言いながら少し寂しげにみえました。

お柩のそばには生前の奥様がコンニャクを前に記念撮影されていたり、自宅のお庭で友人の方々と微笑まれているお写真が飾られていました。

おイモ?
お写真を拝見した時に(得意料理かな)と疑問に思っていたら、
「コンニャク作りが得意で芋から作ってたんです」
といつのまにか隣にご主人様がいらっしゃいました。
「おイモからですか?」
驚きながら質問をすると細かいところまで色々と教えてくださいました。

ご親族様だけということもあり時間はゆっくりと過ぎていきました。
皆様からは談笑される声も聞こえていました。

お式は粛々と進み、ご主人様からの最後のご挨拶になりました。

穏やかな表情、時折笑いを交えながら語るご主人様。
でも、奥様の得意料理の話になったとき、涙で声を詰まらせてしまいました。
「もう一度、作ってくれたコンニャクが食べたい」
それを聞いていた皆様も涙が止まらず、ちこちのお席から嗚咽が聞こえてきました。

お孫様も泣きじゃくってしまい
「こんなにたくさんの方々に愛されていたんだなー」
と奥様の偉大さを感じました。

出棺の時、親族の皆様に丁寧に挨拶されたご主人様は、私達スタッフにも
「ゆっくりと故人を偲ぶことができました。皆さんのおかげでとてもいいお式になりました。ありがとうございます」
とお声を掛けてくださり、とても嬉しく思いました。


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家族葬エピソード335:「ご自慢の魚拓」

故人様は70代の男性でした。

遺影写真に写る故人様はとてもハツラツとした表情をされていました。
海をバックに満面の笑みです。

海釣りが大好きで、ご家族様が持ってきてくださった思い出の品々は、やはり釣りにまつわるものばかりでした。
中でも特に大事にされていたのが魚拓だったそうで、式場には色々な種類の魚拓が沢山飾られていました。

「大きな魚ですねー!」
と驚き、ご家族様に声を掛けると、
「そうでしょ!これが自慢だったみたい。ずっと大事にしてたんですよー」
と懐かしげにおはなしされていました。

しばらくお話をきいていると、次第に涙があふれ
「ごめんなさい。体調を崩してから全く釣りには行けなかったからかわいそうだったなと思って...」
と。

「残念でしたね...」
とお声をかけるしか出来ず身につまされていると、小さなお孫様がいらっしゃり、
「ばーば、来て!」
と手を引っ張り控室に向かいました。

少しして様子を伺うと、お孫様達が奥様の悲しみを紛らわせてくれているようでした。
良かった...。

お式が始まる少し前、戻ってこられた奥様の手には沢山の折鶴やお手紙がありました。
れ物をお渡しすると
「ありがとう。これ孫達が...」
と嬉しそうに入れてくださいました。

お柩の側に飾らせていただき、
「せっかくですので、お別れの時に皆さんでお柩の中に納めていただけますか?」
と尋ねると「ぜひお願いします。じーちゃんも喜ぶわ」
と微笑まれました。

お別れの時、先程のお孫様方の作品を順番に納めていきました。
はじめはニコニコしていたお孫様達でしたが、お花入れが終わる頃にはお母さんに抱きつき泣きじゃくっていたのが印象的でした。
(こんなに小さいのにお別れを感じているんだな)と。

出棺の時、奥様がわざわざ来てくださり
「ありがとう」
と微笑んでくださいました。

驚きつつ、とても嬉しく思いました。

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家族葬エピソード334:「穏やかな表情でのお別れ」

故人様は80代の女性でした。

お別れの言葉で
「今までありがとう。
いつも自分の事は後回しで家族の心配ばかり。
欲しいものも買わず、私達に好きなもの買いよ!とお小遣いをくれたりしていました」
と涙が止まらないお孫様でした。

とても優しいお人柄だったのでしょう。
お柩の周りには思い出の品々や、お写真、お好きだった物が所狭しと飾られていました。
ご親族の皆様がそれぞれ持ち寄ったものだそうです。

親兄弟でも疎遠になりがちなこの時期ですが、沢山のご遺族、ご親族が集まり故人様を偲ばれていました。
お孫様のお別れの言葉を聞き更に(皆様に愛されていたんだな)と感じました。

お別れの時、お柩には沢山のお花が納められましたが、お写真などは数枚でした。
良いのかな?そう思っていると、皆さまが持ち寄った思い出の品々やお写真は、それぞれの方が大事にお持ち帰りになりました。

出棺までの時間は充分あり、皆様はそれぞれ談笑しながら、また時折涙ぐみながら在りし日の故人様の思い出ばなしをされていて、最後にはとても穏やかな表情で式場を後にされました。

お車を出発される時、誘導する私達スタッフにお一人お一人が「ありがとう」とわざわざ窓を開け挨拶してくださいました。

故人様同様、皆様もお優しい方々で私も胸があたたかくなりました。


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家族葬エピソード333:「みんな仲良く元気でいるから安心してね」

故人様は60代の女性でした。

喪主のご主人様もまだお若く、お一人になるのがとてもお辛いようでした。
料理上手で明るい奥様。

そんな奥様を亡くし、まだ受け止められない気持ちがあるとおっしゃっていました。
二人のお子様の悲しみを目の当たりにし私達スタッフもお声を掛けることができず、静かに見守る事しかできませんでした。
次々にお参りにみえる皆様と泣きながら抱き合う姿に胸が痛くなりました。

出来る限りの時間、皆様でお話をしていただき開式となりました。
悲しみに暮れながらもお式は進み、ご主人様のご挨拶になりました。

奥様との思い出からお話はすすみ、最後に
「この数ヶ月、妻は病から来るひどい痛みに耐えました。
私達家族の為にいつも笑っていました。本当は座っている事さえ辛いのに...。
だから私達も笑顔で妻を送ってあげたいと思います」
と涙を流しながら笑顔をみせておられました。

「お母さん、ありがとう!」
と何度も叫びご挨拶を終えました。

娘さん達も頷きながら泣き腫らした目で笑顔を作られていました。

お別れの時、お柩の中に眠る故人様を前に、皆様はやはり涙が止まりませんでしたが、かける言葉はとても優しく、痛みから解放された故人様を労われていらっしゃいました。

最後に「みんな仲良く元気でいるから安心してね」と言葉を添えお柩の蓋が閉じられました。


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家族葬エピソード332:「また相談にのってもらえますか?」

故人様は80代の男性でした。

「もう、誰にも声をかけず、本当に家族だけで送ってあげたいの」
と、喪主である長女様は仰いました。

お話をしに来られた時から頑なにそう仰っていて、とても固い表情だったのが気になっていました。

一通り必要な事柄をお伝えした後、
「ご家族様のご希望に添えるようお手伝いいたします」
と更に付け加えると、安心されたのか少しずつ穏やかな表情になり、様々な思いをお話してくださいました。

主にはお母様のお葬儀の時に、とても大変な思いをされたとの事でした。

沢山お話をされご満足いただけたのか、明るい表情をされ
「また相談にのってもらえますか?」
と言っていただきました。

私の方も嬉しくなり
「はい!ご相談下さい」
と少し高揚してしまいました。

お式は滞りなく進み、二日間、長女様はじめご家族の皆様も気兼ねなくスタッフにお声を掛けてくださり、携わった全員で故人様をお見送りしたような、とてもあたたかい気持ちになりました。

出棺の時も自分の親族とお別れするような少し寂しい気持ちにさえなってしました。

このような気持ちになるのも二日間という短い時間でしたが、皆様と沢山のお話が出来たからではないか、と思っています。

ご家族の皆様が安心してくださった事がとても嬉しく心に残るお式でした。

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家族葬エピソード331:「いつも明るくにこやかで人あたりの良い母でした」

今回、喪主を務められたご長男様は、とても穏やかにお話をされる方でした。
「九十数年生きてきたんや、大往生よ」
とお母様の人生に誇りをもち、色々とお話を聞かせてくださいました。

お母様は結婚されてから、武道用具店をご夫婦で営まれ、用具の修理にも勤しみ皆様からとても感謝されていたと言うことでした。

「いつも明るくにこやかで人あたりの良い人だった、、」
とおっしゃる喪主様もにこやかにあ話しされてました。

施設には18年間お世話になられたようで、その間もご趣味だった手芸や裁縫を楽しまれていたと言うことで、
「手先が器用でよく動かしていたから認知症にならなかったのかも?」
とおっしゃられていました。

思い出のものとして、お写真やちりめん細工の手芸品が並び、お孫様の結婚式には、カンザシや根付を作られ、それを身に着けたお孫様とのお写真は、とても幸せそうなお顔をなさってました。
「こんなプロみたいな小物を作ってたんだ」
と皆様もとても感心されていて、喪主様もお孫様もとても嬉しそうな表情をされていました。

通夜葬儀は、近い方のみでとご希望でしたので、それまでの時間はゆっくりと流れていました。
葬儀の読経が終わり、喪主様のご挨拶となりました。
少しぐらい話そうか、、とおっしゃていた喪主様でしたが、いざ挨拶が始まると 言葉をつまらせ涙を流し
故人様に対しての感謝の気持ちと集まってくださった方へのお礼を、声を振り絞るようにのべられました。

お別れが始まると、お孫様の結婚式の写真、折り鶴をたむけられ、故人様が大好物だというおまんじゅう、リュウキュウ、と、中でも1番好きだった鮎のうるか、、お柩におさめる時に喪主様が皆様に説明されていました。
「鮎は苔を食べて生きている。この肝は苔の匂いがする、、それがとても好きだった、、」
と目を細めてお母様のお顔の近くにおさめられました。

九十数年、ご苦労さま、お疲れ様と皆様の感謝のお気持ちこめご閉柩となりました。


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家族葬エピソード330:「一粒の涙」

「父は自由を愛し、自然を愛し、ご縁あった方々と仕事に励み、お酒を酌み交わし、家族や孫達に囲まれて過ごし幸せな人生だったと思います」
喪主を務められた娘様が、涙ながらにご参列の皆様へご挨拶された際のお言葉です。

自分の決めたルールに従い、まっすぐに突き進んでこられたご生涯だったという故人様は80代の男性でした。

故郷を離れ大分へ移り住み、何もないところから起業。仕事に情熱を傾け、ひたむきに頑張る姿をご家族に見せてくれました。
「仕事で慕われている姿を目にするたびに父の偉大さを感じました」
そう娘様はお話ししてくださいました。

友人とお酒を酌み交わしながら語り合い、皆を楽しませることが何よりの楽しみだったという故人様。
亭主関白でちょっぴり頑固なところもあり、ご家族には厳しい一面もおありだったとのこと。
それは、一家の大黒柱としての責任感もあったのかもしれません。
そんな中でもご家族やお孫様方に惜しみない愛情を注いでくれたそうです。
「父の愛ある厳しさに、今は感謝しかありません」
と、ご遺影写真をまっすぐに見つめられるお姿が印象的でした。

お亡くなりになるまでの三日間、意識がなかった故人様の耳元で励ましたり感謝を伝えていると、故人様の目から一粒の涙が溢れたそうです。
「『全部聞いているよ』という最後のプレゼントだったと思う...」
「意識はなくても耳は聞こえているんだなって...とても辛かったけど、伝えられて幸せです」
そう娘様はお話ししてくださいました。

祭壇の色とりどりのお花や届けられたご供花を、お柩から溢れんばかりに手向けられ、静かな涙が嗚咽となって式場内に響き渡りました。
手を震わせ悲しみが募る中でも、伝えきれないほどの『ありがとう』の想いで溢れたお別れとなりました。

故人様とともに紡いでこられた思い出は、いつまでもご家族皆様の心の中に生き続けていくことと思います。
家族の深い絆が感じられたご葬儀でございました。


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家族葬エピソード329:「かけがえのない思い出」

花祭壇の真ん中に映るほがらかな笑顔のご遺影写真。
九十数年という長い道のりをひたむきに歩んでこられた女性でした。

ビワ農家に嫁がれ、御主人とともにビワ作りに励み、美味しいビワになるまで枝の剪定や害虫対策・袋がけなど...多くの努力と情熱を傾け、太陽の光をたくさん浴びて大きく実ったビワを春から初夏にかけて収穫・選果・箱詰めと...一年中畑へ出ては汗を流し、ご家族の暮らしを支えてくれました。

忙しい日々の中でも家事や育児にと奮闘し、愛情たっぷりお子様方を育み、お孫様ひ孫様の成長をあたたかく見守ってくださいました。

晩年は施設で過ごされ、その施設の方が一冊のアルバムをお持ちくださいました。
その表紙には『いつもたくさん笑顔にしてくれる○○さん、ありがとう』と綴られ、利用者の方や職員の方にも慕われ、からかったり陽気に言葉を交わしたりと、笑顔溢れる楽しい時間を過ごされたご様子がわかるお写真がたくさんありました。
そのアルバムは思い出話に花を咲かせ、ご参列の皆様を笑顔にしてくれました。

ご遺族様はおっしゃいました、
「施設でみんなと陽気に言葉を交わす母の姿を見て、私達も嬉しくなったものです」と。
故人様と過ごされたかけがえのない思い出とその笑顔のお写真は、遺されたご家族様の悲しみを癒し笑顔にしてくれる...故人様という存在の大きさを改めて感じることができました。

「ビワねぇけどごめんな」「ありがとね」
など、皆様思い思いにお声がけされながら祭壇の色とりどりのお花をお柩の中へ手向けていきました。
たくさんのお花に包まれた故人様のお姿に
「穏やかな顔してるねー!」
「綺麗!綺麗!」
と、故人様からいただいたたくさんの思い出と愛情に感謝のお気持ちを込めて手を合わせられ、ご出棺となりました。

当日の天気は雨の予報でしたが、皆様を笑顔にしてくれた故人様が、みなさまへ感謝していらっしゃるような雲一つない晴れた青空が広がっていました。


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家族葬エピソード328:「ほんまにありがとう。本当に幸せやった...」

人の悪口は言わず、温厚で誰からも好かれるお人柄でいらっしゃった故人様。
長年、保育士として働き、その仕事振りを評価され定年後も続けてこられた保育士人生を全うされた60代の女性でした。
保育園の子供たちだけでなく保護者の方からも人気があり、とても慕われていらっしゃったそうです。

御主人と出会って約40年程、海や山・スキーなど各地への旅行をご夫婦で楽しまれ、苦楽を共にし支え合ってこられました。

「なんで俺を一人残して逝くんや...」
「これから独りでどうしよう...寂しい...」
と、行き場のない想いを吐露され
「二人で過ごした全てが良い思い出です...」
と、ご遺影写真をまっすぐに見つめ目に涙を浮かべていらっしゃった御主人のお姿に胸が痛む思いでした。

故人様には妹様がいらっしゃり
「こんなに早く...。これから旅行とか楽しもうって話してたのに...」
と、心苦しく寂しそうな表情を浮かべ、最後のお別れの際には
「姉ちゃんと一緒に過ごした思い出を書いちょんけんな、ゆっくり読んで...」
と、嗚咽を漏らしながら想いを込められたお手紙をそっとお棺の中へ手向けられました。

御主人はお供え物のお仏飯を
「ご飯で...」と言いながら手向けられました。
故人様が入院中、面会が出来なかったとのことで携帯電話でよく会話をされていたご夫婦。
『ご飯食べよえ』
と、いつも自分のことより御主人のことを気にかけ心配してくださっていたという故人様。
「ご飯食べるけんな、あんたも食べよ...」
と、故人様を安心させるように伝えられ嗚咽を漏らし涙される御主人。
「あ~あぁ...」と、言葉にならない想いが深いため息となってこぼれました。

祭壇の色とりどりのお花を一つ一つ手向けられながら、もっと一緒に過ごしたかったという悔やむ想いを振り払うように
「ほんまにありがとう。本当に幸せやった...」
と、『さようなら』ではなく『ありがとう』の想いを伝えられ、大粒の涙をこぼし名残が尽きないお別れとなりました。

「泣いてばっかりです...。やっぱ男はダメやなぁ」
肩を落とし落ち込まれる御主人のお姿に、少しずつでもお悲しみが和らいで前を向いていってほしいと願うばかりです。


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家族葬エピソード327:「頑張って生き抜いてくれたことに感謝します」

お母様が病気療養中で、今回はうちうちの葬儀をあげたいと、ご相談にみえられた長女様。
お父様の時は一般の方にもお参りをしていただいたと言う事でしたが、この時期あまり人が集まるのも、、と言うことでした。

喪主様は県外から戻ってみえた長男様がつとめられました。

ご両親は長い間青果店を営んできたとお聞きしましたが、お孫様達はお店を見たことがないと言うことで、お店の写真を飾らせていただくと、皆様食い入るように写真を見て、
「行ってみたかったなぁ」
とお話されていました。
それからはロビーでお祖母様にお手紙を書き、様々な折り紙をおり、沢山お話をされながらゆっくりと時間を過ごされていました。

通夜が始まる前に、故人様のご姉兄がみえられ、遺影写真を見た瞬間から涙し、お柩の中のお顔を見られて
「なんであんたが、先に行くんな!順番が違うやろ」
とあふれる涙。
「私達を見送ってからやろ」
と悲しく悔しい想いがこちらにも伝わってきました。

実は、喪主様、長女様にお母様の事を尋ねると
「いや~もう頑固すぎて困ったことしかない。かわってたし、、」
というお言葉が返ってきました。

「通夜のときも挨拶はしません」
とお聞きしてましたが閉式後に、喪主様は急に立ち上がり
「挨拶はしない予定でしたが」
と口を開きました。
「母は変わっていて頑固者でしたが、私達の大事な母親で、頑張って生き抜いてくれたことに感謝します」
と短いお言葉でしたが、目頭をおさえ、言葉をつまらせながらも皆様に伝えてました。

これまでの事を読経中に思い出されたのか、長女様もやはりハンカチで涙を拭われていました。
葬儀も終わりお別れの時は、お花と好きだったお菓子をたむけ、お一人づつお言葉をかけ始めました。
明るく笑顔で振る舞われていた長女様が
「パーマかけに行きたかったなぁ、行かれんかった。コロナで面会もほんの少しで、生きてるうちにもっともっと話たかった」
と声をしぼりだすように伝えられてました。
最後は喪主様が
「今まで、よく頑張ってくれた。ホントにありがとう」
と感謝の言葉を伝えご閉柩となりました。

困った母でした、とおっしゃられていましたが、最後はお母様に感謝し涙されているお姿に親子の絆を見せていただきました。

出棺後、故人様が頑張って続けられていた青果店の前を通り火葬場へと向かいました。


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家族葬の備庵【豊後大野・みえ】
 大分県豊後大野市三重町菅生1652-1