2021年2月18日

伝えたい「こころの中にずっと生き続ける命」

僕が転職して葬祭業に携わるようになった理由や
その後、どのようにご葬儀をご提案してきたか。
これからどう社会と向き合っていくか。
このところ色んな場面で聞かれることが多いので一枚にまとめてみました。
すると、1200字を超えてダラダラ〝大作〟になってしまいましたが、
よろしければ、おヒマな時にでもお目通しいただければ幸甚です。

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「こころの中にずっと生き続ける命 つながりを教えてくれた『ランドセル』」
家族葬の判田台会館・備庵を運営する株式会社ファインの茶屋元崇喜です。
私は大学を卒業後、大分合同新聞社編集局で働いていたのですが、
その時に紙面に掲載した記事が、葬儀の世界に足を踏み入れるきっかけとなりました。
掲載記事は、阪神・淡路大震災で亡くなった当時小学1年生の兄が
使用していた形見のランドセルを、
その後生まれた弟が小学生になった際「僕が背負っていく」と、
受け継いだことを紹介するものでした。

私はこの原稿を読んで「人は亡くなっても終わりではないのだな」と感じました。
残された人の心の中で、その方は確かに生きて、大切にされている。
それに気付いた時、すごく心が熱くなったのを、
今でも昨日のことのように覚えています。
その後、その記事を目にした読者が日本新聞協会
「ハッピーニュース」に投稿され、年間大賞を受賞されました。

それからも新聞記者として働いていたのですが、
転機が訪れたのは、祖父の葬儀でした。
当時、大分市で仕出し屋を営んでいた父が、
高額で不明瞭な葬儀費用に疑念を抱き、安くても上質な葬儀を
提供するために自ら葬儀社をはじめることにしたのです。
しばらくして父から「葬儀社の仕事を一緒にやらないか」と言われた時、
正直迷いましたが、決め手となったのはあのランドセルの記事でした。
私も父の志に賛同し、父を手伝うために新聞社を退職しました。

最初の5年ほどは、24時間体制の慣れない労働環境に苦労しましたが、
それ以上に大変だったのが旧態依然とした葬儀業界の体質と
向き合わねばならないことでした。
新参者で業界経験の浅い私たちには風当たりも強かったです。
私たちは「とことん生活者視点」「業界に染まらぬ〝素人目線〟」を
大切にし続けてきました。

同業者から否定的な言葉を投げかけられたことも一度や二度ではありません。
正直悔しかったです。
「なんと言われようと、間違ったことはしていない、気にしない、気にしない」と
言い聞かせながらも、やっぱり落ち込むことも少なくありませんでした。

ただ、初年度は50件ほどの葬儀依頼だった私たちにも、
少しずつ共感してくれる方々が増えました。
年を追うごとにご依頼も増えて、今では年間1000組の
ご葬儀をお手伝いしています。

このように選んでいただける葬儀社に成長できたのも、
私どもにとっての「先生」である地域の皆様にご指導いただいた賜物である
と感謝しています。
そしてこの間、皆様のお悩みやご要望を伺いながら、
より求められるサービスを提供するため、
社会福祉士・宅地建物取引士・僧籍などを取得し、
多角的にアドバイスができるようになりました。
それでも時代の変化によって、私たちに求められるサービスやスキルも
常に変化しています。
まだまだ勉強の必要性を感じており、
専門的な学びを深めているところです。

これからの社会は単身世帯の「おひとりさま」など、
福祉的な葬送ニーズの増大が予想されます。
実際、葬儀や納骨、供養について不安を抱く人は多く、
そのような方にも正しい役立つ情報をご提供することで、
葬送に関する自己決定を微力ながら支援できるようにしていきたいです。

葬儀・供養を通し「大切な人が心の中に生き続ける」ことを伝えるために、
私どもを応援していただいた皆様のご恩に報いるためにも、
もっともっと精進していきたいと思っています。
今後もご指導よろしくお願い致します。

大分別府の家族葬ファイン

ファインのお葬式

株式会社ファイン

おおいた仏事の窓口

おおいた包括ケアネット・ファイン

●判田台会館コールセンター
 0120-45-1357

家族葬の判田台会館
 大分県大分市判田台北4丁目1-3
 097-597-4813

●備庵コールセンター
 0120-01-8768

2021年2月15日

大分でも「自宅葬」「寺院葬」から「会館葬」が増えた理由

近年の葬送事情で大きく変化したのが葬儀を行う場所です。
以前は自宅やお寺で通夜・葬儀を行う「自宅葬」「寺院葬」が当たり前でした。
もちろん、私たちもお手伝いしています。

しかし、現在は葬儀会館や法事会館で通夜・葬儀・年忌法要まで
執り行う「会館葬」が主流となっています。
会館葬が選ばれるようになった理由として、
「住宅事情の変化したこと」
「近隣住民との関係希薄化によって葬儀の準備や片付けに手間がかかること」
が挙げられます。
そうした背景から自宅や公民館、寺院が減ってきたとの指摘があります。

葬儀に関しては、地域ごとに慣習の違いが根強く、
「隣近所と同じお葬式」という安心感は重要です。
しかし、少子高齢化によって自宅葬を支えた「隣保班」といった共同体意識も薄れました。
さらに、家族構成や住宅事情の変化が自宅葬を避ける流れに拍車をかけています。

例えば、自宅で葬儀を行うとすると、このような流れになります。
病院や施設で亡くなられた場合、まず寝台車でお迎えに行き、
自宅に故人様をお寝かせするお布団を用意します。
祭壇や棺を置くスペースを確保するために、部屋の家具を移動したり、
掃除をします。
入院中に看病などで家を空けることも多く、「片付けができていない」と
お話しされるご家族も多いです。
実際、私どものスタッフもお手伝いすることや片付けの間、寝台車でお待ちすることもあります。
そのほか、座布団や湯飲みを揃えたり、親族の手伝いを借りながら
お茶菓子や料理など接待の準備をします。
場合によっては、遠方からの親族が宿泊できるよう寝具なども整える必要もあります。
他にも、枕経・臨終勤行など宗教者をお招きする道具の準備や
弔問に見えられる方の駐車スペースの確保も必要になります。

ご家族のご要望次第ですが、私たちはご自宅にご安置することをお勧めしています。
「ずっと家に帰りたかったのに長期入院で叶わなかった」
「住み慣れた家で一晩だけでも一緒に過ごしたい」といった方は
「連れて帰れて良かった」と大変ご満足されています。
また、自宅に帰れないご事情のある方には
「自宅を経由して会館に向かいますか?」といったご提案もしています。

ファインの会館は、ご家族の負担を軽減し、
お別れに集中できるようなサービスをご提供しています。

●病院から会館にご安置することで自宅の片付けをしなくて済む
●料理や返礼品など接待に関する手配をしなくて済む
●ご家族や宗教者の控室がある
●バスルームや寝具など宿泊設備が整っている
●通夜・葬儀・初七日など移動がスムーズ
●親族や地域の人の手伝いの手配せずにすむ
●駐車スペースの心配がない
●自宅葬よりも低価格でご葬儀ができる

ご自宅でのご葬儀をご検討の方には、以上の点にご留意してご準備いただければと思います。
私たちも多くの自宅葬をお手伝いをしております。
できる限りのご提案をさせていただきますので、ご不明な事柄があればご相談ください。

大分別府の家族葬ファイン

ファインのお葬式

株式会社ファイン

おおいた仏事の窓口

おおいた包括ケアネット・ファイン

●判田台会館コールセンター
 0120-45-1357

家族葬の判田台会館
 大分県大分市判田台北4丁目1-3
 097-597-4813

●備庵コールセンター
 0120-01-8768