2021年6月13日

自己決定を応援する生前契約

昨年から本格的に生前契約について取り組みを始めています。
この分野は30年ほど前、NPOりすシステム創始者の松島如戒さんが発案し切り開いてこられました。
契約によって血縁を超えた〝家族になる〟仕組みです。

大学の先生の本を読むと生前契約が生まれるまでは『高齢者の生活を検討する領域は、健康管理や病気、介護状態への備え、終末看護までであり、主体的な準備など死については含まれていなかった。しかし、そこまでで終わるのではなく、死後の葬送までを備えておくことが「自己の生の完結・完成」であり、その葬送の一部である葬儀を生前に準備しておこうというのが「葬儀の生前契約」である』と書かれています。

その上で『生前契約は「将来予測される自己の葬儀について、自らの意思で葬儀内容および葬儀費用を準備し、「生前契約」として第三者に委託する。その受託者は契約締結後、契約者の死後における葬送に際して、受託者が契約事項の確実な実行を約する法的経済的行為である」と定義することができよう』とされます。(参照:高齢期最後の生活課題と葬送の生前契約・北川慶子著・九州大学出版会)

最近は私たちの事前相談の際にも、葬儀予約と費用の前払いを希望する方がおられます。
公正証書や遺言を活用した、きちんとした仕組みを構築する必要性を痛感していました。
遅ればせながらファインでも生前契約のサービスをご提供できることになりました。
葬送・供養といった死後事務だけではなく、身元保証や生前サポートも可能です。
あらゆる場面で活用いただけるので、ご興味がおありの方はお問い合わせください。

生前契約を結ぶためには葬送・供養についても十分に検討することになります。
そのため業者主導ではない、生活者主権の自己決定が実現します。
その一点だけでも価値があると考えています。

●生前契約の社会的意義
・利用者視点
「信頼関係」「本人の安心」「遺族の安心」「充実した生き方」「消費者の決定権」「個人の意思の明確化」「死後の在り方の宣言」「遺族の負担軽減」「経済的不安の解消」
・社会的視点
「高齢者の福祉」「情報公開」「法的保証」「遺言書の普及」「成年後見制度の普及」「遺志を実現する社会の実現」「家族構造の変化への対応」「人間尊重」「従来の葬儀からの脱皮」
・葬送業界視点
「葬儀費用の適正化」「地域密着の葬儀への回帰」「葬儀施行の安心」「事前事後の相談」「葬儀のあり方の改革」「葬儀情報の開示」

●期待される効果
・従来の葬儀施行の詳細の不明瞭性の反省からくる情報公開の必要性
・従来なかった顧客(消費者)側による決定権の行使
・没個性的な葬儀社主導の葬儀の打破
・遺言書・成年後見制度の普及への寄与
・葬儀施行に関わる契約と実施の法的保証

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