家族葬エピソード9:「会って話を聞かないとわからないですね」

本日お見送りさせて頂いたのは80代の男性でした。
亡くなる前日に、お孫様が事前相談にいらっしゃり、私が対応させて頂きました。
おじいさまご自身は「火葬だけしてくれたらいい。今は直葬っていうのもある」とおっしゃっているとのこと。
ただ、お孫様はお通夜もお葬儀もお経はあげてほしい、
デイサービスでお世話になっている施設の方にはお参りしてほしいとのご希望でした。

近しい方はお兄様と2人だけだそうで、お二人共まだお若く、
インターネットでいろいろ調べてみたけど何もわからなかったそうです。
そこで思いきって相談に来たとおっしゃっていました。
私はもしもの時の流れやご葬儀のプラン、火葬予約や死亡届に必要な項目などを
御説明させて頂きました。
「実際に会って話を聞いてみないとわからないですね。安心しました」と
笑顔でお帰りになられました。

すると、次の日におじいさまがお亡くなりになったとご連絡をいただきました。
とても驚きましたが、事前にお聞きしていたご希望を一つ一つ確認するように
お打ち合わせをさせて頂きました。
お兄様が喪主をつとめられ、お二人でご納棺からお通夜のご準備をされました。
お葬儀の際には、おじいさまとお付き合いの長かったお寺様が、
おじいさまのお人柄や盆栽が好きだったというお話をしてくださいました。
「先立たれた奥様が天国でお待ちですよ。ゆっくり過ごされてください」ともおっしゃっていました。

最後のお別れではお孫さまお二人でおじいさまが好きだったお饅頭や、
綺麗な生花でお棺を飾りました。
施設の方やご近所の方々、お孫様の会社の方もご参列され、
ゆっくりとした温かな時間が流れるお見送りでございました。