家族葬エピソード974：「1週間も経っていないのに...」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード974：「1週間も経っていないのに...」

お兄様をお見送りされた5日後...お姉様がお亡くなりになりました。
ご家族の方達は、
「1週間も経っていないのに。」と肩を落とされ、
「仲がよかったけん、呼ばれたんやわ、よかったと思おうよ」
とご自分達を納得させるようにつぶやかれていました。

お兄様はオリンピックにでたことがあるほどの射撃の腕前、
お姉様は定年まで教師として勤め上げ多くの生徒さま達から慕われていたと...
思い出話しをされていました。

喪主様となる妹様のお子様が、
「おばちゃんを見てたけん、私も教師を目指して今があるんよ。頑張ろーと思えたんよな」
とじっと叔母様の顔を見つめられ...涙をぬぐわれておりました。
お兄様とお姉様はすごい方だったと妹様にとって、とても自慢のお二人でした。
納骨先も自宅の近くに決まり、
「一緒の日にいれてあげよう...仲良しさんたちだからそうしようね。」
と皆様でご相談されていました。

最後のお別れには、甘いものが大好きだったけどずっと食べられなかった...
とおはぎやおまんじゅう、お菓子を沢山お持たせすることになりました。
溢れんばかりのお花を手向け、大好きだった叔母様にお手紙を供え、数名でのお別れでしたが、
温かく心のこもったお別れとなりました。

大切な方を1週間にお二人もお見送りをされ、どんなお気持ちかと考えると心が痛みます。
ただ喪主様から、
「覚悟はできてたからね、大丈夫よ。いい見送りができてよかった。」
とおっしゃっていただき少し心が軽くなりました。