家族葬エピソード966：「私たちはまだ恩返しができていません」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード966：「私たちはまだ恩返しができていません」

記憶の中で色褪せないままのお姿が溢れ出るように、あの日あの時の会話が懐かしく思い出され、
思い出話に花を咲かせていらっしゃった故人様の大切なご家族。
みなさまが声を揃えておっしゃっていたのが
「おっとろしゃ」
故人様の口ぐせだったというこのお言葉。
故人様の口からしか聞いたことがなく、本当の意味はよく分からないままだったと言います。
また、隠れて悪さをすればいつも見つかっていたとか。
それは常に子供たちを見つめていた証なのでしょう...
それでも叱ることなく、笑顔で包んでくれた優しさと、語れば尽きない思い出の数々に...
穏やかな笑みを浮かべ、惜しみない愛情を注いでくれた故人様のお人柄やお姿を誰もが偲んだひととき。

「私たちはまだ恩返しができていません」
とおっしゃっていましたが、優しく穏やかに流れる時間の中でご家族誰一人欠けることなく...
みなさまで見送られた最期は、これまでいただいたご恩を返す親孝行となったのではないでしょうか。

「これからも変わらず、天国で私たちが頑張る姿を見守っていてください」
共に過ごした歳月を愛おしく感じるように、ご家族お一人おひとりが面影を大切になさり、
募る悲しみの中にもたくさんの「ありがとう」が溢れていました。

故人様の優しさは、与えられる人から与える人へとご家族様に受け継がれ...
今日も前を向いて歩まれています。