家族葬エピソード965：「あたたかく見送ってあげたい」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード965：「あたたかく見送ってあげたい」

「ビッグダディを支えた肝っ玉かあさん」
愛するご主人様と5人の娘様に恵まれ、一人ひとりに分け隔てない愛情を注いでくださったお母様。
ご家族の幸せを願う、ご家族思いの方だったそうです。

ご夫婦で長年酒屋を営み、ご主人様に先立たれた寂しさを心のどこかに抱えながらも...
明るく元気にお店に立ち続け、生きる力に溢れたお母様のお姿に娘様も励まされていらっしゃったとか。
晩年は足腰も弱まり思うように動けなくなるも、元々器用だった手先を活かし、
お亡くなりになる1週間前までお着物を仕立てられていたそうです。

未完成のままのお着物をお預りし展示する準備をしていると、次第にアレもコレもと増えていき、
ご家族のみなさまと一緒に作り上げた思い出コーナー。
そこにはたくさんの思い出が詰まっており、たくさんの会話が生まれ、たくさんの笑顔や
涙が見られました。

娘様お一人おひとりを気遣い、お孫様のご活躍やひ孫様の成長を楽しみにし、あたたかく見守り、
支えてくれたお母様の愛情に、言い尽くせない感謝の想いを抱いていらっしゃったご家族のみなさま。
「あたたかく見送ってあげたい」
その想いが形となって表れた場のひとつとなったのではないでしょうか。

先立たれたご主人様の元へ旅立つ今、
たくさんのお花とたくさんの「ありがとう」の言葉の花束を捧げ、溢れる寂しさの中にも
あたたかく見送られるお姿に胸がいっぱいになりました。