家族葬エピソード943：「やっぱり、この写真にして良かった」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード943：「やっぱり、この写真にして良かった」

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は60代の女性の方でございました。
喪主様は同居されておられたご長女様がつとめられました。

看板も出さず、ご家族様だけでのお見送りがご希望でございました。
闘病生活が長く、それを支えて来られた看護師をされておられるご長女様。
式場にお連れした際もホッと安心された様な...悲しみとお疲れで呆然とされたような...
そんなお顔をされておりました。

１つ１つお話させて頂きお式のことを決めて行く中で少し緊張や不安がほぐれて来られたように見えました。
ご納棺で綺麗に整ったお姿にも喜ばれ
「こんなに綺麗になるんですね〜。」
と、とても嬉しそうでした。
持って来られたお写真はふっくらされたとても上品でお綺麗なお写真でございました。
祭壇の可愛らしいお花とご遺影写真にも喜ばれておられ
「やっぱり、この写真にして良かった。」
と、笑顔で言われておりました。

お通夜では、お寺様のお話を涙を拭われながら聞き入っていらっしゃいました。
その夜は、ご親族様皆様でお泊りになられたくさんの思い出話を一晩中されたそうです。

お式はお通夜と変わらない人数でゆっくりと執り行われました。
お別れの時...
祭壇のお花を皆様に入れていただきお供えされていた和菓子や果物、お手紙、折り鶴も納めて頂きました。
デンファレの花を１つ１つ愛おしそうにお顔の周りに並べておられたご長女様がとても印象的でございました。

暑さの残る初秋の日差しの中...静かにご出棺となりました。
私よりもお若い喪主様に『早く元気になってください。』と強く思うお式でございました。