家族葬エピソード778：「私一人で送ろうと思います」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード778：「私一人で送ろうと思います」

「諸事情があり、私一人で送ろうと思います。」
と、はじめてお話しさせていただいた時、喪主様は少し寂しげに仰っていました。

夕方、やはりお一人でお見えになった喪主様でしたが、スタッフが退室する前にご親族が数名おみえになりました。
驚きつつも表情が和らいだ喪主様でした。

次の日の朝、ご挨拶に伺うと、慌てた様子で喪主様がおみえになり、
「もしかしたら、私の会社の人が来てくれるかもしれないけど良いですか？」と。
「はい。大丈夫です」とお伝えすると、ホッとしたお顔でお部屋に戻られました。
お話しされていた通り、沢山の方が参列してくださり、急遽、喪主様はご挨拶をする事になりました。
緊張しつつも、集まってくださった事に感謝され、とても嬉しいと率直な思いを伝えていらっしゃいました。
皆様もお話を聞きながら感動され涙する方もいらっしゃいました。

お別れの時のお花入れではご親族の方しかお集まりにならない事も多いのですが、
ご一般の方も皆様お柩のそばにお集まりになり故人様はにお花を手向けていらっしゃいました。

出棺の時、お見送りされる皆様と私達スタッフに深々と頭を下げられたお姿が印象的でございました。