家族葬エピソード419：｢皆さん来てくれてるよ｣：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード419：｢皆さん来てくれてるよ｣

長年、製鉄所にお勤めされておられた故人様。
真面目で仕事熱心。
責任感が強く皆様にに慕われ、とても頼りにされておられたとお参りに駆けつけた元同僚の方がお話しされておられました。

「もう少し早く病気が分かっちょったら、こんなに早く別れんでも良かったんやろうに...」
お参りに駆け付けて来られた元同僚の方々皆様が残念そうに言われておられました。

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は80代の男性の方でございました。
長年連れ添われた奥様が喪主様をつとめられました。

お元気な時は休みの日にご友人と船で出掛け色々な魚を釣って誰がたくさん釣れるかと楽しんでおられたそうです。

病気が見つかり、長い闘病生活となって色々な事を我慢しなくてはいけなくなり特に食べる事はずいぶん我慢をされておられたそうです。
そんな故人様をずっと見ておられたご長女様が和菓子をたくさん持って来られておりました。
「ずっと、『食べたいなぁ、食べたいなぁ～。』って言っていたので父に食べて貰いたくて...」
たくさんの和菓子とサプライズでご準備させて頂いたお好きだったお刺身をお供えさせて頂きました。

故人様はご近所の方にも大変慕われておられたそうで皆様がお見送りに来てくださり、ご親族様と一緒にお花入れをしていただき最後までお見送りしてくださいました。
「お疲れ様でした」
「お世話になりました」
皆様よりお声掛けを頂き、最後に
「お父さん...本当に長い間お疲れ様...ありがとう。皆さん来てくれてるよ」
奥様の言われたお声掛けでご閉棺致しました。

ご親族様、ご近所の皆様、同僚の方でお車にお乗せし皆様にお見送り頂いてご出棺となりました。

たくさんの方に慕われた故人様のお人柄に心温まるお式でございました。