家族葬エピソード291:「長い時を一緒にすごしたぬいぐるみ」

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は24歳ととてもお若く、急なお別れとなった男性でございました。
喪主様は、お父様がつとめられました。
「親より先に逝くなんて...」
お一人でお柩のところに立たれじっとお顔を見られながらぽつりと呟くように言われておられました。
そのお姿がとても小さく、弱々しく感じられました。
他県のお寺様が菩提寺と言うこともあり、私共ではお通夜、ご葬儀をせずお別れ式のみ執り行わさせていただきました。

祭壇のお写真は学生時代のお写真でしょうかとても凛々しく、照れたような笑顔がはつらつとしたお写真でございました。
ご家族の方が持って来られお柩の上に置かれた沢山のお供えは、若い方らしくジュースやグミ、チョコレートとお好きだったお菓子がお供えとして置かれておりました。
その中にぬいぐるみも一緒に置かれておりました。
とても古くなっており、だいぶんくたびれた感じのぬいぐるみでしたが故人様と共に小さい時から長い長い間一緒に過ごされ、時には相談相手に、時にはいつも側にいる一番の友達。
故人様がとても大事にされ、心の支えにされていたのがわかるぬいぐるみでございました。

皆様がぽろぽろと涙を流されながら、1つ1つ丁寧に綺麗に並べるようにお花を入れていただき祭壇のお花はすべてお柩の中へ入れていただきました。

「お兄ちゃん、一杯入れちょくけんな。食べてな。全部好きやろ?。」
お柩の上に置かれたお供えのお菓子を妹様がすぐ手の届く所の方がいいと左右の手の所へ入れて差し上げました。
「お兄ちゃん、お父さんとお母さんの所に生まれて来てくれてありがとう。
こんなお母さんでごめんね...また、逢いましょう...」
お母様の言われたお言葉が最後のお声がけのお言葉となり皆様でお柩の蓋をかけさせていただきました。

ご親族様5人でのお見送り。出棺のお車に手を合わせお見送りさせて頂きながらご家族の深い深い悲しみを感じた切ないお式でございました。


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