家族葬エピソード253:「じいじにありがとうのなでなでをしてあげよう」

式場ロビーには、故人様が生前作られたひょうたんの置き物。
農業に励み、椎茸作りで認められた賞状の数々お人柄が偲ばれる物ばかりでした。

故人様は88歳のお父様でした。

不慮の事故の為、帰らぬ人となりました。
ご家族様のご希望で、一度、御自宅へ連れて帰り、そののち会館へと到着されました。
故人の奥様は目が不自由で、どなたかが付き添い、動かれていました。
ご主人は奥様の為に毎日、近所のスーパーへ買い物に行かれていたとお伺いしました。

式場にご安置された故人様。ご親族様やお参りの方々が急なお別れを惜しんでおりました。

お孫様のご主人と小さなひ孫様お2人がお柩の傍に寄り添い、そのお父さんが

「じいじにありがとうのなでなでをしてあげよう。
今まで、いっぱいお年玉もらったよな」
と話しかけて、ひ孫様はお柩の中のじいじに少し戸惑いながら、お父さんと一緒に小さな可愛らしい手でお柩をなでなでしてあげていました。

見ていて胸が締め付けられる想いでした。

そして、沢山の綺麗なお花に包まれた祭壇。

故人様の遺影写真... 奥様は見る事が出来ません。
どのようにしたら、奥様に伝える事が出来るのか。
考えた結果、皆様へお渡しする礼状の文面。
これを奥様の耳に届けてあげたいと思い、担当者へ相談して、喪主様にも確認してみました。
喪主様は
「こんな文章だけどいいのかな?」
と仰っておりましたが、とても素敵な礼状の文章を奥様の耳に届けてあげたい一心で。

葬儀の最後に、ご家族様から故人様へのお言葉として、謹んで代読させて頂きました。

世界に1つしかない、礼状の文章。

「人を愛し、人に愛されたご生涯の故人様の足跡」

奥様に届いたでしょうか。

大切な方を急な形で亡くされ...大変な事だと痛感しました。
計り知れないお悲しみの中、ご家族様が少しずつでも癒されて行かれればと感じながらのお見送りとなりました。

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