家族葬エピソード230:「厳しさの中に優しさがありました」

ご納棺の時から
「お父さん、お父さん」
と故人様に声をかけられていた長女様。

お体を拭いていただくと
「まだ、暖かい」
とそうポツリこぼされておりました。

「自分が1番世話になったから」
と、喪主は長女様のご主人がされることとなりました。
とても緊張した面持ちで
「施設の人がお参り来たら謝辞をしようと思いますが何を言ったら良いのか...」
とこちらが用意した挨拶のひな型を握りしめておられたので一緒に考えさせていただきました。

お通夜の最後前に立って挨拶をされる喪主様は緊張されておりましたが、しっかりと前を向いて
「施設の方々からはとても穏やかで優しい人だった、と言われていましたが自分が知ってる義父はとても厳しく、本当に厳しく怖い存在でした。
ですがその厳しさの中にはあの人なりの優しさがありました。」
故人様の人柄については話され
「その厳しさと優しさがあったから、今の自分がいて夢のために頑張れていると思います」
と涙を滲ませながらもしっかり挨拶されておりました。

ご兄弟やご親族の方々はご遺影写真をご覧になると
「こんなに優しい顔する人やったかなー?」
「兄ちゃんも歳取って丸くなったんやな」
とお話になられていたのでお話を伺いすると
「昔から几帳面で頑固な人やった」と笑いながら話して頂けました。

電気の技術職をされていた故人様は、かなり細かいルーティーンを持っていたそうでお酒は一滴も飲まずタバコを好み、吸殻を灰皿の横に綺麗に並べていたとのこと。
「タバコは沢山吸っていたけど必ず3本目を吸い終わったらコーヒーを飲んでひと休憩してまた吸い始めるのは必ずやってました」
と、長女様。

お別れのお花入れでは妹様が
「厳しくて頑固だったけど兄弟の中で1番頼りにしてたのは兄ちゃんやったから寂しい」
と呟かれると長女様がそっと寄り添い
「心臓が止まっても耳は聞こえてるって聞いたことがあるからお父さん喜んでると思うよ」
と声をかけられておりました。

きっとご家族の感謝の気持ちは届いていると思います。


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