家族葬エピソード229:「花型のスカーフ」

「とてもおしゃれで料理がうまい母でした」
喪主様は涙ながらにお話をされました。

ご遺影のお写真もとてもステキな華やかなお写真でした。

ご納棺時には、お好きだったお洋服を何着か持ってこられ、その中に一つとても素敵なスカーフがありました。
首に巻いて欲しいということで普通のスカーフ巻にしていましたが、お孫様達から
「お花がとても好きだったので、スカーフをバラのようにしてくれますか?」
というご希望をいうと、プロの納棺師の方はハイとうなずき、素早くしかもとても丁寧にスカーフの花型をつくりました。
ご家族はとても感動をされ
「ステキ!」
と声をあげていました。
私も、ご遺族のご希望にすぐにお応えできることにとても感心し、自分も色々と勉強しなければ、と改めておもいました。

知らせれば沢山の方がお参りにみえられるという事でしたが、故人様の意向で身近な方だけでのお別れとなりました。
事前にお話にみえた時に、ご意向をお聞きし祭壇のお花やお骨壷の事等、前もって決めて頂いていたので喪主様も安堵されていました。

通夜も滞りなく終わり葬儀告別式となりました。

儀式の中でお孫様からのお別れのお言葉がありました。
「小学生の頃から、バァちゃんと一緒に住むようになってホントにお世話ばかりかけていた。
自分はバァちゃんのつくる料理がすごく好きだった。
1番好きだったのは鶏飯です。
それも2日目の冷蔵庫に入れて冷たくなった鶏飯が大好きでした。」
と涙をこらえ必死で伝えている言葉に皆様も感動し、涙涙となりました。

その後、喪主様からのご挨拶で、
「自分は2日目の冷たくなったカレーをあたたかなご飯にかけて食べるのが1番好きでした」
と、故人様を偲びこらえていた涙で言葉をつまらせながらのご挨拶となりました。

儀式が終わり沢山のお花をご用意し最後のお別れとなりました。
キレイにお化粧をされスカーフをまとった故人様に華やかなお花を皆様でたむけていただきました。

「今までありがとう」
という声とすすり泣く音、式場内は感謝と悲しみにつつまれ、合掌をもってご閉柩となりました。

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