家族葬エピソード223:「藤色のお着物と紺色の羽織」

祭壇のお写真は、スミレ色のセーターに、ピンク色のマフラー、赤い花束を抱えられ笑顔で写られてる、とてもお洒落なお写真でございました。

今回お手伝いさせて頂きました故人様は96歳の女性の方でございました。

「食べる事が大好きで、歳の割には体格がよくって、何でも食べよったけん元気やったんよ。」
お話ししてくださったのは、故人様のご長女様がつとめられました。

「あと、4年で100歳やったのに...具合が悪くなって、食べれなくなって『こんなに早く。』って感じやったんよ。
『あ~あれもしてあげれば良かった。食べたがっていた物も食べさせてあげたら良かった。』って後悔ばっかり。」

結婚され、故人様と一緒に生活されておられなかったご長女様。
病院、施設へ入られてもなかなか面会が出来ず、心配されていた矢先のあまりにも早いお別れだったとのことで、気持ちの整理がつかないようでございました。

ご納棺前にお写真を見ながら少しお話しをさせて頂き落ち着かれたようでした。
綺麗にお化粧され、少し微笑まれたようなお顔、髪を整えさせていただき故人様がお好きだった藤色のお着物と紺色の羽織を上からお掛けし、ご納棺させていただきました。
「まだ、一回も着たことない着物なんよ。元気になったら着ようと思ってたんかもしれんけん最後に着せてあげられてよかった。」
お柩の綺麗な故人様を見られながらとてもご満足いただけたようでございました。

祭壇はお写真のマフラーのようなピンク色の花を多く飾らせて頂きました。

「母は、お花にはあまり興味がなくって花より団子やったけん『お花はいいわ団子が食べたい。』って言ってるだろうけど、私はお花の色、母らしくていいと思う。ねえ。」
お柩の故人様に話しかけられておられました。

「綺麗な着物に綺麗にお化粧して貰って最後に出来る親孝行だから、綺麗なお花を一杯入れてあげたい。」
お柩には喪主様のお気持ちと、ピンク色を中心としたお花をたくさん入れて差し上げました。
「もっとしてあげたいことはたくさんあった後悔もしてるけど96歳。大往生や。ありがとう。」
喪主様の宣言のようなお言葉が最後のお声がけのお言葉となりご出棺となりました。
冷たい山からの風が吹く晴天の中
「ありがとう。」
と、言われた喪主様の晴れやかな笑顔が忘れられないお式となりました。

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