家族葬エピソード194:「おばあちゃんの帽子を大切な形見に」

藤の花が背景のご遺影写真...
胸元には、ブローチを付けた洋服。
黒のお手製の帽子をかぶられた故人様...
90代の女性でした。
喪主をされたのは、お孫様でした。
「しっかりしている方」というのが私の感じた印象でした。

お柩の中には、青い花柄の着物をお召しの故人様...  
他にはかぼす、日向夏、ニッケの飴玉、そして美味しそうな焼き芋が一緒に納められておりました。
喪主のお孫様が式場で、お一人でお柩の故人様の傍で寄り添っていました。
お伺いした所、故人様のお好きな物ばかりだと言う事でした。

喪主様や、故人の娘様方は、とてもご遺影写真を気に入っている様子でした。
「西寒多神社のふじ祭りによく行っていたんです。今年は中止になり、行けなかったのですが...」と仰っていました。
果物もお好きだったようで、みかんやバナナも一緒にお供えされていました。
特に故人様が「柿」が大好物だったようで、こちらでご準備させていただくと「ありがとうございます!」と大変喜ばれてくださいました。

柿とステーキも一緒にお供えさせていただきました。
ロビーには喪主であるお孫様の結婚式のお写真や、故人様が楽しそうにスイカ割りをされているお写真が飾られていました。
お参りにお見えの方々、ロビーでお写真をゆっくりと見られて、それから故人様の傍へ行き、「着物を着せてもらってー。キレイ」
「洋服もいいけれど、着物もいいなあ。」
そんなお声も聞こえてきました。
故人に寄り添い、思い出話をされて過ごされていました。

お式も終わり...喪主のお孫様よりご挨拶の際では、皆様へお礼のご挨拶。
あと、最後の最後に、故人様へ向け「色々と厳しくしつけられたけれど...私の事を想ってくれての事やったんやね。ありがとう。おばあちゃん、私もこれから頑張るわ!」
私の心にも深く残るお言葉でした。
ご遺影写真の帽子...「この帽子だけは、残しておきたくて。私の形見にしようと思っています」
そう喪主様が教えてくださいました。
故人を心から偲ぶ、温かい気持ちになりました、お別れとなりました。

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