家族葬エピソード18:「いい顔をしてる きれいにしてもらったなぁ」

本日お見送りさせて頂いたのは80代の女性の方でした。

喪主をつとめられたのは甥ご様でした。
事前にご相談にきて頂いたときから、できるだけのことはしてあげたいとおっしゃっておられました。

故人様はとてもお花がお好きだったそうで、お写真の背景をお花から選ぶことに。

桜や胡蝶蘭、マーガレットやひまわりなどたくさんの背景の中から、とても迷われながら水仙のお花を選ばれました。
できあがったご遺影写真をお見せすると、とても気に入って頂け、

「花が好きやったけん良かった」

と喜んで頂けました。

お通夜は30名様のご親族様がお集まりになられ、故人様のお顔を見ながら、

「いい顔をしてる きれいにしてもらったなぁ」

とお声をかけておられました。

ご葬儀は喪主様のご希望により、ナレーション等はあまり入れずに、シンプルに執り行われました。
喪主様や集まられた皆様が、お棺の側に常におられ、故人様にたくさん話しかけながら、開式までのお時間をゆっくりと穏やかに過ごしておられました。

お別れの際には故人様のお好きだった食べ物をお棺の中へ。

「病院にいるときにあんまり食べさせてあげられなくてごめんなぁ」
「向こうでたくさん食べてなぁ」
と、お声をかけておられました。

「花が大好きだったから...」

とお顔のまわりから、お足元までたくさんのお花をいれておられました。

故人様を慕う方々でのとてもあたたなかお見送りでございました。