家族葬エピソード185:「思い思いに手向けられた色とりどりの花」

お子様から曾孫様まで家族全員お揃いの、皆様とびっきりの笑顔に溢れた集合写真の真ん中に写る故人様をご遺影写真に選ばれ、とても素敵なお写真にご家族様の仲の良さが窺え、心あたたまる思いでした。

故人様のお顔を拝見させていただくと、にっこりと微笑まれ今にも起き上がりそうな程にとても安らかに眠るお姿がありました。

ご自宅で倒れられ救急搬送されてから点滴等受ける中で、日に日に順調に回復しておられたという故人様。

「あと2週間位リハビリすれば退院することができると本人は喜んでました。なのに突然『容態が...』って先生から連絡を受けて病院に駆け付けたら、もう意識がないまま旅立ってしまいました...」
「順調に回復してるってことで安心してたんですけどね...」と、やるせない表情で故人様を見つめお話ししてくださったのはご長男様でした。

故人様は90代の女性で、とても明るくいつも笑顔だったとお伺い致しました。
「デイサービスに行くのが唯一の楽しみで、一生懸命回復して『デイサービスに行きたい』って気持ちで頑張ってたと思います。デイサービスでもいつも笑顔の絶えないばあちゃんだってことで人気でした」とお話ししてくださいました。

お孫様・曾孫様が続々とお集まりになり、故人様がデイサービスで作られたという作品や生前よく着られていたというお気に入りのお洋服を「柩に入れてあげたい」と持ってこられ、また、メッセージ付きの折り鶴等をみなさまでたくさんご用意され、それらをお預かりし飾らせていただきました。
そして、甘いものがお好きだった故人様に、大好きだと伺った酒まんじゅうを当社よりお供えさせていただきました。

小さな曾孫様方が元気にはしゃいでいる中、お式が始まるまでの間、故人様のお側の椅子に掛けられ、ずっと祭壇のご遺影写真を見つめ静かに思いを馳せておられた娘様。
「ひとことだけ言いたい」と、お式の中でお別れのお言葉を故人様へ届けられました。
「かあちゃん、最後に会いたかったです...。ゆっくり休んでください」
目に涙を浮かべそう伝えられた後悔が窺えるお姿に、たくさんの想いが伝わってくるようで胸が痛みました。

最後のお別れの時間では、みなさまが用意してくださったお洋服や折り鶴、デイサービスでの作品に大好きな酒まんじゅうをおひとりずつお声掛けされながらお柩に納められました。
「全部入れてあげよう!」「いっぱい入れてあげよう」
の声を合図に、たくさんのお花をお顔まわりからお足元まで溢れんばかりに手向けられました。

曾孫様方は「赤い薔薇入れたい!」「ひまわりがいい!」と故人様に似合うお花を思い思いに選ばれ、綺麗に飾るように手向けられました。
悲しみを和らげてくれる曾孫様方のお姿に皆様の表情は緩み、ご長男様は故人様のお顔に触れ「綺麗になったな」「若返った」と微笑みながらお声を掛けられ、お孫様方も「みんなで頑張るけんな、応援してな」「ありがとう」と次々と声を掛けられ、あたたかく柔らかい雰囲気に包まれました。

ご長男様は、
「私達もこんなちっちゃな家族だけれども、かあちゃんの笑顔と明るさを励みに一致団結して頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。」とご家族皆様に決意を伝えられると皆様頷かれ、故人様の死を通じてご家族のみなさまの絆がより一層強く、深くなったのではと感じました。

安らかな旅立ちでありますようにと皆様で手を合わせ、お柩の蓋を閉じていただき、みなさまご一緒に故人様を霊柩車にお乗せしてくださいました。

娘様は、故人様を霊柩車にお乗せする最後の最後まで故人様のお姿を目に焼き付けるかのように赤くなった目に涙を浮かべながら見つめ続けるお姿がとても印象的でした。

故人様が紡いでこられた皆様全員がお揃いになり、故人様への愛に溢れたお見送りに、故人様はとても幸せな方だなと思うとともに、家族の絆が再確認されたご葬儀となりました。


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