家族葬エピソード163:「天国でも仲良くね」

お花を植えたり手入れをしながら、近所の方々と井戸端会議をするのを楽しみにされていたという故人様。

故人様の大好きな色とりどりのたくさんのお花で埋め尽くされた花祭壇の真ん中で、優しく微笑む故人様の遺影写真の背景もまたお花を選ばれ、祭壇と遺影写真の出来上がりに大変喜んでくださいました。

数年前に認知症を患い、施設に入られていたそうですが、それまでは人のお世話をするのが好きで、お孫様をとても可愛がっておられたとお伺いいたしました。

そのお孫様方は、抱っこしてもらったりおんぶしてもらったりして、よく温泉に連れていってくれたことを今でも鮮明に覚えているとおっしゃっておりました。
故人様のお人柄を窺い知ることができ、お孫様方にとってかけがえのない大きな愛で包んでくれた存在に、心があたたかくなりました。

お式の中でお孫様よりお別れのお言葉がございました。
「ばあちゃんとの思い出は、小さい頃よくお兄ちゃんとケンカして怒られてることでした。いつもばあちゃんはじいちゃんとケンカしよんになんで怒られんといけんの?って思いよったけど、今となってはいい思い出です」と語られると、家族の笑いを誘い和やかな雰囲気に包まれました。

おばあちゃんにいつも遊んでもらったこと...
優しく名前を呼んでくれたこと...
温泉で背中を流してもらったこと...等、
おひとりずつ故人様との楽しかった思い出の日々を語られ「お疲れさまでした」「ありがとう」のお言葉とともに「天国に行ってもじいちゃんとケンカせずに仲良くやってください」と言葉を贈られました。

最後のお花入れの際は、祭壇のお花をお柩から溢れんばかりに手向けられ「綺麗だよ」「綺麗やなぁ」と声を掛けられました。
「母の好きだったもの何だろうねーってピンとこなかったけど、あんこのお菓子をよく食べてたのを思い出して...」と、おはぎにお饅頭、大福にようかんとたくさんご用意されており、和菓子とピッタリなお茶とともにおひとりずつ故人様のお顔の側に入れられ、小さなメモ紙を見せてくれました。
「手紙書いてきたの。入れてもいい?」と遠慮がちにおっしゃられ、「喜ばれますよ、ぜひ!」とお伝えすると、ホッと安心したように故人様へ手向けられました。

「母は自分のことより、人のことを心配するような人でした。実家に帰ると満面の笑みで迎えてくれて『上がって!上がって!』と言って『これ食べて!あれ食べて!』と人の心配ばっかり世話焼きな人で...」と思い出すように微笑まれ故人様を見つめられると「すごく素敵な人でした。これからも幸せでいてほしい」と願われ、皆様の手でお柩の蓋をゆっくり閉じられました。

共に過ごした日々の中で、教えてくださったこと、与えてくださったもの等、故人様のあたたかい愛という宝物はきっとみなさまの心の中に生き続けてゆくことと思います。

これまでの感謝の想いと、これからの故人様の幸せを願う家族の愛で溢れたお別れでございました。

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