家族葬エピソード136:コロナ対策をしてのお別れ

事前相談の時から対応させていただいた喪家様でした。
ご依頼の1週間ほど前にみえられており、私もお式のお手伝いに入らせていただく事になりました。

ご相談時にみえたのは、故人の娘様でした。
一人娘様で、ご主人様と色々とご相談され、
「主人からは、好きなようにして良いからと言われて話して来ました。」と言う、お言葉を
鮮明に覚えていました。

「普通、兄妹が居たら色々と相談して決められるのだけれど...。
私は一人娘なので。主人とはある程度話しています。
相談する相手が主人だけれど、自分の良いように決められるからそれはそれで良かったのかもと思っています」
そのようにお話しされておりました。
喪主も自分が、と仰っておりましたが、ご主人様が喪主をされました。

ご要望では、今、コロナの時期。
密を避けたい。
身内は少ないので儀式は行わない。
お参り来ていただき、皆様には献花をしてもらう。
ご参列という形は取らずにご散会してもらう
というスタイルになりました。

御自宅でご納棺させていただき、会場まで
移動してもらい、献花という形のお別れとなりました。
故人様と共に会場に到着され、故人様を式場に御安置させていただきました。
一緒に来られた娘様から「先日はありがとうございました。」とお言葉を掛けられました。
「私もこんなに急にとは思いませんでした。
ご愁傷様でございます。」と話し、「この時期、病院の面会も出来なくなるので...家に連れて帰ろうかと思っていた矢先...急にこのような事になってしまいました。」と寂しげに話されておりました。

到着されてからは、「父親を1人きりにしてはおけないので。」と、御家族様のどなたかは式場に居てくださいました。暫くすると、お参りの方々も徐々におみえになり対応していただきました。

「この時期なので密は避けたいのです。
時折、アナウンスして頂けますか?あと、
式場後方に父親が描いた水墨画や写真なども観てもらいたいのでアナウンスして欲しいです。」とのご要望でしたので
そのようにさせていただきました。

お別れの日もお時間を限定させていただき、おみえになられた方には献花をしていただきました。
最後に、御家族皆様に献花をしてもらい...
お別れへとなりました。
皆様でお柩いっぱいになる程、お花を手向けていただきました。
喪主のご主人様は奥様へ、「あなたが納得出来るまで...ゆっくりとお別れをさせてもらって納得出来るまでしたらいいよ。」とお言葉を掛けられておりました。
喪主の方のさりげない優しさ。
奥様に掛けるお言葉。
お別れの寂しさの中にも御夫妻の深い愛情を感じました。

ご出棺ののち、大分市葬祭場にて故人様との最後のお別れをされ...火葬炉へと。
点火のボタンを押すのを、戸惑う娘様。
喪主様は横から寄り添い...ポンッと娘様の手により点火ボタンが押されました。

控え室へ皆様で行き、娘様は「こんなお別れで良かったのでしょうか?」と仰っておりましたが、それぞれの想いの中でのお見送り。
私はとても良い形でのお別れが出来たのではないかと感じたお別れでございました。

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