家族葬エピソード133:「納棺に『おー!みちがえたなぁ』」

故人様は、長い闘病生活をされた後、お亡くなりになりました。
故人の奥様と喪主であるご長男さまに、「お見送りをする際に何かご希望はありますか?」とお聞きしました。
すると奥様から、一度も袖を通してないオーダーメイドのスーツがあり、「ぜひキチンと着せて欲しい、その姿を最後目にやきつけときたい!」と、熱心に伝えていただきました。

通夜式の前に納棺師立ち会いのもと、納棺の儀が始まりました。
「一度も袖を通すことがなかったのよ」と何度も寂しそうにつぶやく奥様に、喪主様が「今から着せてくれるよ」と背中をさすりながら小さな声で囁いていました。

濃紺のスーツに、夏使用の小さな花が刺繍されている瑠璃色のネクタイを納棺師によってお召いただきました。
髪も整えられたスーツ姿の故人様をご覧になり、奥様はモチロンのこと周りにいらしたご親族の方達も、「おー!みちがえたなぁ」と大変喜んでいただきました。

最後にお顔のまわりにお花や折り鶴を飾っていただき、故人様のお顔はとてもりりしく、生前と同じいでたちとなりました。
奥様も「すごいねぇ、ずっと納棺師さんを見てたけど、こんなに二人で息を合わせて丁寧にしてくれるんやねぇ、びっくりした。たのんでよかったわ、ホントによかった」と感激され、ありがとうの言葉を何度もいただきました。

儀式も無事に終わり、最後のお花入れの時に、お柩のふたをはずし故人様のお姿を改めて皆様でご覧になり、「いやぁ、眠ってるみたいやな。男前になった」と皆様が口々におっしゃり、その度に奥様はニコニコしながら、ウンウンと嬉しそうにうなずかれてました。
お別れも終わり奥様も喪主様も、最初にお会いしたときよりもお顔が明るくなられた気がしました。

希望通りになって、よかった-、ホントにありがとうと奥様が最後に言って下さり、晴れわたる空の中でのご出棺となりました。

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